わたし、女だったのです
月山一天
自分が
突然きれいに感じるときは
かかとを持ち上げ
太ももを感じながら
クシャクシャと
髪などほぐすと
女の
酔った
匂いがします
たまらず
白い肩に
くちびる這わせば
愛しさ香り
否定できず
わたし
ただ女だった
のです
何処までも
女
すぎる
女だったの
です
自由詩
わたし、女だったのです
Copyright
月山一天
2005-01-04 15:45:19