ああ、喉が渇いた
湯呑みに水を汲んでこよ
蛇口を捻ると
冷えきった真冬の水が
遠くから来た旅人のように
トングラトングラ
と流れ出し
トングラト ....
カタカナは生きているみたい
ノンビリと誰にも束縛されずに
トコロカマワズ寝てしまう
スヤスヤスヤ
朝になれば何処かでサンポしている
ポツポツポツ
何だか楽しそうなヒ ....
奇数行 長谷川忍
偶数行 鵜飼千代子
時々は嬉しいこともあって
蛇の目に注ぎのぼる酒を見遣ると
それでお酒を呑む
波立つおもてにやがて 習ったよう ....
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり
北川透がいっている、詩的レトリックの本質は違反である
それを引用的に言えば
僕は、現代詩の本質は、日常的な言葉への違反であると思っています。
(そうではないと思っている方も多くいると思いま ....
【水だ】
空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ
骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き
水族館の いっかいから
二階にかけて
....
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。
5番線、電車が参ります。 ご準備ください。
14番線、窓が開きます。ご用意ください。
23番線、天井が倒れます。ご安心ください。
7番線、特急が通過 ....
嫌われたくないカナリア青い
小舟のようだ
夕闇を漕ぎ進む
君だけが
それを孤立と呼ぶのなら
力を込めて
一漕ぎ
ふた漕ぎ
頑なに握る
黒錆びた銀のオールの先から
反転しながら
零れる飛沫は
やがて発光する蒼 ....
今まで観た映画で一番印象的だった作品は?
そう問われたら、私は即座にフランス映画の『天使』と答えます。
この映画を観たのは、たぶん三十年以上も昔だと思いますが、当時、吉祥寺に五十人劇場という小さな ....
水が氷になると、体積がいくらかふえる
でも水蒸気になると1700倍になる
最近やっと知ったのだが(あまり当てにならない)
そうかそれで蒸気機関車ね
いわゆるビッグバンか何かが
どうし ....
葉っぱが微笑んでいる
もうすぐ枯れて落ちてしまうのに
私達が やがて落ち葉になったなら
どうぞ皆さん 踏んでください
素敵な音楽 奏でましょう
葉っぱは その命の最後にも
悔いは無 ....
繋いだ手から幸せの香り
狩猟生活より農耕生活を選んだのは
富の蓄積だとか食生活の安定だとかが理由ではなく
命の剥奪から逃れたかったからではないか
命の剥奪はひとを満たすのだろうか
幸福とはぼくらのどの ....
詩 舌足らず
詩 知ったかぶり
詩 失敗ばかり
詩 四苦八苦
詩 死んでたまるか
詩 しらけちゃダメね
詩 しっかりしろよ
詩 叱咤激励
詩 獅子奮迅
詩 試行錯誤の
詩 支離滅裂 ....
メガネをはずそう
まわりがかすむよう
少しは自分が見えるかもしれない
{画像=140706133117.jpg}
フリーという言葉に何を思い浮かべますか?
海月(くらげ)?
海面に写る月の影のように
ゆらゆら揺れて
掴もうとする ....
ぼんやりするひとときがすきだ
ふだんそれほど張りつめているわけでもないのだが
焦点のないゆるさがもともとすきなのだろう
いわゆる生産的ではないだろうそんな時間
とくに創造的である必用も ....
1 ベランダのアマガエル あるいは セミ
人工石に囲まれた中空にひらひら揺れる緑色の片鱗が
さまざまな生き物の宿る大木の小枝に見えたのか
ベランダに並んだ化学合成陶器に盛られた疑似土に
....
句読点のない手紙が励まそうとしている
風はその指先
山の緑を掻き分け
光の欠片のよう
白蛾の群れ舞い散って
橋から覗き込む
水音は涼しげに響き
燕が足下をくぐり抜ける
遠く切り取られた海が
傾いだ陽射しを溶かして
....
冷蔵庫に賞味期限切れの
ちくわが一本残っていた
二日しか過ぎていない
まだ大丈夫だろうと
丸かじりする
食べながら
ちくわの穴と対峙する
もしかしたら……
別世界が見えるかも知れな ....
