ただの水じゃないかって?
    まったくちがうよ、
    いや炭酸かどうかじゃなくて
    このボトルの泡たちは宇宙の星なんだ
    だからこの泡たちを飲み干して
 ....
満たされない心でわたしが死ぬ日
糸の切れたマリオネットみたいに
小さな舞台に沈むとき
スポットは落とされ
たった数行のエンドロール
短い悲哀の微かな拍手が
最後の疎らなひとつの合掌が
過 ....
   迷刀スパイ

ぼくが国民学校に通っていたころ
鉛筆削りや竹細工には
折りたたみナイフ「肥後守」を使っていた
喧嘩のときも肥後守をちらつかせれば相手はひるんだ

その頃
日本では本 ....
パセリは苦い
人生のようだ
と、いってみたものの
本当は特に苦いとも思わない
パセリはマリネに入れても美味しい

私が語りえないもの、それは死
死は語る、とこまでも深く
けれどもそれ自 ....




□愛している
□i see tail
□尾を参照してください
□オオサンショウウオしてください



◆i see tail
◆尾を参照してください
◆ ....
浅はかな自由を追いあの風見鶏は失墜した

今私たちは乱れている
何もかもが自由だなんだ
オレの権利だ私のものだ
まやかしのコインの様に貪られている事に気づかずに

私の片半分は一体どこへ ....
明けましておめでとうございます。
僕の書斎兼
食卓兼
呑み場所の
宇宙の中心に猫好きなくにちゃんのミニカレンダーをすとんと置いてあるので
ことしは猫年になりそうです。

除夜の鐘をききな ....
 
凍えて帰れば、ぜんざい

ふー、ふー、熱いぜんざい

言葉はいらない{ルビ夫婦=めおと}ぜんざい



 
情報過多
あたまの酸化
孤立の幻想
情緒貧血

空白療法
バカバカしいもの
クダラナイもの
埋めはしないもの

表皮つきあい
あいのて会話
たがいちがいに
お気に召すまま
 ....
半導体に埋め尽くされた街角は、
青白く発光する。

イルミネーションの木立ち。

凍てついた夜空を飾る、
あの星たちが青いのもLEDなのか。

光の速さは毎秒三〇万キロ。
一秒で地球 ....
昼間スタバで優と逢った

いや彼と友人の座る席の前を通りかかった が正しい

それまで もちろん何もなかった

中学の先輩


私は注文したサンドイッチを半分以上残していた

優 ....
世界がひとつの終末へ向かって集約されて往く時代
世界はひとりの詩人の透明多面性により屈折分散する

時空を超えた鳥瞰図は迷える自我を慰めても
空腹に泣く赤子ひとり救えはしない
言葉は時に力  ....
僕はとどまりませんこの場所に
常に風化してさらさらと崩れて行く足元

時間というものが上下にあるいは前後に
はたまた螺旋状にきりきりと流れるものかなんて
ぜんぜん解らないのですから

空 ....
あなたのポッケに手をすべりこませると

もれなくあなたの手もついてくる

ぱんぱん 幸せ ぱんぱん



 
私は福島の田舎の自治体に生まれ、地方の国立大学を出たのち、生まれ故郷の市役所に就職した。私は原子力災害以降、主に除染技術の研修の業務に携わり、日々様々な問題を解決しながら業務に励んだ。確か .... ボールペンよくあるタイプの
百円程度で売られている
そうノック式
透明で
インクの残りが見える
正々堂々それがいい
そいつが相棒だ


だが考えてもご覧
この何処までも機能に徹した ....
小学校、教室の入り口には折り紙のリースが飾られ
お楽しみ会など開かれるクリスマス

君はサンタは来ないと言っていた。

うんとうーんと小さいときはどうだったのだろう
小さなお友達の「サンタ ....
余命いくばくもないかのじょが
嫁にいくはずもない

だからかのじょを月につれてって
星のあいだで遊ばせて
どこまでもひろい宇宙で夢中におどらせて

この世の果てまでつれてって
忍苦の悲 ....
前を歩いていたあなたは
病棟をつなぐ廊下の途中で 
ちょっと振り返って
「じゃあね」と
奥の扉に入っていったきり…

