不注意でピカルディを
生まれて初めて割ってしまった
その刹那あなたの姿が帰ってきた
絶対に大丈夫と思っていた強化ガラス
この世に絶対なんてないと言いたかったのか

絶対にわたしよりも先には ....
風邪をひいて一日寝ている
よくもこんなに眠れるものだ
寝ては目覚めてまた夢を見る
夢で野垂れ死にしても不思議ではない
見知らぬ旅館に隠れている
ドアが開いたかと思うと風呂上りの子どもが転がり ....
誕生日いがいは
お祝いの日じゃない
なんでもない日が
ずっと
毎日続いているけど
グッと耐えて生きていく

    🌼

私は今
自分という人間を
ふるいにかけて ....
突然雨がふりだした
雨を知らない者はこれを見たらさぞ驚くだろう
空から壊れたように降ってきたものが
こんなにも激しい音をたてて
窓を屋根を道を川を海を山を木を私を打つと

簡単に雨がやまぬ ....
こころの2重螺旋
ことばの2重螺旋

裏階段をのぼって
巻貝の音を聴いた
気がした
不安なひとよ

柄に
アルミホイルを巻くのを
忘れないで
なまぐさい身は
ひとり青く
ナイフでこそげるには
やらわかいから


(らん反射してた
     たしか、
     ....
銃弾の跡がある部屋を自慢されている 恐ろしくひょろ高い  
竹馬に乗って
海水のなくなった海の底を
歩いて行ったムーミンたち

私は歩道橋から
街を見下ろし
長い脚で
椴松や公孫樹の
街路樹を
ひょいひょいまたいで
 ....
辿り着いたこの街で
老いていくのだ
運が良ければ
最後の日まで

そのことが
頭の中ではっきりしていて

どこまでも
美しい
晩秋の遊歩道
あたし世界中を旅するの

大学病院小児科病棟の主
チエちゃんは言う

イチロウにやる!

僕と同い年の女の子
チエちゃんはいつも上から目線

僕は週に一度か二度
グリコのおまけを ....
昔とおんなじだったというのは
本当には少し違っていて

こうだったら良かったのにって
ふたりだった



会えば楽しいけれど
別れたとたんどっと疲れたり、

約束して ....
叔母さんが亡くなった
いとこが
「顔も見てやって」と
お棺のふたを開けてくれる
御顔を覗くと
少しも苦しそうでないので
ホッとして
「おばさん」て小さい声で言って

お葬式には少し慣 ....
死ぬ気でやって死んだ 時折 挫折します

嘘です

いつでも挫折しています

そのうち挫折があたりまえ

嗚呼 挫折こそわが人生わが歌

骨折も痛いが

挫折も痛いああ痛い

坐骨神経痛を略 ....
同行二人 つれづれの空
あたらしい道
いざ行かめやも

同行二人 耳許を
かけすが一羽すれちがう
同行二人 木漏れ日は
形を変えてまた消えて
同行二人 道端の
名もなき花に立ち止まる ....
 久しぶりだよね
 日曜日お父さんと二人でいるの
 何よその目
 なんか警戒してるっぽい
 あ、いっしょにお風呂入ろっか
 なぁんてうっそ冗談
 慌てちゃってかわいいんだから
 え、親を ....
「今」という車窓から 地球を覗き込むと、中心は相変わらず たぎっている
「まいど」という だれかの声は きっと 
腕時計型端末を耳に当てて 
 最新の黄昏方をしている 


黄砂も ....
不機嫌な月に取り残されたまま孤独を抱いてサヨナラ地球 満月の代わりに浴びた女から埃まみれの螺旋階段 愚かな自分を鏡に映す
冷え切ったからだにのこる温もりをさがしてみる
かつて確かにあったその感触を思い出してゆく

暖かい手を心に紡いでみる
たぶん忘れてはいない筈のことばを捜して
記憶を暖 ....
        かなしみが
        かなしみが
        ふってくる
        
