冬になるかなしみ色の風がゆく枯れた野原を雪駄で駆けた 君の瞳に震えてる

静かだけれどあたたかい

気持ちが私をくるむから


君の瞳の夜の色

君の瞳の夜の空

君の瞳の夜の雨


やっと気づいたその雫

 ....
沈黙に
横たわって
いる

肉体は熱を持ち

沈黙が
横たわって
いる

遠い水平線を凝視し
空と海の光彩とうねり

鉛色の地が震え揺れ動く時、

静かだ
静けさ、重層 ....
無音の川の側に立っている、辺りは夜のように暗い、だが、夜なのかというとそうではない…なにか異常な理由があって、夜のような闇が演出されているという感じだ、根拠になるようなものはなにもない、ただ、そこ .... 大地、割れ裂ける

独り人、逃れるすべなく

とどろく雷鳴に

四囲の壁、破壊され

恩寵、落ちて来る

ただ静かさ、開け

新たな次元、与えられ

直観される貴女の内面、 ....
○「多忙」
忙しくしている人は
幸せそうに見える

○「悩み」
若くても悩みはあるんだ!
いや若いからこそあるんだ!

○「マイナンバーカード」
ポイントではなくて
商品券ください ....
  

夢よりも
正しい気持ちを投げ棄てて
ブラックコーヒー好きのあの人


ねぇ、なんで
もっともっとを目指せへん?
くすり指まだ真っ白の白


悪役に
憧れている ....
金星が見えたよ、
暮れゆく空の
透明な青に
輝き出で

それは確かな遠さの刻印だ




燭台の
蝋燭の炎は
ゆらゆら揺れて
聖書は漆黒の闇に
白い枠組みに包まれ現れ

 ....
点は線になって
そして
裾野は広がって
裾野は輝く草原としての
青い営み
わたしたち
純然たるacidだから
溶けるエナメル質
ほら、最後の乳歯は抜けて
鼻先でワルツを踊る
わたし ....
響きあるもの
ただあるもの
意味なき宇宙の
ただあるもの 
響きあるもの
宇宙のあるもの

響きに潜むもの
ただ在るもの
意味超え宇宙の
ただ在るもの
響きあるもの
宇宙に潜む ....
{ルビ銀杏=いちょう}さざめくつめたい朝
靴を片方なくした人影を見た

暗幕の蝶も枯葉に埋もれ
くちびるにもうふれることはなく

寝息のように自転車は
静かに時計を回している

{ル ....
寂滅に真っ赤な薔薇を活けているみたいな東京タワーに夕闇 ふいんきで生きているのでふつくしい


固執した幸福 丸い個室たち


想い着くから着想だと思い付く


夕焼けの友情 多くの青い夜


月はなし いつまでも尽きない話

 ....
遠い遠いシベリアの
極寒の空気をのせて

冬鳥たちがやって来た

街では木枯らしが
木の葉を散らし

フトコロのお札も散らす

裸にされる老木に
わが身を重ね

戦争を
止 ....

今年もまた、私はこの椅子に坐って、紙縒りのように詩を書いている。
緑色の、温度の無い砂漠の中を、両腕で飛ぶようにして。
優しい私。 ちっぽけな私。 私は私に纏わるもので出来ていて、
私は私 ....
薄暗い闇のなかを
自由に躍る
漆黒の闇の切迫
予感しながら
夢はみない、
希望はない、
絶望はない、
ただ此処に留まり
この薄暗い闇の位相に、

自由に躍る



真夜中、 ....
〈埋没、〉しているのだ。

結実しない花に火を注いで天鵞絨に暴き立てる
命を投げ出しても、斑の比重
そのことだけを静かに考え込むように。

ゆうに百年、朔は広がり|値《あたい》を傾けた、虚 ....
愛しい、という感情
愛しい世界、というオドロキ!




