「私の寺は、中国山地の山中にあり寺のまわりを熊がうろうろするような所にあります。ダムができるときに、住民がたくさんいなくなりました。私の小学校の同級生は十名足らずでした。ところが統合されたスクールバス .... 海を寄せつけない断崖絶壁の島
そこに眠る未来確定知性
完璧なスタンドアロン
そこで
明けない夜と開かれた朝が混ざり合おうとしてる
私たちは命に閉じ込められてる

「振り返らずに聞いて ....
静かさへ 帰っていく
静かさの深淵へと
降り続ける雨に濡れ
次第に方位を失いながら
次第に意識は目醒めながら

あなたを見つけることはない
あなたに達することはない
あらゆる比喩の後ろ ....
雨が降りそうだからこうもりを持っていけ
出がけにそんな言葉をくれた人はもういない

傘のことをこうもりと呼ぶ人はもういない
雨に打たれることを案じる人はもういない
雨に打たれたことのある人は ....
ナポレオン、ヒトラー


二回も助けてやったのに

その恩をわすれて
お前が侵略者になってしまうとは


神がロシアにお怒りになっている


侵略者を許すことは決してない
 ....
年をとったせいか
入院手術をしたせいか
この頃大分弱気になった!
ちょっと問題に直面すると
立ち向かおうとするのではなく
逃げ腰になってしまう
こんなことではいけない!
年をとっても入院 ....
漂うみどりの匂い
空の色まで降り落ちるような
雨の上がった小高い丘の春は
草の上に寝転んで
新緑
の匂いにむせかえる

むずかしく
考える必要はない
夕焼けの空、夕 ....
ぽっと灯りがともるような
そこだけ救われていくような

歩き始めたばかりの幼な子が
強風のなかゆらゆら立っている
生きて、息して、活き活きと
強風のなか立っている

春は生命の胎動と
 ....
春なのに
さみしい歌が聞こえるなんて
いうなよ
風に舞い散る
花びらが落ちたら
その音が
さみしい気がするなんて
いうなよ

まぁ、
春は陽気で
でもさみしい
けどね
 ....
インターネットがなければ私たちは幸せだった?
私たちが死んでたらあの子はまだ生きてた?
そんな問いに意味はないと夢は心に傷をつける
目覚めたら同じ形の人間を探しなさい
上手く見つけられたら ....
澄み渡る空に
哀しみの穴を穿つ

(重層する声の木霊に
向こう側へと突き抜ける
大いなる励ましを得て)

ひかり、ひかり
光は射して

ひかり、ひかり
光は満ちて

哀しみの ....
風が吹く
青空が落ちて来る
ゆるやかに
初めて開かれる瞳のように
巻き込まれる、夢の兆し
うねり透明な時が訪れ
大地から外される、天へのきざはし

此処で踊り此処から突き破る
此処で ....
静けさが
夜底深く
沈んでいく

すべてを受け容れ
すべてを首肯し




窓辺には花が揺れ
均衡を保つ時が
匂い立つ花の香に
震えている
ただただ震えている



 ....
わたしが生きているこの場所は
冷え冷えとした哀しみと
沸騰する歓びと 
あなたの透き通るその声が
夜な夜な交差するところ

離して、離して
遠退けず
ノイズまみれの花が咲く
花咲く脳 ....
いまよりも
やさしい気持ちになりたいな
ひとにやさしいひとになりたい


べつにいま
幸せなのかはわからない
だけど不幸ぶりたくはない


もし僕が
綺麗な鳥なら照れなが ....
暑い日も寒い日も
生きていかなければならない
調子のいいときも悪いときも
生きていかなければならない
ワイフと口論したときも
隣人とトラブルになったときも
生きていかなければならない
病 ....
一歩一歩踏みしめ
登っていく階段の無限
日は照りつけ身体は重く
おまけに心は白昼夢の最中

繰り返される映像がまとわりつく
繰り返される音像が離れない
刻まれる変則的なビート
鳴り響く ....
《愛って書いて(君の名)と読むよ》

ゆび伸ばし
綺麗な冬の空の月
触れて「大好き、姫さま」と泣く





《月の光があたたかいんだよ、ね》

透きとおる
あの ....
運命の人を見うしない
いろんな街を探して歩いた

べつに一人が
辛い訳でもなく
その人に二度と逢えないそれだけが
怖くて
あの頃
どんな目をして
ほかの人のことをみていたのだ ....
蒼く震える手が伸びて来る夜
僕は夢の中にいた、夢の中をさ迷っていた
境を隔てる壁は何処にもなかった
でも神さまは見当たらなかった
しめやかな雨が街路樹を濡らしていき
昼間荒れ狂った海は信じら ....
ひろい町の
狭い世界で暮らしています
今は
今も、ずっと・・・


