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秋の空は澄んでいて
すすきの穂も揺れて
淡い気持ちがどこまでも
流れていき
ぼんやり眺めていると
空は遠くへ遠くへのびていく

私はだんだんだんだん
小さく小さくなっていき
米粒に描 ....
時々スーパーで売られている

アルミでできた鍋焼きうどん

スカスカの天ぷらが入って

賞味期限もまじかだから七十円

炎にパチパチ音を立てて

グツグツ煮立ったアルミの鍋に

 ....
一軒家のブロック塀と道路の間に

はみ出したサボテンたちが

楽しそうにからりと佇む

プラスチックのプランターも割れて

土もほとんどなくなり

とっくの昔に忘れ去られているのに ....
たこ焼きは

少し冷めてから食べる

帰る途中に温もりを

暗闇の中

川沿いの公園

ベンチでつまんでいると

カップルが街灯近くの木の下で抱き合っている

ゆっくりとゆ ....
静かな朝だ

車も走っていなくて

風の音色だけがオーケストラのように

小さくなったり

大きくなったりしていて

皆がそれに耳をすましている

今のうちに買いものをすまして ....
目を閉じて

いろとりどりの

小さな折り紙

小さく小さく折って広げて一息吹けば

真っ白な折り紙鶴一羽

もう一息吹けば

いろとりどりの折り紙鶴が手のひらから溢れて

 ....
これだけ情報が溢れる世の中

私は無意識のうちに検索し

人の噂や点数を気にして

なるべく良いところを選ぼうと苦心する

しかしそれが

私の物事に対する眼差しや

何か危険 ....
うっすらと雨の音

心の殻を指先で

とつとつと叩くような

なにか楽しいことないかなと

マーチがとつとつと

一日雨が降って

夜にやむ

空気を吐き出したくて

 ....
最近私は夜毎

生の人参一本齧っている

皮を剥いて縦に七等分ぐらいに切って

何もつけずに無心に齧り咀嚼する

生ゴミのような味のときも

柿のような淡い甘みのときも

ジガ ....
何も始まらない日々

何も終わらない日々

お風呂の水滴

ぽちゃりぽちゃり

吐き出す日々の空しさ

ごぼごぼごぼご

お風呂は空っぽ

玄関にはスニーカー

一足ひ ....
指でなぞる雲

指先から放たれる感覚は

自由自在に空を飛ぶ鳥のよう

ひゅいと懐かしい風が吹く

雲をなぞったように眉毛をなぞり

瞼を閉じれば暖かい光が

残像を呼び起こし ....
この前山の道で見かけたカラスの死体は

ポトリと落ちていて

なんだかとても温かくて幸せそうな死体であった

私はカラスを不吉や気味が悪いというよりは

小生意気な賢い奴であり

 ....
毎日の安らぎのひととき

熱さが肝心

やかんの蓋がはねるぐらいまで待って

コーヒー大さじ二杯

砂糖大さじ一杯半

マグカップにお湯がはねるぐらいの勢いで注ぎこむ

そこへ ....
窓をあけて空気の入れかえ

皮膚が鳴り鳴りさざめく鳥肌

気持ち良い季節の始まり

けれどもすぐ隣が

美味しくて評判の中華屋さんだから

新鮮な空気と一緒に

香ばしい匂いも ....
たりたりたりと

私の何か少し足りていない

ミリデシリットル分の

たりたりたりが

足早に私のうしろをついてきて

影に交じりながら

陽をよけて

たりたりたりと
 ....
なんにもないから

じゃがいもを剥いて茹でる

そしてつぶしマヨネーズと七味

とろけるチーズも入れて

まぜてこねたら小さくなった

おたまのうらを覗いてもなんにもついていません ....
そこには空き地が広がっていた

小さな空き地ではあったけれど

空の眺めは最高だった

スピスパスパパ

スピスパスパパ

近くの町工場の音が

雲の流れが幼い私を

ベル ....
目を閉じて

瞼の裏で泳ぐ半透明の熱帯魚

朧げな景色

緑に覆われた朽ち果てた遺跡の中で

私はとても柔らかい座布団に座っている

宙には

カップ麺の容器がたくさん浮いてお ....
五、六年前

朝の光に向かって

新鮮な空気と浴びながら

自転車をこいで出勤していると

週に一度は見かける草摘むおばさんがいた

公園にある小さなグランドのフェンスと

舗 ....
清らかな川の水に足を浸していると

冷たくて気持ちいい

