クーラーな色白なんて気にしない
気ままなリズム乗り出す葉っぱ


外は雪ホワイトチョコは甘すぎて
この温度差があなたとわたし


そのうわさ白か黒か確かめたい
もらった文庫本 捜しだ ....
雪が降った!

私の住む町で
こんなに雪が降り積もるのは
何年振りだろう

熱いコーヒーを淹れて
窓辺に立って外を眺める
まるで紙吹雪みたいに
ひらひらと空から落ちてくる

ひら ....
しんしんしんしん
こゆきが唇


しんしんしんしん
こなゆきが震


しんしんしんしん
だんみつが寝


しんしんしんしん
おふろが芯


しんしんしんしん
まつげが ....
僕らはみんな回ってる

宇宙と いっしょに

天の川銀河と いっしょに

太陽系と いっしょに

地球と いっしょに

ラクダと いっしょに

メキシコ人と いっしょに

 ....
 
 晩冬の、めずらしく快晴となった空に、恐ろしく強い風が吹いている。
 右には、頂の近い小さな山々が、ずっと横に連なって長く、左を見れば、向こう岸の近い細い川がどこまでも流れる。右手に見えている ....
混み合った雑踏を、お腹を庇いながらゆっくりと進む
おくるみに包まれた雛の存在に人々が気付いたら
群集は我先にと手を伸ばすだろう

雛は知を持たず、それでいて神秘に通じる鍵を持つので
その血は ....
明けない夜にピザが届いた 硝子板の上の小さな池で
草履虫が草履虫を食べる

部屋には誰もいない
かすかに染み付いた酢酸臭がする
壁には飛び散った硝酸銀の痕跡
古代の半島を描いている

午前11時の憂鬱
あたし ....
わたしのとういところをみぞれがながれていった
かこがかこらしいままかせきになり
結晶とわたしが
まったくおんなじそんざいになった

いつかひかるものとしてあつかわれる
幻の火にてらされ ....
どうして
コンクリートで
庭の地面を覆うのでしょう
芽生えようとしていた希望が
誰にも知られず
腐敗してしまったことなど 
コンクリートは
教えてくれません
寒い

たった今

布団乾燥機のプラグを握りしめたまま
目が覚めた

酩酊して
コンセントを探していて
力尽きた

おい
俺よ
この六畳の部屋で
遭難死するところだったじゃ ....
老人用紙おむつにさようなら
老人は今
長年の老人生活から解放され
老人でも
若人でもない
超人へと変貌を遂げた
介護士が指差した先には
空に舞った使用済み紙おむつに
黄色い染みが一筋
 ....
十代でメダリストになれれば
それに越したことないけど
まだまだこれからが長いんだから
今回は良い経験になったと
考えればいいんじゃないかな

サラちゃんが30歳くらいになったとき
僕らは ....
子を寝かしてから泣く予定 夢をつかんだ手が人を傷つけた それからも
春は繰り返す

ゆがむ 水の記憶の上に

橋 畦道 雑木林
学校 郵便局 診療所
ヤチブキ
エンレイソウ
カタクリ
エゾエンゴサク

プリズムのフレームに
予め切 ....
夕暮れの少し前の空が
薄桃色に発光している
家々の壁も
屋根の雪も

空にはまだ白い月
解き放たれた風船のように
心細げに浮かんでいる

さっきはビルの上にいたのに
おとなりの
 ....
窓辺から春の風はまだ来ない
両開きの窓は閉じられたまま
白いカーテン越しに外を見る

春の風は春の香りを運ぶのだ
春の風は春の妖精が運ぶのだ
春の風は花の香りに満ち溢る

眩い光の十字 ....
「ある」

どん底じゃないと思う
まだジャンが居る
お米と部屋が、ある
花が草が虫が獣が 生国を知っている 
潤いがたちこめて 生き物たちを通わせるのです。

人間のしでかす すべてのことは隙間だらけ
人の皮膚の隙間という隙間を ふるふると震わせる霧

穴ぼこ ....
刑場通りの夜は暗い
かまどうまになったわたしたちは列をなし
水を求めてこの通りを進んでいった
途中 家々の窓はかたく閉ざされ
明かりもつけずにこちらを探る気配が窺える
あの人たちも結局は同じ ....
もうさがさないでくださいあたいのこと
どこにもいないのですから
かぜのなかにさえ
あなたのこころにさえ

