すべてのおすすめ
射し込む陽は斜めに
赤と青が溶け合う
海 漂う船
いちめんの暗闇に
生み落とされた光
焼き消された群集の亡霊
その手の中にあるものは―
西風が掻き消す
赤き蝋燭
勝ち得たもの ....
髪を洗う
シャンプーで
指にまとわりつく 髪
流せば
すべて抜け落ちて
頭蓋骨が現れる
その感触を
確認しながら
両手に少しあまる
この頭蓋骨の中に
詰まる 私
今日を 明日 ....
ならなきゃいけない者になれなかった人がいる
やりたくない事をやらなきゃいけない人がいる
一体この世界は誰を中心に回ってるんだろうなぁ?
なあ、いい加減教えてくれないか?運命とやら
俺達 ....
http://www.geocities.jp/by_kamome/ashitasora.html
画像多用のため、↑のURLまでお願いしたいと思います。
よろしくです。
ある晴れた朝
えたいの知れない物が
空から舞い降りた
それは人の形をした
人で無い者
リトルグレーのような
クールな知性は感じられない
瞬きし ....
ここから
逃げ出したくて
とても
逃げても
そのさきからまた
逃げるのだと
知っているから
私は
だから
ただ抱かれたいだけ
その腕に
つよく
それだけ
それ ....
臆病で小心者な僕だから いい格好なんて君の前だけ
精一杯背伸びして理想の自分 取り繕ってんだよ
キラキラの魔法を使うたびに 背中に走る冷や汗
それでも顔だけはにっこり 余裕の笑みをさ
....
あなたとの通信を遮断する
私は
憎しみを浴びて孤立したい
すずらんの鉢植えを
根元から
引き抜く
踏みにじる
まだ花も咲かせていない
その前に
お前も
そういう運命なの ....
路地でしくしく泣いてる人がいた
黒いマントに身を包んだ
綺麗な銀色の髪をした人だった
気になったので声をかけてみたら
彼は自分を魔王と名乗った
私は魔王を家へと招待した
縁側に座らせて ....
あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。あまい。
アンタは彼女に甘過ぎるのよ。
アンタは動物 ....
小さくてかわいそうな君の窓を
容赦なく風が鳴らす
びくつくな
真っ暗な窓に映った君の部屋には
君でないひとの姿があったのか
君は昼すれ違った人々の
幾百の息の匂いに包まれるような
寝 ....
歯でゆっくり噛み締めると
きゅちー
っと
甘さが湧き出てる
あなたは一体なんなんですか
あ、コンチワ
なたでここ です。
すきとおる春の風が
ぼくを追い越してゆく
何となく息を吸って
両手広げてみたり
そっとすました顔で
となりにいるきみを見てみたり
ほら
ぼくらは
こんなにも自由なんだ
....
それは、微かだった
おもむろに ゆっくりと
そして、微かだった
そろりと 音もなく
わずかに
微か
生きている
せんぱぁい そのしなやかな身体を擦り付けるような
甘い猫なで声が頭にこびり付いて離れない
追い詰めて追い詰めて 泣き出しそうな僕を見て
気持ち良さそうに喉をゴロゴロ鳴らす君は意地悪な笑み
....
あなたが一番きれいだったとき
しがらみの廃墟に靡く 硝煙を仰ぎ
自由とは このことかと
愛しき髑髏ひとつ 胸に抱き 街を彷徨う
あなたが一番きれいだったとき
一枚のルオーに なりたい ....
彼の名前はユンゲラー田中。18歳。
彼には誰にも言えない秘密があった。
彼の家系は正義の覆面レスラー「ハヤブサ」を親子三代にわたって務めてきた。
そしてユンゲラー田中の18歳の誕生日、つい先 ....
あの人を恨むだなんておかどちがい
わざわざ確認するまでもないわ
プライドのない恋なんてとてもできない
だけどそれでも
棘を刺した夜には
心がざわつくの
あの人を恨むなんて
そん ....
前が見えないって そんなの当たり前だろう?
コンパスが示す方角は東西南北だけなんだから
僕らを突き動かす理由はそこら中に散らばってる
あとはその胸に覚悟さえあればいいんだ
だったら歌え ....
二つの空に二つの雲があった
風が吹けば波打って
雲に霞が立ち込めた
二つの空に二つの月があった
大気の澄み渡る晩には
無限の星屑が月を囲んだ
二つの空に二つの陽があった
全ては朱 ....
ひつじを踏んだ 声はなかった
ひつじは足下で ばたばたしていた
ような気がした
「元気かい」とためしに声をかけたが
ひつじはひどく疲れていたか
もしくは踏まれて不機嫌だったのか
答 ....
皮肉なことに
ここ最近で一番肌の調子がいい
あのあと初めて
まともにつくった食事は
美味しくて残せなかった
まだなにも終わっていないのだと
思い知らされた
今日はちょっと食べすぎですよ
快感とか安心とか自由とか甘い物ばっかり
太っちゃいますよ
内面デブになっても知りませんよ?
心に脂肪がくっついて
ブクブクのブヨブヨになっちゃいますよ
そ ....
もしも許されないなら
この瞳を抉り出して捧げますから
貴方の薬指を飾る石にしてください
蝕まれてゆくのはいつも正常な意識ばかりで
何かを伝えようとするたびに奥歯が軋んで
上手く ....
我慢して
我慢して
触れるのを我慢して
話しかけるのを我慢して
眠気を抑えて我慢して
私は貴女を追っている
我慢して
我慢して
問いかけたいのを ....
猫泣き地蔵の前で言葉を忘れる
ゆっくりと羽化する夏蝉
冬の間取っておいた氷柱の結晶
廊下ではしゃぐ君と僕は回想
広場では冥界の方々が踊り狂ってる
金太郎飴のようにどこから ....
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた
なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから
....
1)
一匹目の猫
悪戯っ子
次から次へと悪戯ばかり
飼い主困って苦笑をひとつ
2)
二匹目の猫
人気者
のどをゴロゴロ鳴らして
飼い主喜びにっこり笑う
3)
三匹目の ....
彼はとびきりひねくれ者
いつも皮肉ばっか口にしてる
それでも誰かの前では言えないんだ
反撃されるのが怖いから
やられたらやりかえす事もできない
芸術的な言い訳で自分を慰めれるから
そん ....
大変じゃあ
心にヘドロの津波が流れ込んでくるぞ
ウネウネドロドロした汚いやつが
大変じゃあ
姫は、姫だけは守るのだ
心の中で一番高い塔に登らせるんだ
俺はここで何とか食い止める
....
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