気になることが落ちていました
拾ってみると
心の中に小さな点ができました

小さな点は振動し
私の心はふるえました

ふるえた私の心は
私の意識や無意識を使って
思考や記憶を
言葉 ....
 カーテンを開ければ あたり一面銀世界

「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ....
夜も光が満ちあふれている
というのに何という暗さだ

積乱雲の内に潜んでいた狂気が燃え上がり
炎となってなだれ落ちた北の空
燃え広がる炎は山を飲み込み
夜と昼 夏と冬が入り交じった都会の
 ....
主人公であるなら
殺されてはいけない
最初に殺される被害者は主人公ではないからだ
犯人か探偵であるべきだ
だが誰かが殺されなければ
犯人は犯人たりえず
探偵も登場しないだろう
つまり殺さ ....
髪についた雪を払って
傘も持たずに街を歩けば
見慣れた景色は別世界
眩しいほどの銀世界


ふかぶかと残したはずの足跡も
振り返ればもう微か
念のため確かめてみたけど
両足ともにちゃ ....
光の子供たちが浮遊する緑野に
きっとこころの種もあるのでしょう

跳ねてはしゃいだり転げたり
悪さをして群れている子供たちに混じって
金色の繊毛におおわれてふわりと浮かんでいたり

葉に ....
夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココニイルヨ―」
ふりあおぐと三日月
こないだ見たときは
真っ黒な空の真ん中で
薄笑いの口みたい ....
茶色く煤けて大地にたつ街、アンカラに雨が降る。
僕の過去を濡らし、僕の未来を濡らし、茶色いレンガ色の家並みは、
空に雲を呼び、乾いた大地を濡らすように雨が降る。
アナトリアの計画都市は静かな雨が ....
あれも喰おう これも 
と皿に盛り上げた品々
同じ料金ならば
というケチな根性
ではないのだけれど

食い始めて
ちらっと目に入る隣のテーブル
皿にはサイコロステーキが載っていた
 ....
素足で地球を踏む 瓶の中にとり残された
ピクルスひとつ

蓋が開くのを ただ
待っているだけの日々

見通しが良すぎて
すっぱい孤独

 
 《ピクルス:2013年11月10日》
十六で嫁入りした祖母は
まだ娘だったから
近所の子供達と鞠を突いて遊んでいた
すると 嫁入りした女はもう
そんな遊びをしてはいけないと
誰かの叱る声が聴こえて来たという


春の夜 ....
東京駅構内

3歳ぐらいの男の子が
しまじろうのぬいぐるみを落とす

ハイヒールを履いた女性が
しまじろうをつま先でカスるように蹴飛ばす

20cm程前方に滑るしまじろう

し ....
花柚子を貰った
実家のお向かいの家で
段ボール箱3箱も採れた内
実家でいただき、
そこから、
わたしも鍋いっぱい分けて貰った



柚子は好き
柚子胡椒も好き

柚 ....
ときどき神さまに聞いていると知っていましたか
あれもこれもどうしてなのかなと、なぜですかって
このことはどうか
耳元に聴いてください

記述として
わたしには友達がいるということ
助けて ....
噛みきった舌が嘘をつく 西陽射す放課後の第二音楽室
古びたオルガンが
窓際に押しやられ
やがて来る
粗大ゴミの日を待つ

かつてはだれかしら触れていた鍵盤にも
今ではホコリがかぶり
ただポツンと置かれた佇 ....
誤解していたよ

僕らはよく
人生の節目などと言って
「節目」を何かの区切りみたいに
扱っていたけれど

君たちの節目は
違ったんだね


普通の植物の
成長点は
先端の1カ ....
風尽きてかなしい凪の闇のなか夢を忘れてしまいたくなる おおゆきが降った夜
雲の切れ間で
三日月につかまって
空中ブランコしてたのは
木の葉の舞う頃
行方不明になった黒ネコ

最初は新聞の折り込みチラシ
猫のアップの写真の下に
「飼い猫を ....
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく

遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空 

若くて死ぬことも
老いて生きることも  ....
 
言葉を編み

視線を編む

少しは暖かくなってくれたかな



 
変態がたくさんいて心強い <十年>
もう十年も
好きでいるのですから
あと十年は
好きでいるのでしょう。





<途絶>
報われたいと思ったことはありませんよ
報われてしまったら
そこで終わりです ....
耳鳴りよとおい世界の渦巻よ花降りやまぬ春は まだか

吐瀉物もわたしだったということを忘れてしまいそうになる朝だ

動脈のあたりに鴫がたっていて今年最後の日曜日、はれ

ひとつずつやりたい ....
無料で貰った唐揚げに火が通ってない 伯父さんのお葬式の日に
父に会いに行った
病床で 夢と現のあわいを
ゆっくり行き来している父は
「今○○さんが来て行った」と
仲良くしていた兄の名を言う
その人が亡くなったという事を
お ....
竹はしなる
そして折れる

金属はしなる
そして曲がる

矢の
1本は
3本より
しなりやすく
折れやすい

JIS1級金尺の
1本は
3本より
しなりやすく
曲がりや ....
ことしもあたらしいかなしみがやってくる
それでいいのだと思う

ことしも友が去ってゆく
それはしょうがないこと

遠慮なく時は過ぎひともかわる
すべてをうけいれてはいられない

僕の ....
本末転倒して転倒して前に進んでいる
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心の中の小さな点- ichirou自由詩14*14-1-13
スノーマンと雪だるま- 夏美かを ...自由詩34*14-1-12
クリスマスローズ- イナエ自由詩13*14-1-12
推理小説- ただのみ ...自由詩20*14-1-11
はつ雪さんぽ- 八布自由詩914-1-10
こころの種- 梅昆布茶自由詩22*14-1-10
お月さま- Lucy自由詩24*14-1-9
アンカラの夢- ガンジー自由詩214-1-9
バイキング料理- イナエ自由詩8*14-1-9
素足で地球を踏む- 北大路京 ...自由詩814-1-9
ピクルス- ただのみ ...自由詩31*14-1-8
祖母の記憶- 壮佑自由詩25*14-1-8
しまじろうは大丈夫かい?- ichirou自由詩20+*14-1-8
マーマレード- 鵜飼千代 ...自由詩28*14-1-8
ただしみえる範囲で- もっぷ自由詩314-1-8
噛みきった舌が嘘をつく- 北大路京 ...自由詩414-1-7
冬のオルガン- keigo自由詩1014-1-7
生きるものの術を僕らに教えてくれないか- ichirou自由詩5*14-1-7
夢を‥- もっぷ短歌214-1-7
黒ネコのタンゴ- Lucy自由詩15*14-1-6
飛行模型___(第三稿)- るるりら自由詩26*14-1-6
編む- 殿上 童自由詩23*14-1-6
変態がたくさんいて心強い- 北大路京 ...自由詩714-1-4
十年愛- クナリ自由詩7*14-1-4
2013→2014- 魚住蓮奈短歌11*14-1-4
無料で貰った唐揚げに火が通ってない- 北大路京 ...自由詩514-1-3
牧場- Lucy自由詩18*14-1-3
しなること_折れること_曲がること- ichirou自由詩5*14-1-3
ぱたぱた- 梅昆布茶自由詩2114-1-3
本末転倒して転倒して前に進んでいる- 北大路京 ...自由詩614-1-1

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