高い所や高級な場所が好きになれなくて

そんなところに行くことはなかった

それはぼくのわがままで

そんなわがままに象徴されるぼく自身が

宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!

 ....
書けないので

書けない と書く

窓の外の嵐のように

こころは散り散り

渦巻いていて なのに

何ひとつ浮かばない夜

言葉を失って

無言のままにのたうちまわる
 ....
雨と風が共謀して
世界を動かそうとしていた
食いちぎられそうな木々が耐えていた

ヒトがつくったものたちは
ごめんなさいとたおれてた

そこへ小さな四輪が
ふらふらふらふら走ってた
 ....
過激動物愛護団体の抗議が怖くてシュールストレミングと猫は中止にしました 入道雲をたたえ
   湿舌を呼びこみ
      晩夏を告げている
つくつくぼうしのひと鳴きを聞く
木陰を濃くした公園の広場

その許で
こどもたちは流れる時に邪念がない
       ....
ねぇ あなたは柿好き?

わたしは嫌いだったんだよ
むかし 田舎から送られてきた
柿を ひとりで食べ過ぎて…
おなか壊して 三日寝込んだ

たかが柿って あなどれないよ

それ ....
えーっと、なんだっけ、
重要な事だった気がする。

一行目になるはずの、
とても明確な一言。

えーっと、なんだっけ、
思い出せそうな気がする。

二行目に続くはずの、
行き先を示 ....
ある時、愛について熱く語られた。

ずいぶんと、有り難そうに話してくれた。

世界は愛に溢れてるらしい。

愛は全てを救うらしい。

愛は最高らしい。

愛こそ全てらしい。

 ....
もしもツバサがあったなら

あなたのところへ

飛んで行けるのに



もしもツバサがあったなら

あなたのところへは

飛んで行かない


背中にツバサを背負った姿で
 ....
薬が旨い 責任とってあたしをお嫁にもらってよ

こんどは男と女になってみましょうか?

どうせ恋愛も結婚もあきらめていたから

男運がわるいっていつも言われてた

いいの一時でもあたしを必要 ....
漂えど沈まず

なんとなくカッコイイ気もする言葉だ

でも

沈むことがまるでダメなことみたいで

この言葉が嘘くさくて嫌いだ


沈みたければ沈む

漂えど

沈みたい ....
「秋のわたしは」
               木の若芽


わたしは秋になるときまってしその花になります 和のハーブ
わたしは十五夜のころなんとなくかつらの木になります 甘い樹
そろそろ ....
最近ついてなくて……

電話口で友だちにぼやいていたら
私の運勢を
四柱推命と六星占術で調べてくれた

それによると
来年から運気が上昇するらしい
今までの努力が認められるというのだ
 ....
連れられて来て
放たれて

追いかけられて
追いかけられて

すくわれて

入れられ

揺すられ
揺すられて

閉じ込められ
名前を付けられ

見つめられ
見つめられ ....
潮騒
の果てに
祈り御達の呪文
あなたになっていく
沈黙

海辺
風化した
軌跡や誰かの舞踏
あなたになっていく
海風


どこまでも、空
果てを描かなければならない ....
歩きたいのです

何もなかったから ただそれだけ


誰もが 妙に速足でいくものだ

そんな風に思うでしょ?

わたしが こんなに止まった世界にいるなんて

知る ....
 
赤い糸があるなら

断ち切りたい

だって、自ら紡ぎたいじゃないか




 
まるで舞台セットのよう
蛍光灯の光が融け込んで
透き通った 小さな庭園で
   
  水草ゆれて

   ふわりと
  
 紅金色の着物も褪せた
 年増女が二人
  よもやま話 ....
秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい

少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた

長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
星と飛行機がすれ違う

星も飛行機もそれを知らない

星も飛行機も

勝手に切実に在るだけなのだ


見つめていたのは

遥か地上でだった

寂しかっただけだ

丁度よか ....
フライドチキン骨ごと喰う 野良猫でありたい 目が覚めたら 夢のような世界だった
楽しくて嬉しくて ほんとの世界を忘れてた
あるときふと 目が覚めて
極彩色が チカチカと
(ひとつも目に優しくないのね)
そんなことを考えていたら
もう ....
毎日の安らぎのひととき

熱さが肝心

やかんの蓋がはねるぐらいまで待って

コーヒー大さじ二杯

砂糖大さじ一杯半

マグカップにお湯がはねるぐらいの勢いで注ぎこむ

そこへ ....
浅い秋の山麓にはまだ夏が僅かに匂いを留めている

霊園のなか
木漏れ日に似て
かすかな静謐の羽音を伝えるもの

誰かの魂の代償としてここにやすむメタモルフォーゼの
しるし

霊園の空は高く
夏をとむら ....
一枚一枚じぶんをひきはがしてゆく

夜の電車の窓に映った
つり革にぶら下がった幽体
遊隊を離脱し
こんなところに居たのか

勘違いした片恋の記憶
まだ薄皮がひりひりと痛むが
おわらい ....
ヒカルリズミカル刻々 音など立てずに滑らかに
 ヒカルリズミカル刻々 素顔の中に陰りに満たしたり リズミカルヒカル

  仲良しというより 繋がっている 味方の光 余韻の光
  メッセージの反 ....
英字新聞読んでいるふりしている 雨が降るたび遠ざかった
憎らしくて愛しいあなたの
後ろ姿はもう見えない

季節は容赦なく巡って
人は戸惑いながら巡って
届かない想いだけが残される

さらさらとした喪失感と
ひん ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(8374)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくのわがまま- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-1
慟哭- 三田九郎自由詩212-9-30
暴風雨- 朧月自由詩512-9-30
過激動物愛護団体の抗議が怖くてシュールストレミングと猫は中止 ...- 北大路京 ...自由詩412-9-30
宇宙人のしわぶき(二)- 信天翁自由詩312-9-30
【_柿_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-9-30
はじめの一行- Seia自由詩312-9-30
理解- たまごボ ...自由詩3*12-9-29
イフ・アイ・ラヴド・ユー- 芦沢 恵自由詩21*12-9-29
今日も元気だ- HAL自由詩5*12-9-29
彼女の箴言集- 梅昆布茶川柳912-9-29
漂えど沈めず- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-29
秋のわたしは- 木の若芽自由詩612-9-28
【_ラッキーアイテム_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-9-28
金魚の命- 夏美かを ...自由詩26*12-9-28
海辺にて- うめぜき自由詩812-9-28
彼の方は- 芦沢 恵自由詩11+*12-9-28
紡ぎたい- 殿上 童自由詩28*12-9-27
水中戯曲- ただのみ ...自由詩20*12-9-27
夕焼けの海- 朧月自由詩1412-9-27
星と飛行機- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-27
フライドチキン骨ごと喰う- 北大路京 ...自由詩812-9-27
餌を貰うために奴隷のようにお坐りお手をして尻尾振る犬よりは- HAL自由詩2*12-9-27
ドロンパ- 三上あず自由詩812-9-27
インスタントコーヒー牛乳- 灰泥軽茶自由詩10*12-9-27
霊園の蝶- 梅昆布茶携帯写真+ ...1412-9-27
脱皮の記憶- 梅昆布茶自由詩1812-9-26
ヒカルリズミカル刻々- 朝焼彩茜 ...自由詩912-9-26
英字新聞読んでいるふりしている- 北大路京 ...自由詩912-9-26
心が空いた- nonya自由詩24*12-9-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280