人魚でもない星でもない
あるいはおんなでもない

もう時間がないのです
いつ ....
‘フォーラム’ って単語を辞書で調べたら、古代ローマの中心地に設けられた広場、転じて公共的討論の場、商取引の場、などなどと説明されていた。そっか、ここは討論の場なんだと思った。ただ単に書いたものをベタ .... 保険効くのか聴いてから帝王切開 おにさんこちらてのなるほうへ
追いかけても
誰も捕まえられなかった
嫌になって
薄目をあけると
どうやら
周りに誰もいない
口惜しくて
やみくもに走ったら
迷子になった


何 ....
掘削船がやって来る
おれの堆積した泥土を掘り返す
脳だけクラゲの揺蕩いで
光の海に温む予定が台無しだ

  山の麓に猫女が住んでいるという
  噂の真相を求めて捜す者も多いらしい
  捜 ....
月夜に鳴らないオルゴール わたし19のこの春に 
命を捨てに参ります 
積丹半島 神威岬 
念仏トンネルくぐって行きます

わたしの好きなあの人は 
関係ないと言ったけど
耳の聞こえぬそのことで 
あの人の親が ....
影は次々と
落ちてきて
重なって
離れて
あおい時間も
ふじいろの空間も
あなたの指で
押し広げられて
そんなふうにして
世界はできあがり
あなたが残した
古い写真の
風景 ....
氷の張った湖を
スケートで滑り
ここはと言う所で止まったら
ドリルで氷に穴を開けて
ワカサギを釣って
またスケートで帰って来る
釣ったワカサギの数と
行って帰って来るまでのタイムで
勝 ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- Wasabi 短歌314-2-14
【_雪が降った!_】- 泡沫恋歌自由詩21+*14-2-14
しん- Wasabi 自由詩114-2-14
僕らはみんな回ってる- ichirou自由詩4*14-2-14
_HAYABUSA- ハァモニ ...自由詩2*14-2-14
◎受胎- 由木名緒 ...自由詩17*14-2-13
明けない夜にピザが届いた- 北大路京 ...自由詩414-2-13
パラサイト- 藤原絵理 ...自由詩10*14-2-13
イニシエ- 平井容子自由詩1214-2-13
- イナエ自由詩11*14-2-13
コンセント- ichirou自由詩11*14-2-13
超人- 花形新次自由詩2*14-2-13
サラちゃんへ- 花形新次自由詩2*14-2-12
子を寝かしてから泣く予定- 北大路京 ...自由詩814-2-12
夢をつかんだ手が人を傷つけた- 北大路京 ...自由詩514-2-12
水の村___Ⅰ- Lucy自由詩13*14-2-12
帰り道- Lucy自由詩11*14-2-12
春は窓辺から・・・- tamami自由詩1014-2-12
_- もっぷ自由詩6*14-2-12
【霧】生国______- るるりら自由詩20*14-2-12
<刑場通り>にて- 春日線香自由詩314-2-12
- 梅昆布茶自由詩1914-2-12
古代ローマから- 末下りょ ...散文(批評 ...1*14-2-11
保険効くのか聴いてから帝王切開- 北大路京 ...自由詩6*14-2-11
めかくしおに- Lucy自由詩22*14-2-11
黒い掘削船- ただのみ ...自由詩22*14-2-11
月夜に鳴らないオルゴール- 北大路京 ...自由詩314-2-10
この春に- 板谷みき ...自由詩1*14-2-10
地の星- 壮佑自由詩22*14-2-10
オリンピック新種目- 花形新次自由詩3*14-2-10

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