どんなに美しい言葉も
   ひと房の桜の花には
   かなわない
   何も語らなくていい
   ただ眺めていよう
   桜の季節を
   ピンクのイルミネーション
    ....
真っ赤な林檎の皮をするり剥きますと
白く瑞々しい果肉が微かに息づいて
頬張れば甘く酸っぱく
口いっぱいに広がっては
心地良く渇きをいやしてくれるのです

そのおんなもまた
高い梢に輝いた ....
割れた木魚から誰かの魂が出ている □報告者/ るるりら -(2013/04/01(Mon) 01:49:27)

このほど発掘された石版には 解読の結果、このように記されていた。


***
なんどとなく残酷な ....
入道雲がたかく盛り上がっていた
あの丘の向こうにぼくらの夏がある

縁側にふたりならんでこしかけて西瓜を食べた

僕が種を飛ばすと君はぼくより遠くへとばそうと
おたふくみたいに頬ふくらまし ....
 
体がうごくとき、心もうごくだろうか?

心がうごくとき、体もうごくだろうか?


あなたに、うごくだろうか?




 
誰が見送っていたのか知らない
わたしは振り向かなかったから
三月の道をざくざく歩いて行ったから
足取り軽くはなかったけど
雪解けの道が歩きにくかったからじゃなく
涙で目の前がいつも曇っていた ....
朝、目が覚めると昼だった。
おかしい。

目の前にアナログな小さな目覚まし時計。
それは短い針が1と2の間くらいを指している。
おかしい。

時計が、ずれている。
電池、変えなきゃいけ ....
ぼくは30代の頃
浴びるように酒を呑んでいたが
二日酔いになったことがない

ぼくは良くお袋の肩を揉んだが
肩こりを経験したことがない

ぼくは殴り合いの喧嘩もしたが
一度として骨折を ....
まだ涙はあるか血は流れるか
何かを忘れてはいないか

誰かを犠牲にしてないか
驕ったつらしてないか
問う事を忘れていないか

ともすれば自分の痛みに埋没して
痛み分けを忘れてほうけてる ....
 風を眺め
風と語り
 風を伝える

もうすぐ名前がなくなる村の
公民館の屋根のてっぺんで

 風を聴き
風と歌い
 風を奏でる

僕は少し錆びついた時間を
飽きもせずにつ ....
     右足が重いと
     おもっていたら
     いつのまにか
     根が生えていた
     しかたがないので
     歩きまわる
     根をおろさずに
  ....
陽がさして思い出に帰る 雲がちぎれて流れる

風はある気配をはらんでいる

君の瞳の中にある感情

配置とバランスが変わってゆく

静かなダイナミズムをもってものごとが動いてゆく


遠くで闇が切り裂か ....
造られたのだ
望んだ訳でもなく
花の像に似せられて
花の代わりに飾られて
その美しさに比べられ

蔑まれては
やがて飽きられ捨てられる
色褪せても尚
枯れることも許されず
土に還る ....
ベルトもなしにジェットコースター乗せられている 走る子供
跳ねる水玉
あのね嬉しい
囁く木漏れ日

クレヨンで塗りつぶす町
溢れだすよパレードの音

遊ぼう路地裏
注ぐチョコレート
あしたまたね
触れ合う影帽子

クレヨン ....
東の山肌の頂きが淡い桃色に染まる
その桃色は歩いて下るかのように
麓へとゆっくりと拡がるさなか

頂きは桃色に重なり橙色に代わり
その色に蒼と紫色が混ざる
そして麓も頂きと同じ色に染まって ....
傾いた樹々の
細い幹
ゆがむ葉脈のような枝
ひとすじごとに
白く吹きつけられた静寂

明け方の雪原に
立ち上がる
無言の者達の息吹

堅く締まった雪を貫き
亡霊のように現れる
 ....
ピピピピピ―――

心のアラームが鳴りだした

頭の中で
コトバたちが
跳ねまわっている

このムズムズ感は
脱皮の前の予兆なのかな

 Are you ready?

