すべてのおすすめ
あなたの声がこだまする
力になりたくても
僕には何もできないんだと
少し悲しくなりました
電波にノってトべたらいいのに
柔かく
優しく
包んで
そっと
触れて
安らぎ
ゆるり
時流れ
微笑を
尋ねて
祈って
待ちて
大事なものには形が無い
無いものを確かめようともがく
心はあるか?
心は見えない
心はさわれない
心が無いと思う人はいない
大事なものには形が無い
無いものをほしがって今日も泣く ....
あなたは私を撫で
「猫みたい」と言った
私はあなたに撫でられるのが好きで
ただなんとなく聞いていた
あなたには私より愛している人がいるの知っていて
温かい手が伸びるのを待 ....
自殺が話題にされると
じぶんの引き出しに
自殺が入り込んで来る
まさかじぶんが
そんなこと
今は有り得ない
この実感が曖昧なことに
しばらくして気づく
自殺よ、忍び寄らないで
....
何故生きるかって?
目の前を覆う
すべての霧を射抜いた
明日という、夢の為さ
正しい答えを選ばなければ
君は名前を失うだろう
詩を書こうなんていうのだから
さぞかし自信があるんだろう?
ここは平らなマムシの背骨で
掃き清められた黒い山脈
水の流れる音ばかりが
....
花びらを口に含む
美しさを
儚さを
自分のものにするため
理解するため
永遠の貝がら
柔らかく張りのある
食べられることもなく
散りゆく姿を
傍観しているのは
狂い咲きはじめた ....
side A
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夏みかんの色彩
まばらに宇宙は羽毛に反射して
僕たちのミクロは誰かのマクロ
ヴォルテールだって苦笑してる
夏みかんの潮騒
冬になっても春になってもここで
あなた ....
固い地面を蹴って足早に
バス停へと向かう襟元に
僕が贈ったマフラーが
暖かい空気を孕んでいる
声も手紙も届かない
それほど遠い場所に立って
あなたがどうしているかを
こんなにも気にし ....
思いをたぎらし
苦しくても
前に突き進む
将来の為に
誓いの言葉を
忘れずに
もう一度チャンスをと
願ったあの頃
諦めないで
自分を信じて
皆の幸せの為に
自分の幸せの為 ....
小学校四年生くらいの頃だっただろうか
クラスで紙飛行機が大ブームになった
授業が終わると男の子は一斉に折り紙を取り出し
思い思いの折り方で様々な形の飛行機を作り
外に飛ばすと先生に叱られるので ....
黒い河の向こうを
電車の明かりが渡ってゆく
あと6時間もすれば
この街は放射冷却で煙れるだろう
置き去りにしたのは
ぼくの心、それともきみの心のほうなのか
あの電車 ....
すべてを失ったはずだった
あれから家に辿りつくまで幾度と無く転んでしまい
死装束にと亡き父に誂えてもらったリクルートスーツ着てきたのに
あちこちに鍵裂きを作ってしまった
死への船出がこ ....
君の願いは僕の夢
君の喜びは僕の楽しみ
太陽が与えてくれたものだから
小鳥が聞かせてくれたものだから
君の泣き声は僕の涙
君の怒りは僕のいたらなさ
月に落としてしまったもの ....
雲が割れた
眩しい
手をかざした
光が
真っ白い
微笑む君に
そこにいるもの皆魅了された、
君の言葉は
柔らかな光りに
反射して銀色のモビールのように
中空をキラキラ漂い
君のまなざしは
柔らかな光を讃えて
その場にある
生 ....
疲れてしまった
身体をあたためて
きずつけられた
プライドを修復する
神様はいるのかいないのか
どちらにしても僕たちに
都合よく現れるスーパーヒーローではない
だからといって感謝は忘 ....
プリズムを
とおしたひかりは
なめらかな
グラデーション
うつろう色みを取り出して
あか き みどり と
括ってしまえば
そのなめらかさは失われ
大雑把さに囲われる
そん ....
希望は与えられている
悲しみは与えられている
ショパンを練習している
テンポの変わるところが
音がほどけてしまってながれない
おなじところで音もわれる
灰色の街で
....
暗中模索の日々のなかを
わたしはきょうも
わたしはあしたも
きょうという日々を生きるだろう
ひとの夢がわたしの夢に沿わないとき
わたしはそのひとを
愚かだと決め ....
結晶する 耳元を過ぎる速い風
二人から 切り離されていく運命
共有した 時間が遠ざかっていくと
無理して 笑っていたのかと疑心暗鬼
光のさす場所を突き止めて
香りの漂う源を追い求めて
....
陽の光が徐々に弱まり
空気も冷たくなって
そろそろ冬が来るのだと気付く
一人に慣れている私でも
この季節は人恋しい
人混みに紛れてみても
近くのコンビニの
おでんを求めてみても
寂しい ....
僕とは繋がっていない
世界中を止めどなく
流れる/溢れる情報なんて
信じられない
新しいセオリーなんて
存在したこと
あったのだろうか
すべては既視感に
満ちていて
それは瑞 ....
犬や猿などを連れて、鬼ヶ島へ向かう桃太郎御一行。
舟を漕いで海へ出る。その直前のシーン。
1匹の亀が桃太郎に近寄ってきました。
亀:「桃太郎さん、ももたろさん。いまなら、きびだんご ....
少女のような
その逆のような
真ん中かも知れない
だけど男ではない
助けを呼んでいる
キュンキュンきてる
アマリア・ロドリゲスの
歌声は無垢な群れ
路面の電車、壁と見まがう ....
鬱蒼とした樹木の間から
黒い月が煌々と光る
青い空が見える。
しかし、決して昼間ではない。
ここで飛ぶ鳥は梟であるし、
地面には野鼠どもが
異様に光る目をこちらに向けている。
自 ....
かつて薔薇のように美しかった
5月生まれのお婆さんは
先週、深夜にベッドからずり落ちて
車椅子にも乗れずに足掻いていました
かつてメディアの第一線で
活躍していたお爺さんは
....
突然話しかけられたら 心臓が泣いてしまうでしょ
その前に止めておかなくちゃね 大丈夫一人でやれるわ
あなたはきっと私が また迷ってしまうからって言うけど
もうきっとあなたとじゃなくても ....
その石はまるで子宮のように
あの日 交わったときから
じっと守り続けた
ゆだるような潮風からも
氷点下の吹雪からも
じっと路傍で待ち続けた
ただじっと砕かれる日を
穿たれる時を
自らが ....
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