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あれは風の強い日
鳥たちは身を潜めて
星は口をつぐみ
月が涙を溢して
小さな命が産まれた

静かに響く
祝福の歌
力強く鼓動を刻み
生きている証を記す

温かく差し伸べられる手に ....
上澄みをそっとすくって
綺麗な挨拶をした
下心を揺らさないように
洒落たお世辞を言った

左旋回をしながら
美味しい笑顔を振りまいた
右向け右を向いたまま
爽やかなジョークを投げつ ....
蝸牛のうちで反響する叫びを
押し寄せてくる旋律を
海馬に刻もうと
目を塞ぎ
親指を噛んで
何もかも消えてしまえと
布団にくるまり
瞼の裏の黒い染みを

じっと

足元で
まどろ ....
夜香木
それは
お客様が
くれた木

毎年楽しみに
している。
一夜限りの
癒しをもらう

今年は
3日楽しませてくれた
寒さに弱いけど
室内に入れるのは
はばかる。

 ....
愚かさを主張して あなたに辿り着けない
軽々しく触れないで 泡になってしまう

少しはにかみながら 喉が切り裂かれている、と
口ぱくの懇願 『どうか、気付いて』

あなたは言うわ 「名 ....
目的はあったほうがいい

そのための

道標としての目標はあったほうがいい

そういうことが

しんどいことだと思うひともいるだろう

言葉は個人にとどかない

これを孤独と言 ....
ここは主成分すら不確かな路地裏

行く宛のない罵倒をのせて唾を吐けば
憐れなほどに幸福を願った夜がちらつく

這えば、飾りのメロドラマ
血管のなかを駆けずり回る
負け犬の性、シュプレヒコ ....
無用心さを呪う以前に嫌悪する対象となった自分を嘔吐する
結果を既に予測していた悪知恵、未遂、デカダンスの罪深さ

拝借した顔色で悲劇のポーズ
嗤っていたのは僕か彼か、遅すぎた問題提起を反芻した ....
にごりえの底に潜む
あわぶくが僕なのです
みょうに取り澄ました
ことばが木偶なのです

よどみの中で悶える
あわぶくが僕なのです
おもいを取り逃がした
ことばが癪なのです

こ ....
なぜかしら
私には聞こえてこない
どうしてかしら
あなたには聞こえない

携帯の着信音
サイレントにしてないのに

雨の音が
消しているのね
昨晩の
私たちの小さなすれ違い
排 ....
               091008


カマンダレが
雨の中で
大きな石を持ち上げては
池の中に
ドボンと
音を立てて
投げ込んでいる
音の善し悪しが
彼にとっては
重 ....
風がやんで小雨になっていた

台風がそれたかのようだった

それはつかの間で

街路樹を折り散らかして風が暴れだしていた


明日の出張はなしだな、ガムを噛みながらそう思った

 ....
怒りの拳を
上げよう
骨無しのタコには
ならないで

去勢された
男ばかりの
この世の中に
男の中の男が来たらぬ!

