すべてのおすすめ
零れては
消えていく
白い海に溺れていった言葉
伝えかったこと
教えてほしかったこと
霧に包まれたまま
インクに染まるのは
いつも
誤解
明日こそはと願いながらも  ....
 
 
朝起きて、俺
ヘビと戦った
その日はとにかくひどい洪水で
俺の大事にしていたポシェットも流され
銀行などの床も水浸しになり
家の冷蔵庫は野菜室まで水が入り込み
それでも、俺
 ....
                  090718



三日月

常駐!

雷注意報が
茨城県に出ている
関東地方が荒れ模様
スクールバスのエンジンを掛けて
少しだけ暖機して ....
きみに貸した吉本隆明

興味のそぶり感じたから

ぼくらは口実をこさえていた

どうでもいいような混沌に

希望のひかり点滅させていた

掌なんまいかの詩篇をそらんじてみせた

 ....
恋人同士で祇園祭に行くと破局するんだって
昔からそんな噂がまことしやかに流れていた


きみからの誘いを断らなかったのは
おろしたての浴衣に袖を通したかった気持ち半分
別れたらそこまでの縁 ....
できるかなー
じゃなくて
やるの!

今やらずにいつやるのさ
偶然じゃなくて必然的になにもかもが用意されている事への自覚をもつ

運命から愛される事も必要だが
努力が作り上げる足場ほど ....
互いの杯を交わす 
向かいの席で 
微かに瞳の潤む 
その人は呟いた 


(今の僕は、昔より 
 孤独が澄んで来たようです・・・) 


この胸の暗闇には 
ずっ ....
逃げ道は作るものだからね

そんなことに
労力を費やしたくはないからね
逃げ道づくりはごめんだね

あたしゃ職人には
ならないよ



罪も作るものだね

そりゃあ ....
一つ夜を越えたなら
また新しい夜が其処にいて
また一つ越えて行かねばならず
繰り返し
繰り返し
夜を越えて行く内に
新しい年を迎え
それでも新たな夜はやって来て
満たされず
満たし切れない
埋め ....
 
 
やはりカバンが良い
と男は言って
口から出した大きな舌で
炎天下の夏草を刈り始めた

確かにその場所は空地にも見えるけれど
昔、わたしが「草」
という字をたくさん書いた漢字練 ....
たましいの一滴、血の一滴まで
この愛をつらぬいてやるさ

実体のないものに惹かれるのは
実体のないものしか
実体のあるものに繋がっていないから

宇宙のはじまりの名残だろうか

たま ....
まっしろなノートを机に広げ 
補欠の野球少年の絵を描いたら 
スタンドの灯がスポットライトになって 
ノートを照らし出していた 

遺影の中に納まる祖母は 
微笑ましげにこちらをみつめ 
 ....
三つ数えたら、
きみを守るなにかになりたい、と
ひたすらに信じていた
ぼくだった
きみのとなりにいることに
多くの疑問を持たぬまま


三つ数えたら、
きみだけのぼくになろう ....
歩道をのんびり歩く 
背後から 
チェーンの廻る音がして 
端に避けた僕の傍らを 


  SAKAMOTO 

      6


というジャイアンツのTシャツを着て 
後ろ ....
夏休み前の教室で
ぼんやり先生の授業を聞いていた

教室の窓の外では
アブラゼミがうるさいくらいに鳴いていて
授業に集中できない僕の頭の中を
これでもかというほど占領していた

ジージ ....
住処を追われた小鹿のように
今はなき原生林の幻のように
美しい残像だけを (それは一瞬閃く鱗粉のよう)
空へ 大地へ 漂わせて 去る時間は……私は
何者かによって 締め出されたのか
それとも ....
少しだけ冷たいシャワーを浴びて
乾燥したタオルで頭を拭く
拭いきれない残り水はしずくになり
首筋を伝い背骨を沿って落下してゆく


つつ、つう、つう


風ひとつないこんな夜には
 ....
夜の
電車の
少し開いた
窓から、

夜の
多摩川の
水と
森の
匂いが、

染み出した
夜の
小さな
祈りから、

僕と
君が
右と
左の、

熱が
抜け ....
夏の光を受けて 
蜘蛛の巣が
ガラス細工のようにきらめき
萎れた蜘蛛が
捕らわれた羽虫のように
ぶらさがっていた

コントレックスで
乾いた喉を潤し
灼けるような暑気に身をまかせ
 ....
パラパラ
パラと
中途半端に雨が降る

傘を持って行こうか躊躇する
空は薄曇り
天気予報も曇

曖昧なことが
日常には多すぎる

学校では
正解がある問題ばかり
教えられてき ....
大きめなバッグにぶら下げた薄桃色のバッジが揺れている
ちょっと誇らしそうで
それでいてたわいもない気恥ずかしさも感じられ

