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あ、
見上げた夜空に
流れ星が落ちていく
急いで願いごとを
心に描こうとしたら
瞬く間に消えていってしまった

ああ、
なんと儚い
 ....
昔のことを思い出しました。

祖母の家の冷たい部屋の片隅で母のお古の絵本を読んでいました。
弟はまだいなかった頃のように思います。
大人たちの愛情は私にだけ注がれていたはずでしたが私はいつも一 ....
詩は素

素敵と言わせたくて
素っ気ない素振りで
言葉をまさぐる


詩は素

素直じゃないから
素知らぬ素振りで
言葉をこねくる


詩は素

素顔に辿り着けない ....
僕の奥さんになるだろう人は

鶴ヶ島に住んでいるので勝手につる姫とよんでいる


あなたは孤児だった

身寄り誰もいないって言ってましたね

彼がおんなと逃げて消息不明

子供3 ....
鋳鉄の風見鶏北向きの部屋

バロック様式鐘楼群の午後六時

からくり屋敷発条巻きの偽家族

屋根裏の幽霊コツコツ咳の音
きみは唄ったよね



幸せって何って

まあそれはサンタが街にやってくるようには

おそらくはこないし

いまの彼とうまくやるとか前彼とよりを戻すとかいう

次元の問題でない ....

薔薇の棘に
誘われて秘密のところへ
行くのだ

死は疎ましいが
痛みはとくとくと滲む
何故だろう、胸もとどろく

恋も仕組みも知らない
しかし脳は準備していた
麻薬と混同と効 ....
神秘のヴェールを失った
月は一個の衛星
人類にとって偉大な一歩は
月を地面に引きずり下ろした
足跡をつけられ 征服ずみの旗を立てられ
凌辱されたかつての女神は
いまでは早い者勝ち
勝手に ....
マーマレードの空瓶に挿した
残り物のクレソンに
小さな蕾がついたと
わざわざ見せにくる君

これから何年経っても
君の世界に吹く風は
遊歩道のささやかな花を香らせ
名も知らぬ草を撫 ....
 転がり
 笑いにおよぐ手は
 あなたの汀(みぎわ)に触れただろうか

いつしか愛は 大きく迂回する
あなたの的は
わたしたちの的であり
なのに欲しがるわたしの瞳はもろく
瑞々しい
 ....
みあげた月は
挑むように赤くて
大きいその存在は
私を押さえつける

平等なんてありはしないよ

空気よめない
私はからまわり からから
風もふく

あの月がだれかの瞳で
みは ....
星屑を集めたように
煌めく光で街は飾られた
行き交う人も忙しげな
そんな季節がまたやってきた

駅前の広場には
大きなクリスマスツリー
そこは恋人たちの
密かな待ち合わせ場所

 ....
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からっぽな心 / 一日の始まりに駅のホームで


からっぽな心は何で量ればいいのか
朝日 ....
ときがたい遺失のなかに君はいる

わかってるさでもまたいつものようにつっこんでくるし

僕もこたえるさ

男同士でケツ触りながらああ気持ちいい……とかねえねえもっととか

これって仕事 ....
一本の草となり風にゆれている
無数のいのちの気配
静かで心地よいざわめき

一本の草となり風にゆれていた
触覚をおもいっきりのばしてみる
しびれるような蜜蜂の羽音

暑く深く
生と死 ....
穴のあいたバケツみたい?
そんなバケツみたことない
ありもしないもの
あるように語る

雨がふったら痛くなる
この心の原因なんですか?
ありもしない
傷がぐずぐずいう

だれかが憎 ....

性細胞が減数分裂するとき
一対の染色体はランダムに遺伝子を混ぜる
個人を規定していた遺伝子の組み合わせが
千差万別となる

劣性遺伝が突然発現するチャンスだ
隔世遺伝と呼ばれたりして ....
逆立ちしてみれば
総てが180度 別世界であります

たった一人 逆さまな様は
見ず知らずの者から見れば 滑稽であります

この視線で眺めれば
ぞんざいな気の流れが
清浄な気の流れに見 ....
 