少し左肩を上げ 
口の左端を上げてほほえむパジャマ姿の
あなた ....
いつもおもってた
脱出しようかと

ちいさな小舟を手に入れたら
天候をみはからいながら
島伝いにたどって行こう

風を感じ雲の流れにのって
星が堕ちてゆくところまで

落雷のように ....
社食から見える
向かいの会社の平たい屋根から
ぽとぽとと
雪のかたまりが落ちていた
そのリズムは
なんだか
アヴェマリアに似ていた

某神様は
奇跡のようなのを
起こしてるのかもし ....
フランソワーズは寂しかった
たくさんパンケーキを焼いたのに
一緒に食べる相手がいなかったからだ
ママはキッチンで
パパはソファーベッドで
弟は階段で
おばあちゃんは庭のユーカリの下で
そ ....
こころ決して身を投げる
あなたの瞳の奥底へ
海の深みに沈んで落ちて
胸苦しさに酔いしれて


あなたの底に潜むものが
闇に蠢く魔物なら
どうかその触手で存分に
わたしを探って下さいな ....
漠然とした不安に
暑苦しいくらい重ね着させて
頼りない平気に
大袈裟な添え木をして
大丈夫という
お題目を唱えながら
見て見ぬふりの
巡礼の列は果てしなく続く

弓なりに反りかえ ....
全ての音を呑み込んで
数多の感情を閉じ込めて
滝のようにどうどうと
流れを作り
足下をさらってゆく



声がどこからか聴こえ
空耳と捉える感情は冷たく
誰かの唄は
届かない漆 ....
ふくれあがるは悲しみ

こぼれるのは涙

ひとすじの涙



 
例年にない大雪で
なれない除雪に悩む市民をよそに
ひたすらアパートの除雪に精を出す
あいつ

――大丈夫 おれ 雪国育ちだから


観測史上初を連日更新する中
近所の家々をまわり除雪 ....
友といさかい冷えた心で乗った電車
開いたドアからはいりこんだ冬の風が
通り抜けていく

二・三歳の男の子を連れた若い女が
隣にすわり 子を膝に乗せる

子の足がずれて
座席のあかいビロ ....
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う

時々色を滲ませながら
古いプリンターがウィーンと動いてる

すこし早めのクリスマスケーキを切り分けて
マシュー・マコノヒーの映 ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を

種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように

種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に

種を蒔け
いつか ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星になるとき- 石田とわ自由詩14*15-1-8
一編のクラウン- ただのみ ...自由詩17*15-1-7
言葉の切れ味2_迷刀たち- イナエ自由詩14*15-1-7
パセリ- 香椎焚自由詩5*15-1-7
ているすーぷ_(□こひもともひこ◆とよよんさん◇森朱鞠さん■ ...- こひもと ...自由詩18*15-1-7
自由- ふわふわ自由詩1*15-1-6
明けまして猫年ですが?- 梅昆布茶自由詩13*15-1-5
ぜんざい- 殿上 童自由詩19*15-1-4
儚くて幸せ- ただのみ ...自由詩14*15-1-3
冬の半導体- たま自由詩22*15-1-2
さそりろまんす______(群青)1月課題_「星」_に寄せて- 芦沢 恵自由詩18*15-1-2
年末年始のご挨拶に変えて- ただのみ ...自由詩18*14-12-31
2014の残骸- 梅昆布茶自由詩15*14-12-31
ぱんぱん- 殿上 童自由詩18*14-12-28
- 葉leaf自由詩114-12-28
ペンとスケッチ- ただのみ ...自由詩15*14-12-27
サンタは来ない- とよよん自由詩2*14-12-25
Take_Her_To_The_Moon- 浩一自由詩3*14-12-25
あなたは…- イナエ自由詩12*14-12-25
エクソダス- 梅昆布茶自由詩1214-12-24
キリスト- フユナ自由詩514-12-24
処刑台- 青井自由詩314-12-24
無邪気な竪琴- ただのみ ...自由詩18*14-12-23
三日月の国- nonya自由詩16*14-12-23
雨音- とよよん自由詩4*14-12-22
- 殿上 童自由詩16*14-12-21
雪国の男子- ただのみ ...自由詩16*14-12-20
母の胸- イナエ自由詩13*14-12-20
20年前みたいに- mizunomadoka自由詩414-12-19
種を蒔け- 瑞海自由詩13*14-12-19

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