ローマンカモミール
木葉 揺

遮光瓶をのぞくと
オイルが少しと
後悔がいっぱい見えました

私は窓を開けて
フタをとった瓶を掌にのせ
太陽に差し出しました

ほんのひととき
りんごのような香りが
漂って消えました


自由詩 ローマンカモミール Copyright 木葉 揺 2008-08-29 23:06:35
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