好きやってんでと、うつむくわたし

知ってたよと、うそぶくあなた

きらめくネオンの街で、さようなら、さようなら、




 
それは、手のひらでした


空気が冷たくて目が覚める朝
寝床から出るきっかけを作るために
ひとつ大きな伸びをした
ふと指先に感じたもの


腕の中でほんの少し身体をひねる
バランス ....
あるところに一人の男がいた
男は理想を見いだせない革命家であり
大義名分をもたないテロリストだった
彼にはため込んだ多くの武器があったし
破壊活動のためのノウハウもあった
それらが彼を一つの ....
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今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ....
窓の外で雪が舞っている 
窓ガラスについた雪の結晶は
やがて溶けて 
雫となって流れ落ちる 
涙のように

こんな雪の日だった 
あなたとふたり雪の中を歩いたね
吐く息も白く 
 ....

Yの祖父は最初Yの男親であった
強く頑固で笑わず坊主頭の大男

金色に光る錦江湾と
七色の完璧な稜線を持つ桜島を
並んで眺めた
たった一冊の絵本を読んでくれた
少しでも間違って読む ....
誰かが信じている
僕(ら)の未来を
そっとしておいてほしいんだ
僕はいま目をあけていられなくて
あまりに僕の周りが眩しく閃光しているから
いつもじぶんの影を見つめているけれど
きみが僕 ....
たまりにたまったドロドロを
吐いたり書いたり出し続ければ
少しはすっきりするものです
だけどやっぱりドロドロは
またまた心にたまってふえて
苦しくなって苦しくなって
吐いて出さずにはいられ ....
寂しさの上に
雨が降る

怒髪の上に
雨が降る

導きの上に
雨が降る

約束の上に
雨が降る

しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん
そんな気の良いもんじゃない
じとじとべ ....
それを目の前で見たとしたら



傾斜した繁華街のとりわけ地盤の緩んだ坂の下にビルディングの錯綜した影が幾重に折り重なる穴のような暗室でパーティーはそろそろお開きの準備という状態がもう幾年も続 ....
空いっぱいの夕やけを見たいとHが言う


 寒くない?
 うーん、だいじょうぶ。
 今日はあったかいし絶好の夕やけ日和よ。
 どこがいい?
 うーん、
 海がすぐちかくにあって、川の流 ....
幸せは
手でみえる
幸せは
手できこえる
そんな世界にいる私

あなたに
あなたの世界があって

混ざってとけて
広がって

たくさん
ひとつの

まるい
それが
世 ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_流れ星_】- 泡沫恋歌自由詩14*11-12-19
[雪やこんこ]- 東雲 李 ...自由詩3*11-12-19
詩は素- nonya自由詩24*11-12-18
つる姫への手紙- 梅昆布茶自由詩711-12-18
幽霊屋敷- 高濱俳句311-12-18
君に言えなかったこと- 梅昆布茶自由詩411-12-17
脳内の場所- 木原東子自由詩14+*11-12-16
月の味方は詩人だけ- ただのみ ...自由詩12*11-12-15
君の世界の風下で- nonya自由詩24*11-12-15
隻影- 乾 加津 ...自由詩27*11-12-15
月にみえる監視塔- 朧月自由詩311-12-14
【_クリスマスローズ_】- 泡沫恋歌自由詩8*11-12-14
からっぽな心_/_一日の始まりに駅のホームで- beebee自由詩23+*11-12-13
ふれんず- 梅昆布茶自由詩511-12-13
蟷螂の夢- ただのみ ...自由詩13*11-12-13
地球人- 朧月自由詩811-12-13
遺伝子解読- 木原東子自由詩10+*11-12-12
十二月十二日の水- subaru★自由詩19*11-12-12
さようなら- 殿上 童自由詩24*11-12-11
101個目のぬくもり- あ。自由詩9*11-12-9
あるところに- ただのみ ...自由詩11*11-12-8
それは新しくて滑らかな赤い絹目のリネンなのだが- beebee自由詩2711-12-8
【_雪の日_】- 泡沫恋歌自由詩12*11-12-8
ふるさとの点景- 木原東子自由詩10*11-12-7
過去の未来くん- c自由詩511-12-7
泥どろ- ただのみ ...自由詩911-12-7
雨女- faik自由詩15*11-12-6
暗室- timoleon自由詩6*11-12-6
午後の詩集- たま自由詩31+*11-12-6
世界- 朧月自由詩111-12-6

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