釣りはいらないと言い足りなかった
髪がのびた頃
くちびるから味はすっかりきえて
してきたことも
なかったみたいになった
鉢植えがたおれた
カーテンがゆれた
足も渇いて
でも
こんな色をしていたか
大勢集まってきたからって
花見に来たんじゃねえよ
人間を見に来たんだ
大声出して
カラオケとかいうんだって
酔っ払って歌っている声が
山の中腹まで聞こえてきて
でも 聞きに来たんじゃ ....
あなたは笑顔で泣いている
薄雲を通過した日差しの下
歩行グリーンベルトの上
うつむいて去ってゆく
私は笑顔で泣いている
笑顔で泣いているあなたを見て
かすかに揺れる半夏生の葉を見て ....
テレビでも見ててと料理しなれてない手
一番早くに鍵を手に入れたのはハオルシア、君だったね
薄暗い石像の並ぶ地下室に
大人たちが隠した小さ過ぎる穴
逆さまの天井に光るひとつ星
巡礼者だけが知っている秘密
(打ち明ける、打ち明け ....
主人が自分のブログに、私の乳がんの経過について載せたいと言ってきた時、
迷わず「いいよ。」と言ってはみたものの、私が載せて欲しくない事まで
載せられてしまい、その箇所は削除してもらったのが第一 ....
しんしんと夜の降り積もる
時計の針をすすめているものは
いったいなんなのだろうか
森深く一角獣のみる夢が
遠く聴こえる気がする
こんな夜にふさわしい響き
一角獣が問う
あなたの角 ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト
(8441)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
トングラトングラ
-
月形半分 ...
自由詩
3
14-7-10
カタカナカナ
-
灰泥軽茶
自由詩
7
14-7-10
交錯詩_「お酒」_____長谷川忍___鵜飼千代子
-
鵜飼千代 ...
自由詩
16*
14-7-9
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり
-
北大路京 ...
自由詩
9
14-7-9
詩の試みー知りすぎている貧しさの中で_mixi日記より_20 ...
-
前田ふむ ...
散文(批評 ...
3*
14-7-9
【水】引き潮
-
るるりら
自由詩
22*
14-7-9
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。
-
アンドリ ...
自由詩
29
14-7-9
嫌われたくないカナリア青い
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-7-7
熱帯魚
-
Lucy
自由詩
11*
14-7-7
散文_【_印象的なモノクロームの世界_】
-
泡沫恋歌
散文(批評 ...
6*
14-7-7
サークル群青_課題詩:水素、水、水気、集中できない疑問
-
木原東子
自由詩
15*
14-7-7
葉っぱの心
-
もっぷ
自由詩
5
14-7-7
繋いだ手から幸せの香り
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-7-6
さよなら狩猟生活
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
14-7-6
おれの……
-
ただのみ ...
自由詩
16+*
14-7-6
メガネをはずそう
-
殿上 童
自由詩
22*
14-7-6
フリーでありたい_/_手段こそが望ましい
-
beebee
自由詩
28*
14-7-6
ぼんやり
-
梅昆布茶
自由詩
20
14-7-6
アマガエル
-
イナエ
自由詩
8*
14-7-5
句読点のない手紙が励まそうとしている
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-7-5
夏らしき日よ
-
ただのみ ...
自由詩
15*
14-7-3
【_ちくわ_】
-
泡沫恋歌
自由詩
22*
14-7-3
釣りはいらないと言い足りなかった
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-7-2
髪がのびた頃
-
はるな
自由詩
6
14-7-2
花見猿
-
イナエ
自由詩
7*
14-7-2
笑顔で泣いている
-
ichirou
自由詩
13*
14-7-1
テレビでも見ててと料理しなれてない手
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-7-1
ハオルシア_オブ_ツーサ
-
衣 ミコ
自由詩
4
14-7-1
乳がんの早期発見について
-
小川麻由 ...
散文(批評 ...
4*
14-7-1
しんしんと夜
-
梅昆布茶
自由詩
18
14-6-30
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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