すべてのおすすめ
好きとか嫌いとか
関係ない
愛してるとか憎いとか
関心ない
ただ沈む太陽に
欠けて昇る月に
耳にぶつかる風の音に
触り合う草木のざわめきに
もう少しで掴めそうな
永劫に置きざりにされ ....
大切なのは中身なんだって言われても
そんな大層なもん 俺の中には詰まっちゃいないよ
大ホラ吹いて それが崩される前に逃げるのが上手なだけ
俺の心の主成分は嘘とごまかしで出来てます
10 ....
君の残した想い出は
遥か遠く浜茄子咲く北の国で
いつも優しく眩しいほどに輝いて
ここまでおいでと僕の名を呼んでいた
君の残した思い出を
僕は今超えようとしている
越えることなんて考 ....
誰かの悪口
雨と ふみならす 小声で言って
私のにおい
日本語の、あいしてる、を、
あの壁をこえてサ行の庭へ
サクラ サヨナラ シラナイ シ シ
....
ときどき無性に
死ぬほどあまいものを食べてみたくなる
コンビニじゅ買い占めるくらいの量
だけど結局帰るのは千円ぶんくらいで
食べられるのもそのくらいで
というかむしろそれすら途中で飽きる。
....
何度、夢にみては
涙したのでしょう
どれ程の痛みを胸に
歩いてきたのでしょう
差し伸べられた手も
掴むことはなく
ただ、失った光だけを
想いつづけて
幾つ季節が
通り ....
屈めた背中を ゆっくりと伸ばすように
季節は移り変わる
それは水指に潜む 小梅の性
三寒四温の質感を受けいれては ひとり悦に入る
(ああ 春は素敵な季節
(水指の渇望は
(滴り ....
リーズナブルなパスタ店にて
フォークに絡め取られる
スパゲッティの多重螺旋
適量かけるつもりだった
粉チーズのフタを開け
振り掛けるとドバッと
降りしきる粉チーズ
もはやチー ....
自分でうみだした提案に今や
押しつぶされてしまいそうだ
あなたの作戦は成功だよ
素直に負けをみとめよう
大蛇を飲み込んでしまったように
胸がつかえてくるしい
いっそ躰じゅう吐きだ ....
親友のアパートに放火したい
大っ嫌いなあの男に
薔薇を100本送りつけてやりたい
ああ あとついでに
恋人の部屋で死んでみよう
もう全部いらないわ
私は常に仮面を被って生きている。
えへらえへらと笑うことで傷付くことから逃げている。
弱い私は距離を置いて他人と付き合う。
他人へは深入りしない、他人を懐に入れたりはしない。
....
月明かりゆらゆらゆれて
シーツの波間に埋もれた私は
うっすら舟をこぎながら
懐かしい歌口ずさみ
夢の旅路へと出掛けるの
あの人が待つ、遠い彼方へ
叙情の彼方を探るように この岸辺にて
翼を休めるものよ 優しげな日差しと
聞こえ来る 春の訪れを告げる歌声
地に生けしもの総て 目覚めの刹那を夢想する
巡る季節の旋律は いつにもまして ....
聖母のようになり尽くせたなら
もっと楽になれるのだろうか
醜い自分など知りたくはない
なのに そうでなければ生きられない
そんな仕組みらしい
貴方は綺麗ね
戸惑う姿も ムキになる癖 ....
たいようのしずくをあびている
みずいろのかぜ こころをゆらし
ぼくはひとり せかいのはらっぱで
くさのかおりに みをしずませる
もりへゆこう もりへゆこう
どうにもならないそんな日は
....
真夜中にキスをした3時半
朝焼けはすぐそこまで来ている
痛む左腕で
さよならの合図をしたんだ
後ろは
振り向かずに
12時間前を思い出してる
季節外れの風鈴が揺れて
....
やってはいけない
だから
やってはいけない
だからこそ
やってしまった
だからいま
無言で
あなたのことを見ないでいる
あなたには語らない
あなたには知られたくない
わたし ....
ぽかぽかのひだまりに
大好きなキミと2人でぽつり
不思議と音が流れてくるの
たらたらのボクと
ほわほわのキミと
今は只 虚無感で一杯です
今は只 絶望で一杯です
一度掴んだ手を離すことは
罪悪感に苛まれたりはしないのでしょうか
止め処なく流るる涙を
訳も無く流るる涙を
汲み取ってくれ ....
『無償の愛なんかうそっぱちだ
あんたに耐えられるはずはないよ。』
お願いだからほうっておいて。
それよりあたし,いまチョコレートが食べたいの。
買ってく ....
『どうしても,というなら今宵
あなたに未来を見せてあげよう』
あの場所で
あたたかくもないベッドに腰掛けて
いつも手を繋ぎたいと思っていたよ
気まぐれな貴方とわたしは
眠たくなったら眠 ....
じゃあ、いったい何書けってんだよ。
取り敢えず何か書けよ。
人任せっすか?
はい。だから何?
じゃあさ。オリエンタルラジオとかパクッていい?
はいだめー禁止。
え、それ ....
陽炎ゆらめく金の砂子
彩雲は海風に吹き乱れ
てのひらに燃え立つストレリッチア
放った水際 横なぎにさらわれる
あの辺を転がってく
サクラ紙みたいな柔らかいの
さっき2人で食べた
カッ ....
何も考えられません
何もわかりません
何もしたくありません
何も思い出せません
きっと私は健全で
きっと世間は穏やかで
何も考えずとも
生きられるからなのですが
....
疲れてピアノが寝ていた
狭いピアノだったので
添い寝をすることもできた
やがて、か
間もなく、か
多分それくらいのことだろう
僕であることを間違えた僕を乗せて
草の列車が発車する ....
窓の下を通るとき
灯りのともるのを見て安堵する
ただそれだけで
暖かいきもちになれた
あの人が ただ一瞬
振り向いてくれたと思ったのは気のせいですか
確かにあの時
隣にいたのは私なの ....
ねぇ あなたとあたしの間には
運命なんてものあったのかしら?
ただ互いに気が合って
ただ互いに寄り沿って
ただ今日別れてしまう
それだけの仲じゃない
運命なんて信じてないあたしだから
....
灰色にくすんだ町で
お前は生まれた
まだ肌寒い早春
せわしく走る 野ねずみの
存在のように
ひっそり生まれた
野原の真白な花も
あでやかな 垣根の緋薔薇も
お前の瞳を待ち焦がれ
....
甘い香りを予感させる小さな箱
赤いリボンが可愛らしくて
君の笑顔はいつも素敵で
両手で受け取るファミマの小箱
でも…何故か心に残るわだかまり
それは君が他の男友だちにも
同じ小箱を ....
あぁ、この憎しみを
心に散在した斑を
いかにして叶えるか
いかにして逃げ切るか
一人遊びに
慣れすぎると
うまくいかない時
いけないなぁ
あぁ、いけないよ
....
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