とろり。
時子


ハンドクリームを買いました。

白くてとろりとした液は、

青いラベンダーの香りでした。

波で洗われたガラスのようにぼんやりと光る、

この手であなたに触れたいと思いました。


できればキスをしたい、とも。


自由詩 とろり。 Copyright 時子 2013-10-06 12:57:04
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