        おともなく
        
        しずけさに
 ....
「……解ったか? 」

「 否 何も」

「 感じたか? 」

「 ああ 何かは」

「知りたいか? 」

「それを? それともそれについての知識を? 」

「与えられるのは知 ....
生き恥を晒し合って空が青い 幸せの余韻は漂っていた
静かに訪れる至福の時は
穏やかな心を呼び覚まし
淡い透明の色彩が流れる

珈琲は如何それとも紅茶
ココアに致しましょうか
湯気の立ち込めるカップ
まろやかな香り ....
最後に伝えた言葉が
僕があなたに一番言いたかったことだなんて
間違っても
思ってはいけない

最初に伝えた言葉が
僕があなたに何の構えもなく本音を言ったなんて
間違っても
思ってはいけ ....
濡れたアスファルトに夜が映る
泣いているような夜の顔
ネオンの化粧が滲んで行く

綴った言葉は今朝もまだ濡れていた
光と音/朝のピンで留められたまま
すべての顔が微笑んでいるわけではない
 ....
仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る むしり取られ山積みされた路傍の名も無き草
人は一括りに雑草と呼ぶ けれど 
一本一本取りだし丹念に調べればたいそうな名が有って
いや 持たされて 力芝 車前草 藪枯らし 葛
ああくず 葛餅 葛 ....
等圧線の険しい尾根道を
一気に駆け下りた寒気の精鋭に
容赦なく身体を押えつけられて
また2センチ青空が遠のいた

街路樹の痩せた指先から
次々に零れ落ちた枯葉の巡礼を
容赦なく運動靴 ....
ラジオから
音楽が流れている

朝の光が窓から差し込んで
世界がうんと美しく見える

女らしさや、男らしさが
ちりぢりばらばらに散らばって
混ざり合ったその向こうの
いや何にも混ざり ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(8373)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ある一つの情熱の- もっぷ自由詩11*13-11-24
風邪と悪夢- ただのみ ...自由詩21*13-11-24
【_なんでもない日_】- 泡沫恋歌自由詩18*13-11-24
金銀の雨- 月形半分 ...自由詩613-11-24
螺旋- 梅昆布茶自由詩1213-11-24
檸檬- 平井容子自由詩813-11-24
銃弾の跡がある部屋を自慢されている- 北大路京 ...自由詩613-11-23
彗星が落ちてくる前に- Lucy自由詩16*13-11-23
散歩- Lucy自由詩11*13-11-23
グリコのおまけ- ichirou自由詩10*13-11-22
あのね- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-11-21
お葬式- Lucy自由詩16*13-11-20
死ぬ気でやって死んだ- 北大路京 ...自由詩613-11-20
挫折の人- ただのみ ...自由詩23*13-11-20
山道を行く- 伊織自由詩8*13-11-20
レインボーお父さん- 平瀬たか ...自由詩513-11-20
世界の半分に捧げる歌- るるりら自由詩19*13-11-20
不機嫌な月に取り残されたまま孤独を抱いてサヨナラ地球- 北大路京 ...短歌713-11-19
満月の代わりに浴びた女から埃まみれの螺旋階段- 北大路京 ...短歌213-11-19
ただこころのなかで- 梅昆布茶自由詩1113-11-19
おとのないよるに- 石田とわ自由詩14*13-11-18
問答BROTHERS- ただのみ ...自由詩17*13-11-17
生き恥を晒し合って空が青い- 北大路京 ...自由詩1913-11-17
至福の余韻・・・- tamami自由詩13+13-11-17
最後の言葉- クナリ自由詩4*13-11-17
週末の欠落- ただのみ ...自由詩17*13-11-16
仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る- 北大路京 ...自由詩713-11-16
名も無き人- イナエ自由詩8*13-11-16
子供は風の子_大人は火の子- nonya自由詩25*13-11-16
朝の光- うめバア自由詩12*13-11-16

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