変化 ....
ひらひら舞う雪を数えた日
なにより優しい歌が耳に届きました

ひらひら舞う花を数えた日
なにより優しい歌は聞こえなくなりました

あの日生まれた約束は
今も静かに生きています

私の ....
幸せの向く赴きへ加担する

心を描く未聞をより不動に多聞してゆく

自由自在の南極を指南している己に刃向かうことなく

複合をスタッカートに短刀を入れる

幸せの趣く味を香りに吊られて ....
ゆっくりと ひとりで 途を行くひとがいる 夏の立駐で
宙づりのア・ウェア

温度といい
風といい

リネンの海で
かわいく葬って
また、次
こそげおちていく
応じている
わたしたち

かそ
かすか
かすがい ....
消えちゃいたい
消えちゃいたい

融ける雪みたいに
はらはら降る桜のように

誰にも迷惑をかけず
誰も悲しませず
消えてしまいたい

そんな夜もある

だけどわたしは人間で
 ....
骨壷抱きしめ寝落ちるまで酒飲んで泣いている 雨ニモ灼熱ニモ

寒イ風ニモ地震ニモ揺ラガナイ

ヒトニハ依存セズ

アア、ボクモソウナリタカッタンダア、

ヒトヘノ嫉妬ハソウ受ケ入レ

裏切リニハ同情デ対処シ

 ....
何が面白くて
大の男が
キャッチボールなんてやるのだろう

君と僕は
公園の片隅にある鳥篭の中で
黙りこくったまま
ひたすらボールを投げ
ひたすらボールを捕った

君の直球は
 ....
ご存知の方も多かろうが群青は泡沫恋歌さん主催の創作集団である。
メンバーは恋歌さんはじめ空の珊瑚さん木原東子さん為平澪さん十六夜KOKOさん等現フォの女流の粋を集めたまさに梁山泊である。
なかに映 ....
しあわせという言葉に
やたら敏感でした

今朝もさむくて
首をすくめる
花咲いて 桜を想う
目の前で 怒っているこぶしの白が

私をみて
そう思っているはずの
みんな
みんな
 ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(8299)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_桜_】- 泡沫恋歌自由詩14*13-4-2
心の化石- ただのみ ...自由詩25*13-4-1
割れた木魚から誰かの魂が出ている- 北大路京 ...自由詩713-4-1
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- るるりら自由詩12*13-4-1
ぼくらの夏- 梅昆布茶自由詩11*13-4-1
うごくだろうか?- 殿上 童自由詩21*13-3-31
見送り- Lucy自由詩11*13-3-30
異次元マイルーム- 瑠依自由詩213-3-30
ひとつの悲しみ- HAL自由詩8*13-3-30
もう一度孤独になる- 梅昆布茶自由詩13*13-3-30
風見鶏- nonya自由詩19*13-3-30
木々のようには生きられない- 石田とわ自由詩24*13-3-30
陽がさして思い出に帰る- 北大路京 ...自由詩613-3-29
暁の部族- 梅昆布茶自由詩1513-3-28
造花の詩- ただのみ ...自由詩24*13-3-28
ベルトもなしにジェットコースター乗せられている- 北大路京 ...自由詩513-3-28
クレヨンの町- 灰泥軽茶自由詩6*13-3-28
遠回り- HAL自由詩4*13-3-28
野辺- Lucy自由詩13*13-3-28
【_Are_you_ready?_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-3-28
ひかりつなぐとき- Mélodie自由詩413-3-28
前書きから本題の一部_空高く_幸せを掴んでいる- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-3-27
ひと- HAL自由詩7*13-3-27
8- 平井容子自由詩713-3-27
消えちゃいたい- 凪 ちひ ...自由詩913-3-27
骨壷抱きしめ寝落ちるまで酒飲んで泣いている- 北大路京 ...自由詩313-3-26
ボクハ強インダ- 吉岡ペペ ...自由詩1213-3-26
キャッチボール- nonya自由詩16*13-3-26
創作工房「群青」薄紅に染まりし夕暮れ・十六夜KOKO・帰って ...- 梅昆布茶散文(批評 ...11*13-3-26
- 朧月自由詩413-3-26

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