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わたしがナミダチョキンを始めたのはいくつの時だったか。
納得がゆかぬことで父に叱られ泣いて、泣いた事でまた叱られもっと泣いて
その泣き方が悪いとまた叱られナミダ涙の悪循環。
いつしか泣いたら ....
暗い廃虚。
僕と走るもうひとつの姿。
あれはもしかして彼なのであろうか?
ふわりと軽く細い体は狭いパイプラインもすり抜けて回りを見渡す
畜生。どうして俺がこんな事しなきゃならないんだ。
....
{引用=お詫びします
彼女と復縁しました
お騒がせしました}
寄せては返す波のように
僕達は寄り添ったり離れたり
そんな二人は星を見る
....
あなたはどうしてこの世界に生まれたの?
そんなのわからない
というか 思い出せない
どうして記憶は消えてしまうの?
やさしいあなた
どんな顔してたっけ?
いつになっても思い出せないの
....
ぼくは詩人
人生には幾度となく
分かれ道があるが
そこで曲がらなければ
前には進まない
今日もまた
朝の散歩をしていると
分かれ道に出会いました
一つは林の中の坂をのぼ ....
{ルビ故郷=ふるさと}に近づく列車
向かいに座った女性は
首のすわりかけた赤子を
前向きに抱えていた
一瞬、驚いたあと
すぐにうつむく仕草は
内腿の{ルビ痣=あざ}を
男子生徒にから ....
リンリン虫の声
時の流れを感じる
ビードロのような儚さ
優しく扱う
無力な自分を嘆き
自分を腹立たしく思う
気持ちばかりが先に立つ
体力が無い
夜中に口笛を吹いて
おこられた ....
カレーライスが食べたかった
あなたと通った高田馬場早稲田通り
夕食にはちょっと早すぎたけど
なにげにカレーライスが食べたくなった
あなたの好きな福神漬けをたっぷり乗せて
おひやをスプーンでか ....
意地悪な夜の妖精が
過去の映像を垣間見せ
胸元を締め付ける
真面目に生きることが
冷笑されてた幼少時代
僕の心は閉じられた
器用に生きることが出来る
友人に違和感 ....
感情が雪崩れをおこした
まいった
こんな夜中だと言うのに
うんざりするほど
夜は長い
赤子が愛に包まれて
眠っている
いずれは誰からも
忘れ去られて行く定め
....
街よりも少し高く
空よりもずっと低い
僕はここにいます
街には今日も
ひとりきりがひしめいていました
あなたがはぐれているのは
海です
僕がきらきらの粒を
あなたのため ....
ぼくは詩人
苦しいときこそ
明るい心
今日もまた
朝の散歩をしていると
優しさに出会いました
苦しいときに
苦しいと言ってしまえば
それは苦しい
苦しいと ....
世界のこのうつくしさを
どうして
うつくしい声でうたうことが
できるだろう?
しわがれ声でうたおう
だみ声でうたおう
つぶれた声で
泣き声でうたおう
ぼくらはきみのことばはしんじな ....
バルタン星人はハサミを千切りとられた
誰に? そう 言われなくともわかる
かのファミリーだ
ハサミといえば鍋だ
ファミリーには鍋がよく似合う
母が鍋奉行を
父がアク代官をこなす
そし ....
自分自身の世界に飽いた
僕の最終形態は
どこまでも続く
自分自身のコピー
確立された世界から
飛び降りることのできない
僕の愚かな戯曲
これ以上上り詰めることも
もう一度最 ....
眠いんだけどなんとか親指を動かして
きみへのメールはとりとめがない
他愛のない
ささやかで
純情で
くすぐったい
支離滅裂な
愛情のつぶつぶ
電波にのって
夜の闇をとぶ
時を告げる鳥がやってきた
蜃気楼のように昼は過ぎ
夜の帳が降りる
すすけた心
渇いた涙
行き先のない情熱
生きること
その難しさ
不器用に今日を過ごす
....
ぼくは詩人
人の情けは人の恩
日のよさは天の恵
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
明るい陽の光は
白い帽子に
光に恵まれ
夢に恵まれ
心 ....
発車ベルが鳴ると
髪の毛が風に笑ったね
誤算だったね
脚の長い女の子の
脚が長くてきれいだったね
「栞」を「おしり」と読んで
男の子がはしゃいでいたね
それはきっと僕だったね
....
アラビアンナイトから
魔法のランプが出てきた。
何に使おうか?
お金かな?
恋愛かな?
仕事かな?
世界一周かな?
ライブかな?
夢が小さいと夢は叶う
夢が多すぎると夢は叶わ ....
千の書物に埋もれたみずたまりが閃光している。
赤ぶどう酒のかおりが溢れるほど、注がれている、
豊穣なページの眼差しは、街路樹の空虚な、
灰色の輪郭を、水色の気泡の空に浮き上がらせてゆく。
その ....
名の無き道に
いつかふたりで
残した足跡を辿る
咲いた椿を
ひと目見たくて
斜陽にそっと
伸ばした指先
溢れた椿に
躊躇うばかり
枝先から
落ちた瞬間
名 ....
人は誰もが大切な人がいる
母親のいない人がいるだろうか
父親のいない人がいるだろうか
大切な人が生きてるとは限らない
亡くなっている場合もあるだろう
でも
必ず誰 ....
物とばかり 向き合う世界 軽いフットワークでかわす僕Sing
パチンコ証券 炸裂 株取引バイブテクノロジー 絶頂到達エコロジー
生態系 犠牲で成り立つ 生きる喜び 屍の山 第六感 研ぎ澄ます
男 ....
ぼくは一般人
どこの世界も奇異に見えるが、
見る自分もまた奇異
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩人に出会いました
その詩人は
詩人でありながら
気持ちに言葉は ....
日本から3時間半、高度に慣れた躰は世界初の時速431キロの風景に晒される。南京ロードに花吹雪は散らない。圧倒的な人ごみが蹴散らす埃が舞う。暗躍するのはスパイではなくスリばかり。資本主義の国で引 ....
ぼくは詩人
失うものがあるということは
それだけ
生み出してきたということ
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩に出会いました
失うものがあるということは
それだけ ....
ぼくは詩人
動けないことと
動かないことは
まったく別なこと
今日もまた
朝の散歩をしていると
防風林に出会いました
均等に並べられた
その杉の木は
まっすぐ
空の ....
海岸に赤い花が咲いていた。
木に咲いていたので
珍しく思い聞いたら
デイゴの花だと言った。
母の日にカーネーションを
買ったら喜んだ。
ついでに活けたら
上手に活けられたね、と言った ....
ただでさえ愛おしくて
死にそうなくらい
壊したくなる寝顔
あの時も あの時も
いつもいつも
てにはいらなかった
隣にはいられなかった
ただでさえこわれもののように
指を触れることさえで ....
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