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輪ゴムを弄んでいたら
ぱちんッと弾けて切れた

がまんして がまんして
耐え切れなくなって
もうやめたッ

自分だけの ひとりよがりを抱え込んで
苛むのは やめにした

閉じていた ....
心穏やかなままホロリ生まれた涙の一滴が
遠く千マイル ひこうき雲のわきに落ちて

じきに 光の速度も超えて こちらがわへとやってきます

もし 願うことが許されるなら
誰か街路の電線林まで ....
白いキリンが真夜中にじぃっとこっちを見ている
瞬間を司っているのは彼だったのだ

染み入る群青に抗う力はもう私には残っていなかった
月が青白く光り続けていることに気づいてしまったから

そ ....
(きのう)
晴れた日
顔に両手を当てて
指の隙間からあなたを見たら
胸が痛くなった
そっと手のひらを返したら
日差しがキラキラこぼれてた

宝石みたいな言葉なんて
ひとつもくれたこと ....
50歩進んでは48歩さがってるって感じだ
3歩さがって5歩進む生き方のほうが疲れない筈なのに

誤解もうまない筈なのに

敵もつくらない筈なのに

もう四十なんだから生き方を変えなきゃ ....
 *
季節の隅に置き去りにされた白い砂に刻んだ足跡が
風に運ばれて遠く旅立つ
情熱だけが高く舞い上がり青い空の藍に溶け込んで行く
白い雲の切れ間に漂う残像は
光の露となり
沸き立つ夏に飲まれてし ....
雨がまた、降り出した
水曜の午後
憂鬱なマクドナルド
心臓の様な交差点
右心房、左心室、
左心房、右心室
そこにある血液と営み
規則正しい信号の流れ
ニューロンからシナプスへ
シナプ ....
2本のギターが 
壁に寄りかかり 
ひとつは背後に隠れ
倒れぬように、支えている 

もうひとつは 
傾きながら、立っている 
自分の力であるかのように 
背後の支えに、気づかずに 
 ....
きれいに舗装されていない夜道は
鳥目のわたしには危なっかしく
雨上がりであることも重なって
慣れた道なのにつまづいてしまう


自動販売機にコインを入れ
ミネラルウォーターのボタンを押す ....
彼女と気持ちだけ通じあって

その翌日から鳴きだした

セミが鳴いている

ぼくには妻がいる

彼女には彼がいる

宇宙のからくりのなかで

僕らは愛しあい切なくなる


 ....
寂れた港町に居る
風が唸りを上げて
右の窓から
左の窓へと
飛び込んで来ては抜けて行く
部屋には何も無くて
退屈さえも無くて
何もない部屋の隅っこには無気力だけが転がっている
みんな、風が運んでし ....
                090710


幸福と叫んだら
幸福になった
そうだ
幸福だ
福だ!
福だ!
幸せを忘れた狸の群れが
子狸を探して旅に出る
物語はそのようにして ....
神田方面から三越本店を通り過ぎた
交差点の向こう側が日本橋だ

高速道路が橋の上を覆って景観が
損なわれているとテレビでも書籍
でも当たり前のように言ってるか
らゴチャゴチャ閉塞的な景観に ....
深夜、スタンドの灯りの下で 
古書を開き、ふと顔を上げれば 
暗がりから、祖母の遺影が微笑み 

隣には、先月三途の川を渡って逝った 
富山の伯父の葬儀に行った 
お礼に贈られた 
金箔 ....
                  090709

真っ暗な
点字図書館で
目が覚めた
真っ暗で何も見えない
見えないから
目が無くなった
触れられないから
指が無くなった
怖くて ....
今日も月が出ていない

夢の中で迷わないように
照らしてくれる
君がいない

ぼくの願いをいつも黙って聞いてくれる
無口な君だけど
そっとあの子に伝えてくれる
ほんとは気のいいやつな ....
陰鬱な雨音が窓辺に滲みて
低くつづく唸り声と
さかんな水飛沫とともに
霧中に奔り去る夢の銀輪たち

仄暗い部屋で
目覚めると
突如、
胸に激しい痛みを覚えた

良くない
一日の訪 ....
廃屋となった家の二階で古いペダル式オルガンが泣いているのが聞こえる。

わたしはその隣で寝ていたのに。ごめんね。

家の主はもうきっとそこには帰れない。でも忘れない。忘れない。柔らかな音色。
 ....
 