膨らみかげんにチェックをいれてしまう

どれくらいのひとが知って ....
  *1
宛先の無い便りがポストを探して彷徨っている
剥がれたかけた切手の刻印は遠い町の名が記されている
色褪せた封筒は数え切れない程の皺と手垢にまみれている
同封された写真には笑顔が二つ並んで ....
                  090713



ハンプティーダンプティーが屋根から転がって
芝生の上に座っているよ
猫みたいな顔しているのと
ご注進したのは
EF5861、日立 ....
どのやりかたもまずいが子育てに正しさはない
人生のようなものにも
それがないように
あたしたちにともなう
正義は/悪は
それらの構成とセンスで
角度を変えながら進んでく
冷静でい ....
{引用=「出かけないか。」
「どこへ?」
「過去へ。」
「タイムマシンでも発明したの?」
「まあね。真っ暗な夜があればいいんだ。」

神様は天球に宝石箱をひっくり返し、銀の砂をまいた。
 ....
いわゆる秋葉系のサブカルチャーを楽しめる事は幸せなのか不幸なのか
よくわからないがその分人生を楽しめる要素は多いような気もしないでもない

時々そういったサブカルチャーを楽しんでいる自分を客観的 ....
鏡に映るは頭蓋骨
湯気に煙るアンモナイト

砂場に描いた渦を飲み干し
喉に裂けるは根の無き林檎
音にはならず口惜しき様
無言の放射を裸体に感ず

(命あるものまるでただ
 渇きを ....
来年のこの日を迎えられないことを前提に生きている

死は怖くはないが申し訳ない気持ちが胸に溢れている

あと一年世界平和でも目指して日々を生きようと思う

あとはお任せだ、果報も訃報も生き ....
社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ

清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない

正しいことを振りかざしても、それが伝播しな ....
プライベート
の日記みたいなものを心底必死にねつ造あるいはコンフェッションする
ミクシーとかSNS系の
わりに狭い空間みたいななかに
さまざまなジャンルの人々に公開することについての
その意 ....
こめさんの自由詩おすすめリスト(4733)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
疎通- 乱太郎自由詩12*09-7-18
ヘビと戦う- たもつ自由詩1109-7-18
義務教育- あおば自由詩3*09-7-18
そぶり- 吉岡ペペ ...自由詩509-7-17
こんこんちきちん- あ。自由詩16*09-7-17
マイクチェック_マイクチェック- モリマサ ...自由詩409-7-17
孤独ノ星- 服部 剛自由詩5*09-7-16
絶滅危惧種- 千波 一 ...自由詩4*09-7-16
Libido/熱帯夜を抱く君の矛盾と妥協- 遊佐自由詩6*09-7-15
草刈り- たもつ自由詩709-7-15
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-15
木々の歓声_- 服部 剛自由詩109-7-15
三つ数えたら、- 千波 一 ...自由詩4*09-7-15
野球少年のうた_- 服部 剛自由詩209-7-15
夏の魔法- 未有花自由詩23*09-7-15
原型- きりえし ...自由詩309-7-14
熱帯夜- あ。自由詩14*09-7-14
「夜の」- プル式自由詩5*09-7-14
初夏のコントレックス- within自由詩9*09-7-14
中途ハンパに雨が降る- kauz ...自由詩9*09-7-14
さするひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*09-7-13
迷宮組曲/第4楽章/夜空の涯- 遊佐自由詩7*09-7-13
真空にかすり傷- あおば自由詩5*09-7-13
天国の温度- モリマサ ...自由詩609-7-13
一秒前/月/そして現在- 夏嶋 真 ...自由詩24*09-7-13
メイドin秋葉原- 風見鶏自由詩209-7-13
湯気に煙るアンモナイト- ゆうか自由詩4*09-7-12
Pray_To_A_Foreign_Star...- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-12
季節のように- 吉岡ペペ ...自由詩709-7-12
アイノー- モリマサ ...自由詩609-7-12

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