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 透明な煙が
 流れている部屋の窓を
 右手で閉じる
 閉じた手の
 余った時間が虚しい
 煙の足跡の風が冷たい

 こころの温度を
 回復するまでの間が
 夜を登るように苦しい
 ....
            090223


ブタジエンのブ
ルビジウムのル
デビル雅美のデ
ビルヒコックのビ
ルーチンのル

完成間近なビルディング
完成間近な礼拝堂
完成間近 ....
あのひとから乞われた訳じゃない
成り行きでと言えばそんな感じだった
奥さんよりも私を選んでくれた
そんな幼い優越感が無かったといえば嘘になる

幸せだった頃に家族で訪れた事があると話していた ....
『居なくなる』って自殺みたいだ
其処に並んだ体の良い言葉たちから
『。』を無理矢理剥ぎ取ったような 途端
奇怪さとむず痒さが僕の胸に横たわる
ふてぶてしく
『ほら僕 こんなに……こ〜んなに』 ....
かじかんだ手を
あたためてくれた人はとおく
冷えきった深夜の駅
まばらなひとたち
だれも私をしらない


わたしのことさえ だれもしらない


どんなにののしられても
それを愛に ....
 夜の満月は探せても
 昼の満月は探せない
 
 空の誘惑に騙されて
 雲の誘惑に邪魔されて
 
 雨上がりの
 悩ましげに
 そろそろと晴れた
 空に耳を澄ます
 
 赦しのア ....
大きなバッタ

小さなバッタ

みんな前へ前へと

跳ねたり飛んだり



負けていられるかと

人は彼らの後を追う

枯野を

一方向への大移動

虫にな ....
地下鉄の風に背中を押されて 
階段を下れば 
ホームの端を 
黄色い凸凸道が
何処までもまっすぐに伸びていた 

いたずらな風が 
吹けば 
すぐによろつく私だから 

凸凸道の内 ....
 屈折する
 夜のとばりの
 彼方にみえる
 薄い月
 
 約束とは
 青天の空に飛ぶ
 噴水の滴の煌めきのように
 儚い
 
 約束とは
 終わりへのカウントダウン
 砂漠の ....
まるで作り物のような空を眺めてた。
あの月だってもしかしたらあのビルの屋上から誰かが照らしているのかも知れないな。
人の流れは相変わらずで、それを眺めながらアイツが笑ってた。
地獄の手前まで ....
赤い夕日を浴びたのに
かげだけ黒い、
そのふしぎ。


草木も花も野も山も
おなじくみどりと
呼ばれる、
ふしぎ。



 波の青さにあらわれて
 透きとおってゆく、 ....
  ★

 紅葉した山の宿舎を出ると 頭上を雁が渡った。その哀しげな声は、澄みきった大気にしみ透り、何人をも、氷水を口にしたときの気分にさせる。 
 私はボストンバッグを足元に置き、雁 ....
 マフラー 街の色
 
 信号で止まり 深呼吸



 冬の空を渡る鳥たち
 
 小さくなって何処かへ



 
 青になる
まったくおまえは屈託ない奴だ
食べたと思ったらもう笑っている
もう少し味わえばいいのに
笑い声、雲に吸い込まれ
雨が降ってきた

銀色の滴
みみずくの神様のお出ました
厳かに神 ....
 淡い硝子の底の
 蒼い水溜まりへ
 注がれゆくわたし
 
 なにかをすべてやりつくし
 かたちだけが残った
 透明な輪がいくつも
 浮かぶ水面
 
 もしもそこに
 一輪の花が咲 ....
ピサの斜塔を見てから

頭の中が傾いてしまって

たえず修正しようとする意識が働いている

倒れない限り

傾けば傾くほどいいらしい



小説もしかり

詩も ....
ひよこを食べる猫がいて
あるときひよこが
噛みついた

それからひよこは
猫を食べたり
ときどき親を
食べたりも
する



ひよこをだます猫がいて
おかげでひよこ ....
                  810210


 動きの中に幽かな色がある
 黒々と横たわる大海原に
 一条のきらめきを感じて
  振り仰ぐ東の空に
 微かな朝の気配を感じる

 ....
 孤独とは、本当は独りではなく
 ふたりのあいだに、常に存在する影

 光が闇からうまれるように
 愛も孤独からうまれる

 ぬくもりとは、その孤独が
 幾重にも重なり合いうまれた
  ....
なにも出来ない事をしっている
だから少し
悲しいのだ
そこに居ない自分
そこに伝わらない言葉
私の中で膨らみ始めた小さな声は
ほらすぐ
そのままで消えてしまった
小さな泡の様に渦巻きな ....
あなたがそばにいるだけで
まわりが海に変わる
ほんの少しだけ夜のような
ほんの少しだけミステリアスな海
このまま小さな魚になって
あなたのまわりを漂っていたい