 
01
冷蔵庫売り場で火遊びをしている少年のシャツは裏返っていて、肌がまぶしい。

02
扇風機の真似をする君が、今日は朝から羽が壊れて、うまく首が振れない。

03
アイロン ....
               090709




薄味がお好みでと
店員さんはにこにこ笑う
目の中に在るのはなんだ
酸漿を膨らましている子供たちに別れを告げて
高尾山に登る
新高 ....
なんとなく眼を見開いたときには
すべからく物事が終わりに向かっていて
今まさに今日を始めようとしている私には
とてつもなくこの空間は不似合いだった

起きてすぐの下がりきった私の声帯が震えて ....
札幌の空のしたにあなたを感じます

ウルムチの空のしたに憎悪を感じます

俺は地球のうえで空を探しています


疑われているひとを許したのは

生き方を貫き通したかったからです

 ....
65億分の1の君へのたった1つの贈り物


2人の間に1000の挿話が出来上がったら、
抱え切れない花束と手作りの指輪を添えて
一枚の誓約書を渡しに行こう


10000を遥かに越える新たな挿話を ....
しあわせとは

現在に探せないものなのでしょうか

こころが不安で痺れていたとしても

しあわせは

誰にでも何処にでも存在すると思うのですが

しあわせとは

シンクロニシテ ....
 
透きとおるような青い瞳を閉じて
月明かりをよそに
思索する空
道標を失った者たちの
無数の悲しみが白い炎をあげて
燃えている



どこにも行けないという絶望を
焚き木にすら ....
             
居間のテーブルに、汗をおびた白い皮膜がひろがり、ひとり
のピンクのビニール手袋は、両手で艶めかしい声をあげた。
一面、ピンとはった空気が、わたしの熱を帯びた息で震える ....
玩具銀行の赤い判子を押した 
福沢諭吉の万札を短冊代わりに 
笹の葉群に吊るします 

夏の涼しい夜風が吹いて 
はたはたはたはた 
数え切れない諭吉さんが
笑います 

時折ちらり ....
真夜中/街灯/無人駅/アスファルトに咲いた白い花

煙草/缶ビール/読みかけの本/錆びて褪せた古い看板

波止場/大観覧車/真っ赤な郵便ポスト

朽ちて行く町/崩れて行く遠い影/消えてしまった風情 ....
どうやら苦手なものに好かれてしまうらしい

人前で話すのはいつまでたっても苦手なままなのに
旧友の結婚式でスピーチを頼まれてみたり
不得手解消と中途半端な意気込みで卒業した英文科の呪いなのか
 ....
抱えきれないほどに大きくなりたかった


青々としたたくさんの細長い波が視界を埋め尽くし
何処まで続いてるのかなんて見当も付かない
涼しい風が吹く頃には黄色く重い稲穂が頭を垂れ
やがて精米 ....
こめさんの自由詩おすすめリスト(4733)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もう戻れない- within自由詩5*09-7-12
青色から、声以外のものを放棄する【純色青色Escape-Ⅱ】- 北街かな自由詩409-7-12
よ、だ、れ- killkirin自由詩209-7-12
曇り空にうたう日- 自由詩3*09-7-12
生き方- 吉岡ペペ ...自由詩409-7-11
四季彩/夏- 遊佐自由詩6*09-7-11
雨と憂鬱とそこに居る事。- プル式自由詩3*09-7-11
ギター_- 服部 剛自由詩409-7-11
つきあそび- あ。自由詩9*09-7-10
セミの記憶- 吉岡ペペ ...自由詩509-7-10
不眠症のうた- 遊佐自由詩8*09-7-10
幸福島の話- あおば自由詩3*09-7-10
日本橋- kauz ...自由詩7+*09-7-9
(_もうひとつの世界_)_- 服部 剛自由詩4*09-7-9
車引き- あおば自由詩7*09-7-9
今日も月が出ていない- within自由詩10*09-7-9
暗い窓辺に_★- atsuchan69自由詩21*09-7-9
オルガン- アサギ自由詩409-7-9
家電物語- たもつ自由詩1009-7-9
いつも少し悲しい- あおば自由詩3*09-7-9
手足と私の境目- uwyeda自由詩309-7-9
虚空- 吉岡ペペ ...自由詩909-7-8
1000の挿話/10000のエピソード- 遊佐自由詩4*09-7-8
しあわせ- 吉岡ペペ ...自由詩309-7-8
白い炎- 乱太郎自由詩23*09-7-8
遠い夢—デッサン- 前田ふむ ...自由詩9*09-7-8
ましろい短冊_- 服部 剛自由詩509-7-8
ノスタルジー- 遊佐自由詩5*09-7-7
好かれるひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*09-7-7
回帰する海- あ。自由詩9*09-7-7

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