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そして皮膚が脱げていく
鳥になって
JRの中にすごいあふれて
ホームのドアが開くたびに散らばって
ぶわっとなりながら
短い永遠とたましいを乗り換え
不安と怒りは眠りと平坦な祈りに ....
もしもわたしがあなたに

すべてをわたしていたとしたら

あなたはあのこをあいさなかった?

もしもわたしがだれより

あなたをあいするといったなら

あなたはそばにいてくれた ....
こころ秘かにそう呼んでいた

――温泉宿ではなく海辺の一軒家を

灰褐色をした雑木林と
露出した山肌が囲み、
いつからか戻らなくなった主の代わりに
月に一度か二度、ぶらり現れては泊まって ....
沙漠。人たる飛沫の色と喘ぐ口
そして些少の水、忽ち陽も声なき砂に埋もれ
凛として立ちつづけた女の淡い影
匂い燻る、榴弾の転がる塹壕を後に

夜の静寂が痩せた躯(むくろ)を晒して
番いの命、 ....
辛いけど
仕事を
勉強を

友達は
遊べと
言うけど

美酒は
後に
取って置く

負けたくない
マージャンしよう
カラオケ行こう
と言うけれど

時間がない
遊び ....
{引用=

  ? あの頃が来た


扉を開けると
土砂降りの雨の中に
あの頃が立っていた

あの頃とは違って見えたが
私には直感ですぐに解ったのだった

成熟した女性の姿のあ ....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす

ひくことも
さることも
 ....
チョロチョロねずみ
うろうろ犬
パチパチ初雪
ジュウジュウ焼鳥

ジャカジャカ音楽
ヒーターぼんぼん
ぐつぐつお鍋もの
ピーターぱんぱん

うとうとコックン
寒いの寒いの飛んでけ ....
「迷っていたけれど
そういうふうに
生きていく事にしました」

密やかな決意を
胸の中で繰り返し
そこへ行き着いた
あなたの思いに対し

親指は言葉を探せなくて
携帯電話を閉じまし ....
                    081229
かいかいと
かいかい
かろり
かるり
かまんだるの部屋
かるがる石の布団部屋
みだたないよかんのふすまに
みらじらせを描く
 ....
天を見上げると
白い花
なぜ泣いているのか
菊の花

地を見ると
黒い土
なぜ泣いているのか
花吹雪

雪は降りぬ
自然に溶け込み
体を白く染めぬく
楽しく回って踊る。

 ....
ガラスを吸って
墜落した
ひな雪

ブランと降りた
眼が
かかと見上げてる

時を割る氷
血脈に浮かべて

月の光に
波とかざす
               081226




1939年製の並四ラジオをレストアし
ケータイ化も出来たので
朗読イベントの小道具に試用した
お客様は好意的で
耳を澄まして聴いて ....
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
私がまだサンタクロースを信じていた頃
父方の祖母と同居していて
私たち兄弟の面倒をみてくれていた
今にして思えば幼さ故とは言え
彼女には随分と理不尽ことしでかしたものだと悔いる

それなり ....
冬の辞書には
牙が満ちている

燃えようとして
生きようと、
して

裏も表もなく
ただ、それゆえに
いたわりがたい
鋭さが
ある

つめたさに似た
熱量、として
 ....
そして去年
飯島愛の上にも雪が降り

今年
小菅刑務所にも雪は積もり

来年も再来年も
ブロック塀のうえで裸足をぶらぶらしてるみなし子の上に
毛布の無い家の壊れた屋根に
 ....
街は赤や緑の華やかな祭り
誰もが今夜の楽しいひとときのために
いくつもの贈り物を抱えている
せわしく行きかう人の群れ
皆それぞれ待っている人がいる

どこかで流れてるクリスマスソング
僕 ....
大空という言葉は不思議ね
小さい空もあるみたいね

青空という言葉も不思議ね
緑色の空もあるみたいね

夕焼けには小焼けがある
青にも青の他に群青がある

小さな星には小さな空がある ....
               081218

古道具店に立ち寄ってみたら
昭和初期のラジオがあって
古民具のような顔をして
お雛様を見つめてた

並四ラジオを探す
メーカーものは
マ ....
なかなか上手に出来た
僕が発明したタイムマシン
きっと恐竜をつれて
帰ってくるんだ
世界中が大興奮で
いろんな取材を受けて
一躍有名人
お金をたくさん貰っても
それでまた冒険に出て
 ....
            081214