自分の意見を言う事に
はばかりを感じ
感情に振り回される
 ....
かけがえのない友が
生きる場を失い 
追い詰められてゆく 

無慈悲な社会の偶像に 
人波の渦の中で立ち尽くす僕は 
只、拳を握り締めている。 

君に電話するといつも   ....
二十歳すぎの男が
号泣という言葉にふさわしい
滂沱の涙を流して
人目を憚らず泣いていた


その涙は僕には絶対に経験できない

断言出来てしまう自分のこれまでの生きざま
が悲しいの ....
早朝
タイヤチェーンの着脱場を通過
車は
白河から羽鳥湖高原へ疾走する。

すれ違う車両はなく
道路上には数羽のカラスが
カラスはよく肥え
このあたりのもの生りの良さを示す。

態 ....
本屋で居合わせた人の顔を見て
奇遇ですね
と、会釈こそすれ
とりたてて話す事も無く
本の波に逸れていく

濡れそぼった傘の先
伝う雫さえ落ちぬ間に

外は雨
早い台風の予兆をはらん ....
人を想い、国を想い、

世界を想い、心を想う。



この世界は繋がっていて。

私たちはいつだって一つで。





あなた達のその瞳に映る青も、

その耳に触れる風 ....
9月6日と、今日が
僕の誕生日です

誕生日なんて
年に一度あれば充分だけれど
ふえたら、ふえたで
うれしいものですね


あんたさぁ
いっつも いっつも
死にたい、死にたい っ ....
夜香木の
香る夜
疲れた体に
一杯の酒

ロックンロールは
最高
体にムチを
打つ

エンジン全開
さーはりきって行こう
明日もお客様に
喜んでもらう
休憩室の入口に 
逆さに置かれた、左右の靴。 

すれ違いそうになりながら 
互いは離れられないように 
日向で{ルビ時間=とき}を、止めていた。 

(ひとりっきりの靴ほど 
 寂し ....
ぼくは腹を立てない

それはじぶんだからだ

じぶんを比喩して

それは目のまえにあるだけだからだ


ぼくを見つめた誰かの

その追憶をぼくは辿る


どこか遠くで

 ....
朝目覚めて口のなか乾いているのは
どうやら鼻の具合悪いかららしい
それとも流行の風邪でも引いてしまったのかな

人知れず鼾とかかいていたりして

人知れずってのはいかにも寂しいな
鼾うる ....
気が遠くなる程
広い世界で
私は見つけてしまった

繰り返す日々は まるで
アスファルトを転がる水のよう

いつか蒸発するだけ
跡も消えていくのに・・
嗚呼なのに



貴方 ....
                    091006


なによそれ
線香花火に選挙された廃墟の裏庭の片隅の
魔遺跡のことだと
戦中派のお兄ちゃんが教えてくれた
魔遺跡だって
毎夕 ....
私は生物が好きだ
小さい頃
蟻をずっとながめていた
そしてトカゲとお友達

いつの間にかに
植物にのめり込み
母に教えてもらった。
生き物が好きなんです。

だから貴方には
長く ....
蛍光灯のひとけないフロア

コピー機の出力の音

そとの雨が窓をぶっている

指示されたことを

消し込んでいる部下たち

十月の夜が

ほとぼりのさめたような顔をして

 ....
魚な感じの魚が泳いで行って
すれ違いに
自分ってなに?ってって
金色?
赤色?
なんかそんな色で
キラキラじゃ無くって
ギラギラって感じで
瞬いて
眩しくて
眼が痛くって
喧しく ....
週末の三条大橋はちょっとしたお祭りだ
駅から出てくる人と駅に向かう人
遊びに繰り出す人と帰宅途中の人
お酒や香水のにおいが混じりあい
鴨川では小さなジャズライブが行われている


駅に向 ....
摩擦子音+母音の
「す」
を発音する時の
舌先をすり抜ける息の
すがすがしさが好き

破裂子音+母音の
「き」
を発音する時の
喉の奥で突き放す息の
いさぎよさが好き

「すき ....
こめさんの自由詩おすすめリスト(4733)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
また、会いましょう- ミツバチ自由詩4*09-10-9
上下左右前後斜め- nonya自由詩9*09-10-9
光の重み- within自由詩15*09-10-9
小さな喜び- ペポパン ...自由詩5*09-10-9
人魚姫- 黒乃 桜自由詩109-10-8
孤独- 吉岡ペペ ...自由詩809-10-8
アンチテーゼ- 津島自由詩109-10-8
欠損- 津島自由詩109-10-8
あわぶく- nonya自由詩10*09-10-8
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誕生の日- 鈴木陽一 ...自由詩8*09-10-7
アロマチックナイト- ペポパン ...自由詩5*09-10-7
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満ちてゆく- 吉岡ペペ ...自由詩609-10-6
すがるひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*09-10-6
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外為- ペポパン ...自由詩5*09-10-6
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あれだよ- プル式自由詩6*09-10-5
仲秋の名月- あ。自由詩15*09-10-5
「す」+「き」- nonya自由詩20*09-10-5

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