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静かな失望が黒色の気泡を上空へと沈めるころ

空席に向かって話かけるひとがいる

ちいさな声で とぎれ とぎれ
隣の空席に一生懸命 生きるための説明をしている

いずこの街にも聞こえて ....
地下鉄通路階段へ
白い杖を軽やかに 階段の端に触れながら
颯爽と背を伸ばし降りてくる 女性とすれちがう

何と言う事だろう この自分
背を丸め まるで牢獄へでも向かうかのよう

 ....
そらの珊瑚さんの佑木さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地下鉄- 佑木自由詩7*13-9-12
朝の階段- 佑木自由詩3*13-8-30

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