今日もよく晴れている
年末不況の寒さも増して
侍といえども無役の身
30俵二人扶持の昔を偲び
忸怩たる思いを胸に
内職の傘貼り、だるま貼り ....
闇の随にGet It On  髪をかきあげ さぁ行こう
先頭に立つ超百鬼夜行 妖気溢れて しゃなりしゃなり

 異類異形の大魔神 束ね 艶やかに列島縦断Delight Night
 脳内の映像 ....
君のことを描くたびに
ひとつずつ言葉を失っていった
すっかり軽くなった水彩箱には
たったひとつの「ありがとう」が
隅にこびりついて震えている

―――ありがとう。

それだけで ....
パテル・パトルム――
即ち、パパだ。

今日もパパは二日酔いで、
おまえたちはバレエを観に行ったけど
そんな日曜日の真昼間から
男が家にたった一人、瞑想に耽る

深潭たる無意識の下層へ ....
{引用=





蕾の温度の
貴女の愛



花びらを
散らすように
こぼれる

紅の 白の 黄の 紫の
言葉 透明の雫



 あの日
 雨の中を
 歩 ....
 くだらない思い込みが
 メロディーに変わる
 歌になる
 そして
 想いに熱がこもる

 どんなに素晴らしい理屈も
 熱のないものは
 パズルみたいなものだ
 ドアを開けて出た道端 ....
幹線道路を渡ったら
もうペダルを踏まなくても
なだらかに坂を滑り
海に向かう

港町で生まれて
港町で暮らしている

潮風で錆びた自転車のホイール
刻んだ文字
いつかは消える 其れ ....
{引用=縦に瞼をひらく半円形の港 回転扉を転がす
いくつもの歳月 このひっかかり具合に画さ
れカサコソ枯葉が散るから 浴槽のなかで手
拭を頭にのせ、石柱はすこしいい気分になる


てんでば ....
  1

姉は、猿が、親を殺している夢を、夜ごと見ては、
目覚める度に、硝子が砕けるように、怯えていた。
地味な窓から、手を伸ばすと、
裏庭の空き地越しに見える、マッチ箱の家たちは、 ....
こめさんの自由詩おすすめリスト(4733)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
1と2- モリマサ ...自由詩1309-1-28
くぅる- 深月アヤ自由詩209-1-24
人妻温泉旅館- atsuchan69自由詩14*09-1-23
蠍座の夜明け_☆- atsuchan69自由詩13*09-1-17
遊びより勉強を- ペポパン ...自由詩8*09-1-15
あの頃の子供- まどろむ ...自由詩4*09-1-13
地上- 砂木自由詩15*09-1-11
ポロポロポロン- ペポパン ...自由詩4*09-1-9
沈黙の質量- 藤原有絵自由詩609-1-6
緋縮緬- あおば自由詩3*08-12-29
雪は降りぬ- ペポパン ...自由詩5*08-12-28
舟シャリン- 砂木自由詩4*08-12-27
R305- あおば自由詩6*08-12-26
偉大なる詩人の歌- atsuchan69自由詩14*08-12-25
つくろうひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-12-25
冬の辞書- 千波 一 ...自由詩8*08-12-25
ポルノスター- モリマサ ...自由詩21+08-12-24
前夜(イヴ)〜今夜はロンリークリスマス〜- 未有花自由詩6*08-12-24
レイリーブルーの秘密- 小池房枝自由詩6*08-12-23
空以外の空- あおば自由詩6*08-12-18
タイムマシン- プル式自由詩3*08-12-16
段差のない家- あおば自由詩3*08-12-16
超百鬼夜行- 北大路京 ...自由詩18*08-12-10
セルリアン- Rin K自由詩2708-12-10
パパの日曜日_☆- atsuchan69自由詩11*08-11-25
花の囁き- まどろむ ...自由詩4*08-11-24
気が多い- 山崎 風 ...自由詩308-11-14
海岸通り- 藤原有絵自由詩608-10-20
アケビ- norif自由詩1208-10-18
黄色の憧憬−デッサン- 前田ふむ ...自由詩19*08-10-7

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