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{引用=↓↓ありがとうございます 一番下から空にむかってお読みください↓↓}
☆
....
中途半端な気持ちで
何かに向かって
それが叶わなかったとしても
泣きたくはならない
真剣な気持ちで
何かに向かって
それが閉ざされたとしたら
心から泣きたくなる
泣きたくなると ....
夜明け前
寒い中
仕事に行く
売れっ子は
引く手あまたの
ご催促
お客様に喜んで貰う為に
汗水垂らして
気を使う
助けてくれ
もう一人では生きてゆけない
遊びが無い
....
少年と少女のささやきが
午後いっぱいの光をあびて
牛になる
と、牛飼いの男がやって来て
どこかに連れて行ってしまう
もう少年も少女の
ささやきはしない
語られる愛と
愛に似たものは
....
飲み屋を出たばかりの
ほてった{ルビ頬=ほほ}を夜風に受けて
改札に入ってゆく
友の背中を見送っていた
気がつくと
「友情」という像の前に
僕は独り立っていた
....
丘の上には
{ルビ幼子=おさなご}を抱くマリア像
周囲で秋風に揺られ
{ルビ頭=こうべ}を{ルビ垂=た}れるススキ達
丘の上から
見渡せば 一面の海
きらきらと日の光が踊る ....
一日の仕事始めにコピーした
今日の日付けの書類には
一枚の{ルビ付箋=ふせん}が貼られていた
「 使ってください 」
向いてなかった職場に{ルビ棄=す}てられて
縁 ....
寒い空気が時を包むようになった
帰る途中に嫌でも見る 茶色くなった秋桜
真赤な枯葉の間にうなだれた
みすぼらしいその花を
私はじっと見つめてた
はら はら はら はら ....
秋の空から声が聞こえてくる
そろそろ交代だね
気が早いね
もう少しいるよ
今年もがんばったね
まあね
白く塗るのがもったいないね
今年はがんばれたよ
....
わたしたちぬけがら
中身なんていらないわね
足してふたりで十分
本当に欲しいのは皮でしょう
内側は暑苦しくて困るわね
ここならそんな心配ないのにね
だめだめ
間違えて ....
小さな足音が耳の横で止まり
「お兄ちゃんはうそつきだ」
と声がします
それはまるで今の心の中を引き裂くように
鋭い声で叫びます
私はただただ
恐ろしくなって
恐ろしく なって
....
星の欠片が
孤独な空を舞っている
異国の空からやってきた
B型肝炎
狼鳴くより
恐ろしく
月に向かって吼えまくり
とうの昔に破った約束
天才は忘れた頃にやって ....
{引用=
一、斜塔
あの塔は
いつ崩れても
おかしくはない
と
その
語りは
誰かにとって
あたらしきを築き
誰かにとって
もはや
壊れたままのかけらで
見えないはず ....
訪れる人の無い部屋の片隅
透明なガラス鉢の中の
私は金魚
一日一度 あなたの声を待っている
「おはよう」
そうしてドアを出て行く音がすると
私の長い一日が始まる ....
ある日突然
サルたちは言葉をもった
それは悲鳴から
あるいは喜びから
それとも恐怖から
悲しみからだったかもしれない
言葉はものすごい勢いで
増えてっいた
感情を細かい部分まで ....
疲れ果て
力が出ない
体が重い
それでも生きている
笑顔でいると
福が来ると言う
マクドナルドのメニューに
スマイル0円と書いてある
困難の時を耐え忍ぶ
そうすれば道は開かれ ....
わたしの中を
夜の明ける方へと飛ぶ
一羽の鳥がいる
同じころ
一羽の鳥の中を
どこまでも墜落する
わたしがいるのだ
その日最初の列車が
古い踏切を通過していく
建物の窓はひとつ
ま ....
メールが便利なのは
こちらの自由に開けられるからかな
それなのに
誰かに
鎖で繋ぎ止められている
そんな気がするのはなぜなんだろう
マンションからいつも見える
走り過ぎてゆく電車の姿
特急列車のような
決してかっこいいボディではないけれど
いつも決まった時間に
道路の上を
右から左へあるいは逆に走ってゆく
マンシ ....
○さん △さん □さん ×さん
ぶつかりあって
スクラムを組めない
日常の僕らの職場
たくさんの言葉で
自分の正しさを伝えるほど
はぐれてゆく
○さん △さん □さん ....
酒に足を取られながら
君と手を繋いで
唄って
雨の匂い
とか言って
笑って
そういえばさっき
笑った顔が
可愛いな
なんて言えないし
言わないんだけど
雨の匂いなんて
....
さあ 行こうじゃないか
あの丘を越えれば
花畑が広がる
さあ 行こうじゃないか
重過ぎる荷物なんか
大切じゃ無いさ
さあ 行こうじゃないか
時計なんて放り出しても
太陽が ....
ピースチーズフォンデュ
おまえがやっとそれ無しで寝れるようになった
おまえのお気に入りのタオルケットは
おまえのアルバムと一緒に
大事にしまっておきます
おまえは
僕の ....
空の青さが遠くなる
秋の朝
それは同時に
山の芸術が近くなる
空の光が白くなる
秋の昼
それは同時に
山の葉が輝く
空の光が赤くなる
秋の夕暮れ
それは同時に
山が休むあ ....
早朝に
誰もいない公園で
一人タバコを吸う
涙が出た
ブランコに乗り
高くこぐ
猫がいる
水飲み場
鐘の音
朝霧
空気がやけに冷たい
大木に抱きつく
優しさとは人を信じること
温かい気持ちで素直に接すること
温かい交流はいつまでも繋がる
お互いに幸せになれる
利害や損得なんて関係ない
楽しく気持ちいい関係
....
今
私が学校に向かおうとする時
私と同じような誰かが
学校から帰ってくる
一人ぼっちで泣いている
仲良しの友達と遊んでいる
口げんかしている
夕ご飯を食べてテレビを観ている
飢えに ....
わたしはくま
バニーにも
子猫にもなれなかった
ちょっと可愛くない女の子
だって言われても
好きなのは甘いハチミツ
大きな森の小さな家で
あなたと暮らす夢を見る
わたしはくま
バニー ....
コルクにあわせた
瓶などないのに
飲み ほしたら
捨て去られるだけなのに
杖のように立って
流れていかないように
静かに仕事をしている
歌われないことなど
気にもしない ....
まっかでツヤツヤの唇がにんまり微笑むと
脳内環境は大豊作の映像ではち切れんばかり
醤油の芳ばしいほくほくの栗ごはん
しゃっきり、すっきりまっかなリンゴ
ぷりぷりのさんまはやっぱり苦みばしっ ....
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