足の先に触れる石の声が

沁みこんできて

生まれ変わっていくようで

何も考えずに

河原に転がる大きな石となって
 ....
ゆりうごかす

ちいさなころのぶらんこ

きもちがふわりと

あざやかな

こころのいろ

やわらかなまるみ

ふうせんになって

ふわりふわりと

うくうくよ

 ....
となりのまちから
ひとえき切符を買うより
ぶらぶら歩いて行こうと思ったのが
何かの間違い

閑静な住宅街を歩いていると
だんだん道が狭くなってゆき
家も密集してくる

もとの道を戻ろ ....
もう少しだけ私の人さし指が長かったら

彼女と繋がっていただろうにと

どちらからかかけたのかわからないが

久しぶりだねと携帯電話で話している

今何をしているの

今まで何をし ....
さっきまでここにいたのに

だれもいない

冷たい空気が流れて気持ちが良い

スイカが一切れ置かれていて

がぶりと一口

すうっと目の前がうすれる

だれもいない

とっ ....
氷がとけて

カラカラまわる

扇風機の羽がとんでいく

いくつもいくつもとんでいく

レモンイエローそそぐよ光

玉粒の汗が夏の匂い

浴衣姿が綺麗だねと

寿司屋の前で ....
うすっぺらな私はとにかく
なんでもいいから
そこらじゅうに溢れ落ちている言葉を拾う

うすっぺらな
紙に書かれているセリフを
ぺろりと舌に乗せて
呑み込む

うすっぺらな
スクリー ....
Tシャツを脱いで

じっと目を閉じる

葉葉がそよぎ

緑の光が身体を撫でる

汗がだんだんひいてきて

風がとても気持ち良い

葉葉の音に私の皮膚は

ぴくぴく脈動し
 ....
雨が降る真夜中

傘をさしながら

鈍く光るアスファルトの上

自転車をこぐ

少し力を入れて坂を上り橋を渡っていく

下をのぞくと川は濁り荒々しさに

背筋がざわつく

 ....
楽しそうに笑っていれば楽しくなる
哀しそうに泣いていれば哀しくなる

薄っぺらな安っぽい
電飾で着飾ったフラダンスショー

ハリボテの楽園で目をつぶれば
夕暮れ浜辺で一緒にフラダンス
 ....
道路を歩いていると
クワガタが一匹転がっていた
手のひらに乗せて眺めると
綺麗な姿は無駄がなく音もなく
生きているのか死んでいるのかわからないので
こつこつ指先で叩いてみると

ギザギザ ....
beebeeさんの灰泥軽茶さんおすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
米粒大- 灰泥軽茶自由詩1014-11-21
鍋焼きうどん- 灰泥軽茶自由詩914-9-27
野良サボテン- 灰泥軽茶自由詩1114-9-26
たこ焼きとラブホテル- 灰泥軽茶自由詩814-9-20
台風の間- 灰泥軽茶自由詩714-8-12
折り紙鶴- 灰泥軽茶自由詩1014-7-24
オススメの罠- 灰泥軽茶自由詩1314-7-10
雨と鼻唄マーチ- 灰泥軽茶自由詩714-7-4
人参健康法- 灰泥軽茶自由詩1314-5-28
スニーカーを洗う- 灰泥軽茶自由詩1214-5-18
すじ雲- 灰泥軽茶自由詩13*12-10-9
カラスの死体- 灰泥軽茶自由詩9*12-10-3
インスタントコーヒー牛乳- 灰泥軽茶自由詩10*12-9-27
空気の入れかえ- 灰泥軽茶自由詩5*12-9-25
たりたち- 灰泥軽茶自由詩9*12-9-22
ぽてじゃが夜食- 灰泥軽茶自由詩8*12-9-21
スピスパスパパ- 灰泥軽茶自由詩6*12-9-14
トロピカルな未来- 灰泥軽茶自由詩8*12-9-9
草摘むおばさん- 灰泥軽茶自由詩5*12-9-7
休憩- 灰泥軽茶自由詩16*12-8-30
ぶらんこ- 灰泥軽茶自由詩4*12-8-22
ブロック塀- 灰泥軽茶自由詩6*12-8-14
通話中- 灰泥軽茶自由詩9*12-8-9
一切れのスイカ- 灰泥軽茶自由詩7*12-7-27
レモンイエロー夏- 灰泥軽茶自由詩9*12-7-23
言葉拾い- 灰泥軽茶自由詩8*12-7-17
ヒフミドリ- 灰泥軽茶自由詩8*12-7-15
真夜中の浮上- 灰泥軽茶自由詩7*12-7-12
遠い国のフラダンス- 灰泥軽茶自由詩11*12-7-8
雨の跡- 灰泥軽茶自由詩11*12-7-5

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