山々は霞み
あとは人工物しか目に映らず
この
木造アパートメントは
森林で
あった頃の夢をみている
みつ ....
白髪を染めたら
黒髪に戻る
私が生まれた日

まだ何も信じていない
偽りの色で
描いた未来が
美しく見えた

それは黒い魔法の中で
髪を揺らして進むこと

あの頃のように
夜 ....
光と共に
踊る子どもたち
雨のなか
霧のなか
晴れ間を見つけ
あなたがそばに駆けて来るまで

希望の欠片を見つけたよ
絶望の欠片を見つけたよ
ほら、ね
なんとも脆く儚い
永遠は
 ....
○「動きながら考えよう」
ただ考えているだけでは
物事は進展しない
一歩動いてみよう
動いてから考えてみよう
動きながら考えてみよう

○「プーチンショック」
「核のボタン」を押せる独 ....
星空に煌めく
数の論理で死んだ人々

前奏のないヒット曲に
心を毛羽立たせては
うなだれる毎日

萎んだ熱気球は余熱だけを残して
二度とは戻らない

そういえば春
故郷は湿った雪 ....
退屈は体育座り訪ねてる


銅像も想像力をもっている


街灯のような居場所だった記憶


風の中でふいに生まれる 星明かり


ひらがなでかいたてがみがさわがしい
きらびやかな空が 剥がれ落ちて

菫の咲くほとりをたどって
指たちの

踊る環
   ひとつ
      ふたつ
         みっつ

やわらかな綻びから
洩れる調べの
 ....
どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
心の底の廃墟を抱え
ひかりのどけき春日を行く
風はやわらか気は緩み
若芽はピンクに色づいて
永遠に続く平穏が
戦車の木霊を消すかのよう

春が来た、春が来た
恐怖の心の廃墟には
戦車 ....
ペンギンの
夢をみながら濡れている
頰と枕に朝、気がついた



雨音が
安心させてくれている
今夜は嫌じゃない、眠ること


「恋に落ちた
君がバカなんだよ」と言 ....
大町綾音さんのおすすめリスト(4593)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
老師の話- zenyama太 ...自由詩1*22-3-29
purification- mizunomadoka自由詩122-3-29
比喩の回廊- ひだかた ...自由詩622-3-28
蝙蝠- そらの珊 ...自由詩822-3-28
侵略者に下る神罰- st自由詩322-3-28
弱気になってはいけない- zenyama太 ...自由詩2*22-3-28
春告げの歌を- 秋葉竹自由詩122-3-27
春の君- ひだかた ...自由詩422-3-27
光の残像、あのほほえみ- 秋葉竹自由詩122-3-27
眠るあなたを起こしたらまた土曜日が始まる- mizunomadoka自由詩422-3-27
PRESENCE- ひだかた ...自由詩3*22-3-26
初めて開かれる瞳のように- ひだかた ...自由詩722-3-25
顕現- ひだかた ...自由詩322-3-24
わたしが生きているこの場所は- ひだかた ...自由詩6*22-3-23
だからありがとう- 秋葉竹自由詩222-3-22
人生百年- zenyama太 ...自由詩2*22-3-22
無限階段- ひだかた ...自由詩522-3-21
月姫- 秋葉竹自由詩122-3-21
夢の微笑み- 秋葉竹自由詩122-3-21
夢の境界- ひだかた ...自由詩422-3-20
自由詩「アパートのみる夢」2022.03.20(日)- 田中恭平自由詩8*22-3-20
今日の色- ミナト ...自由詩222-3-18
Fog- ひだかた ...自由詩722-3-18
独り言3.18- zenyama太 ...自由詩3*22-3-18
寝たきり- TwoRivers自由詩6*22-3-17
たてがみにさわる- 水宮うみ川柳4*22-3-15
早春小景- 塔野夏子自由詩11*22-3-15
どよめく夜に- ひだかた ...自由詩822-3-13
春の街(ホームシック・エイリアン・続き)- ひだかた ...自由詩822-3-13
ペンギンの夢- 秋葉竹自由詩222-3-12

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