アジの開きが店頭に並べられ
幼子は母親が店内で勘定を済ましてくるのを
待っていた
アジの開きを弄りなから、
長らく長らく待 ....
辛くとも 悲しくとも どうして  

私は 生きていく 
 

生まれた からには 生きていく 

そう 考えたら 単純だけど 

 

とっても 辛い時には どうして  
 ....
夜空に 満月 が 光る 

美しい 満月が 光る 

今日限りの 満月が 光る 

 

一瞬の 美 の 満月が 光る 

明日以降 欠けていく 満月 が 光る 

  ....
 僕は積極財政賛成派だけど、政府に無限に国債という名の、貨幣発行をしろというつもりはない、節約すべきところは節約するべきだけど、必要なところには必要なだけの金を出せと言っているだけだ。
 防衛費を増 ....
ぶらんぶらんと
そらをみる
ゆらんゆらんと
くもながれる
つきぬけるあお
あおいでいる
わたしはこれから
いなくなる

あかるみに
あおぞらはなつ
あかるみに
あるものあるもの ....
しまうまの背中のほとりから
ぽとりぽとりと
鳥がしたたり
私は保健室にまたがる
星と星を繋ぐ線の上
補助輪の外れた犬が
がーがーきぃーきぃー吠えている

森を抜けると
海があり
こ ....
○「生きている」
虫も鳥も魚も
自前で生きている

○「大臣」
失言の時だけ話題になる
地味な立場のようだ

○「和牛日本一」
人間がおいしく食うために
精一杯大事に育てられる
 ....
月光が
いまだけ欠けてる満月の
空みあげれば南天の鳥

冬間近
さーって吹いてる夜風なら
月をレモンにみ立ててほほえむ

弱くって
からだがその身を揉みしだき
泣きたいくら ....
青い川の写真をみた
あなたの引き出しにこっそり隠してあった
どこに流れているのかわからない
冷たい夜明けの川だ


(どこか遠くでそれとも耳元で汽笛が聴こえた気がして)


あなたは ....
燃え立つ光、アフリカの太陽
肉を感じ、自らを感じる
愛の交わり、この肉を産み
名もなき通り*1を歩いて歩いて
一足の靴*2、色褪せ輝き

造形され、濃密に 在る


過ぎ行く時に、
 ....
風がいよいよつめたくなってきた
頁をめくるときがきた、と君が言う
ぼくは12頁めの一行めを読む
愛してくれるなら誰でも良かった
乱丁だろうか
次の行は暗く潰れて
愛して良いならだれ ....
優しく、激しく
ひたすら開かれ
しなやかに躍動し

風は吹いて、風に晒され

熱 巡り
肉を、魂を、
熱 貫き

込み上げるものを、
沸き立つものを、
突き止め突き離し

 ....
 乾いたシグナル2は、久しぶりに手ごたえのある詩だった。出来上がったのが、皆既月食の夜だったのには何か意味があるのだろうか、それとも、ただの偶然だろうか。
 昨日に続いて、過去の詩を読み返してみた。 ....
朧月夜さんのおすすめリスト(4208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星月夜- 秋葉竹短歌322-11-15
よるに震える瞳- 秋葉竹自由詩122-11-15
沈黙の思考- ひだかた ...自由詩322-11-14
反動- ホロウ・ ...自由詩2*22-11-14
リアル- ひだかた ...自由詩4*22-11-13
独り言11.13- ホカチャ ...自由詩1*22-11-13
白いうた- 秋葉竹自由詩122-11-13
此処に独りで- ひだかた ...自由詩322-11-12
It’s_raining_cats_and_dogs!- ちぇりこ ...自由詩422-11-12
ヒビキ〇ひびき- ひだかた ...自由詩422-11-12
さまよう地下茎- ただのみ ...自由詩3*22-11-12
風_去りぬ- 秋葉竹短歌122-11-12
気体の思い- 水宮うみ川柳2*22-11-12
立冬に立腹- st自由詩522-11-12
きれいなものたちへ- 由比良 ...自由詩2*22-11-12
独りと自由- ひだかた ...自由詩6*22-11-11
実を窶す- あらい自由詩122-11-11
アジの開き- ひだかた ...自由詩6*22-11-11
太宰_治と言われても __ - ダンテ  ...自由詩222-11-11
満月 - ダンテ  ...自由詩222-11-11
「クレクレ星人の独り言2」- ジム・プ ...散文(批評 ...3*22-11-11
詩の言葉- ひだかた ...自由詩3*22-11-11
しまうまの背中のほとりから- 入間しゅ ...自由詩322-11-11
独り言11.11- ホカチャ ...自由詩1*22-11-11
南天鳥作務衣- 秋葉竹自由詩122-11-11
青い川は流れる- 石瀬琳々自由詩12*22-11-11
ゾーン- ひだかた ...自由詩422-11-10
読書- はるな自由詩422-11-9
永遠の旅人- ひだかた ...自由詩722-11-9
「乾いたシグナル2を書き上げて、後書き」_- ジム・プ ...散文(批評 ...2*22-11-9

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