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｛引用＝


とてもおなかがすいたので、

おおきく口をあけてみた、

すると小魚たちが、

つぎからつぎへと、

のみこまれていった、

ぼくはくじらだったから、

か　.... ｛引用＝


いくつかの言語がすでに死滅した
午後だった、そして花が散ってい
た、なんの動物のものかわからな
い（おそらく数種類の動物の）い
ろんな部位の骨をあつめて、鑢で
みがいてい　.... ｛引用＝
どこにもいかない、はなれない、といった、皿のうえで
ソーダのゼリーがゆれていて、わたしはなんだかかなし
くなって、すこしだけ涙をながした、冷たくて堅そうに
光っているスプ　.... ｛引用＝

少女はあしあとをのこさなかった、水はけのわるい雨にゆるんだ
校庭をあるくときも、また、うすく雪のつもった歩道のうえをあ
るくときにも、わたしは彼女に聞いてみたことがある、それって
　.... ｛引用＝
ひとつの魂でゆける距離には、限りがあり、人が泣きたくなるときには、
そこにたどりつけないことを既に知らされている、夏の舌を通過する中
央線、転がる発泡酒の空き缶、そのなかには、いくつも　.... ｛引用＝

みなも、
おおきなうねり、
くしゃみを、
すると、
さかなは、
はねる、
おとは、
よろこび、
きみは、
おとなになる、
ずっととおい、
ひるさがり、
から、
　.... ｛引用＝

おともなく
とりがおちている
水色の
ふちの欠けたバケツに
吸殻を捨てる
おわった花火が
ひたされている

夏は、ここで
行き止まりだった






　....

beebeeさんのmugiさんおすすめリスト（7）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
テレビしかみなかったひに、	- mugi	自由詩	5*	14-8-9
残暑	- mugi	自由詩	3	12-8-19
海のゼリー	- mugi	自由詩	7*	12-7-26
わるいこと	- mugi	自由詩	6+*	12-7-23
塩水	- mugi	自由詩	7*	12-6-23
ミナモ	- mugi	自由詩	3*	12-6-8
うたたね	- mugi	自由詩	20*	11-5-20

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