あなたは私の梢を揺ら ....
━聞いてな━

なあなあなあ、あんたほんまにうちのこと好きなん?
どうせまた騙されてるんやないのって、お母ちゃんは笑うねん
けどな、うちはあんたのこと
なんでか知らんけど、信じら ....
 石をみている
 石の奥に映る光をみている
 石の奥に映るわたしをみている
 石の奥に映るわたしの瞳をみている
 石の奥に映るわたしの瞳に映る光をみている

 石とわたしのあいだには
  ....
氷の川を
停められるのは
時の流れにせせらぐ命


 つめたさを
 うたう刹那が底にあり、

 静けさを
 砕く車輪が
 渡りゆくから、

 氷の川は
 停まらない
 ....
何故かあのひともそうだった


年上の素敵な奥様がいて
それなりに幸せな家庭を築いていた
そしてそんな男の軽い浮気心に惚れてしまう女がひとり

初めて出逢ったのは真冬に逆戻りしたような夜 ....
 時折見せる
 あなたのかなしい微笑に
 わたしは茜の放課後をみる
 琥珀に澄んだ
 あなたの真直ぐな瞳のなかに
 わたしはゆらめくさかなの影をみる
 あなたは そう いつもやさしい
  ....
 君は遥かな天を目指す
 一頭の鷲

 孤高なるその瞳
 僅かに夢を携える
 鈍色の爪先

 雨のなかで
 しゃがみ込んでいた肩を
 浚われたわたしは
 
 君とともに昇っていく ....
どこのひとでもない
という私
普通の会話の中
会社での事

不況の中 仕事があったりなかったりで
決まった担当をはずされ
ある仕事をいただいている

慣れている仕事 慣れていない仕事 ....
忙しい日々から逃れ 
疲れた体を暖めようと 
平日の{ルビ人気=ひとけ}少ない温泉で 
頭の上にタオルをのせて 
露天風呂に沈んでいた 

ゆげの立ち昇る 
水面に 
現れては消えてゆ ....
夕暮れだ
一日は終わった、家に帰ろう
胸につまったチョコレートをぶち抜いて
スプーン一杯の金星がとんだ日


子どもの頃、じいさんが言った

『わしはビーナスじゃ』

新しい方向にボケよって
他には何 ....
こめさんの自由詩おすすめリスト(4733)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『決意』- あおい満 ...自由詩6*09-2-23
ブルーデビル- あおば自由詩5*09-2-23
らっかするひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*09-2-22
- きりえし ...自由詩5*09-2-22
2月10日の雪のように- 和歌こゆ ...自由詩7*09-2-22
『満月』- あおい満 ...自由詩5*09-2-21
どぼーん- 杉菜 晃自由詩3*09-2-21
賢治ノ星_- 服部 剛自由詩1209-2-20
『約束』- あおい満 ...自由詩3*09-2-20
Friday's_Flower- BOOKEND自由詩4*09-2-20
ふしぎ- 千波 一 ...自由詩11*09-2-20
_雁- 杉菜 晃自由詩4*09-2-20
赤と青- 山崎 風 ...自由詩109-2-19
神託- あおば自由詩6*09-2-18
『硝子の箱』- あおい満 ...自由詩4*09-2-18
斜塔- 杉菜 晃自由詩4*09-2-18
ひよこ- 千波 一 ...自由詩8*09-2-18
藍色の空- あおば自由詩9*09-2-17
『孤独とぬくもり』- あおい満 ...自由詩3*09-2-17
僕らの。- プル式自由詩9*09-2-17
イマジネーション- 未有花自由詩25*09-2-17
れとろな女。- 遊佐自由詩8*09-2-17
『石の鼓動』- あおい満 ...自由詩7*09-2-16
氷の川- 千波 一 ...自由詩5*09-2-16
螺旋のひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*09-2-15
『父へ〜詩人・上手宰氏へ〜』- あおい満 ...自由詩5*09-2-15
『眼差し』- あおい満 ...自由詩1*09-2-15
フリー- 砂木自由詩7+*09-2-15
泡の鏡_- 服部 剛自由詩1009-2-14
役に立たない言葉- kawa自由詩109-2-14

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