いつ
スイッチが入るのか
分からない

それが
ONなのかOFFなのか
分からない

そもそも
何処にスイッチがあるのか
分からない

行方不明のUSBメモリを探そうと
 ....
夜の蜘蛛を生かして
償われた指腹のよどみに
吹き溜まる星々は研削され
なめらかな肩口を晒し合いながら
目まぐるしい渦中からの
放逐を同意してゆく

霧散する、フラグメント
融点の狭間で ....
不協和音の刻まれた頬
顔皮一枚外隔てた胸裏で美言を弄する君
聴診器を押し当てるよう、その薄い胸板に耳をつけて
くぐもった真意を推し量る私は
酔いの千鳥足で不慣れなステップに追いすがる為
君の ....
駆け抜ける想念とは裏腹に
書き抜けぬ言の葉裏の蝸牛
雪の積もったノートには
あと数羽カラスの行方が不明です

時の刃の上をゆっくりと滑る私たち
やがて「私」「あなた」という二つの断面へ
 ....
畳の下の
床下の
深い土に掘る穴の底
沈めた箱に
堅く蓋をして
重しを載せる

あの人の上に
土をかけ

床板を
畳を
元通りに載せて
二度と
覗いたりしない

その上 ....
テディベア抱いて奈落の底 揺れる心地よさに
居眠りしていたわけではないが
通過してしまった駅があったという
ぼくを待っていた人に気付かず
遠ざかった町

乗車駅の ....
<怖い人>
急によそよそしくしてごめんなさい
とても不安になってのではありませんか
何かしたっけと悲しそうな顔をさせて
とてもひどい人だと思われてはいませんか

私はあなたが怖い
あなた ....
地虫出づバイトなんでわかりません  
それは地球環境と生命保存の本能の間で 気の遠くなうような長い年月をかけて作り上げられた習性。長い飛行距離とエネルギー消費の少ない飛行のできる翼と飛び方は 遙かな祖先からの経験の継承と あまたの選 ....
マラルメの、あるいはランボーの孤独は

詩の中でのみ生き続けているのだろうか

美術史や、教科書の中の芸術から

はみ出した彼らの魂は

まだ

詩の中に生きているというのだろ ....
星屑を吐いてアンドロメダ行きの汽車 南の空気を孕んだ
雨が止んで
少しずつ
本当に
少しずつだけれども
春は
近づいて来ている

三寒四温

四つ進んで、三歩下がりながらも
春は、確実に近づいてくる
私の街に ....
膝 様様。

私の日に日に重くなる体重を支えて頂き感謝申し上げます
妊婦が一番感謝しているのは 膝 様様です

よっこらせが呼吸なのです
それでも努力は怠っていませんよ 

毎日きちん ....
小鉢で泳ぐ白魚を掬いとり
生きたままを飲み込むという
珍しい食べ方で
食材を頂きました

口の中の足掻きも
喉をすぎる嚥下も
滞りなくすんで
食道を無事通過し
もう胃に入ったのですか ....
地平線の彼方も
ここと同じ地面が続いているだけって
ことは分かっていても
認めたくない自分がいる

夢とか希望とか
そんな言葉で未来を飾ってみても
今日の続きでしかない
明日に期待して ....
レタス売場では

外側の葉を剥く
そして次の外側の葉を剥く
そしてまた次の葉も
そのまた次の葉も

わたしはレタスが食べたかった
わたしはレタスを買いたかった

でも皆は
レタ ....
静寂が横たわり球体の葬列 ◇御用学者

原子力発電所は火
原子力発電所は火暴
原子力発電所は爆発
原子力発電所は爆発し
原子力発電所は爆発しま
タダチニ影響はありません
タダチニ原子力発電所は火
タダチニ原子 ....
両腕にプリングルスの筒はめてオレワロボットオレワロボット 独りの道に一方通行の標識 九官鳥の鳴き声知っているかい
真似しすぎて
とうとう自分の声を忘れてしまった
めすをよんでも相手にされない

そんな人も居たな
人まねしていて自分の姿を失った
そんな人になるには
白紙 ....
【修羅】

へいわ とか
あい とかが
こわれることは
いとも かんたん だ

 三年前の みぞうが
 かんたんだ わすれるな と きいてくる 
 あんなに頻繁に目にした ゛みぞう゛ ....
窓辺に三月が
腰掛けているのだが
まだあまりにも曖昧にあおいままなので
そのままにしておいた

冷える未明
ヒーターをつけた
あたたかな紅茶もほしいな
マグで、ミルクも一緒に

布 ....
昨日までの自分が仰向けに倒れている
わたしを見つめて
ワタシが言う

「踏み拉き進んで行け
 過ぎ去ったものは階段だ
 額ずくな 口づけするな……」

そっと足をおろす 
枯葉を踏む ....
見上げた向日葵の息が止まっている みんなは
去った

まちの
こうえんの
水のみ場のしたに
のまれることなくいく百年もたゆたう
みずにいきる生き物が
いきたえだえにうたうこえ
きいてみれば
むかしからしって ....
あなたの顏は時計のよう
ただ『今』を確かめたくて
     見つめてしまう

過ぎ去った時間 ……もう……
残された時間 ……もう……

いたたまれなくて目を逸らし
気がつけばまた
 ....
もうカーテンは暖かいよ

朝の日差しは
ひっきりなしにカーテンを暖めてるから
カーテンは暖かいよ

カーテンをさわってごらん
とっても暖かいから

暖かいカーテンは
冷たい指に ....
どうしたら高く上がるかですか

風を読むことです
どんな風が 
どのようにふいているか
知ることです

人の顔色をうかがう風には
誠意がありません
風に乗って
高く上持ち上げら ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スイッチ- nonya自由詩16*14-3-15
害虫- sample自由詩414-3-15
夜鳴り- 由木名緒 ...自由詩3*14-3-14
失念れすとらん- ただのみ ...自由詩17*14-3-14
カナリア_ー私が殺したあのひとー- Lucy自由詩11*14-3-14
テディベア抱いて奈落の底- 北大路京 ...自由詩414-3-14
通過駅- イナエ自由詩18*14-3-14
最高の人_など四編- クナリ自由詩7*14-3-14
地虫出づバイトなんでわかりません- 北大路京 ...俳句214-3-13
二十一世紀を燕が思う- イナエ自由詩8*14-3-13
若い詩人の為の詩- yamadahifumi自由詩214-3-13
星屑を吐いてアンドロメダ行きの汽車- 北大路京 ...自由詩614-3-12
春雨の後に- 小林螢太自由詩12*14-3-12
膝_様様。- 朝焼彩茜 ...自由詩21+*14-3-12
躍り食い- イナエ自由詩8*14-3-12
【_垂直思考_】- 泡沫恋歌自由詩16*14-3-12
レタス売場- ichirou自由詩8*14-3-12
静寂が横たわり球体の葬列- 北大路京 ...自由詩614-3-11
3月11日- こひもと ...自由詩5+*14-3-11
両腕にプリングルスの筒はめてオレワロボットオレワロボット- 北大路京 ...短歌214-3-10
独りの道に一方通行の標識- 北大路京 ...自由詩514-3-10
Who_are_you_?_- イナエ自由詩14*14-3-10
修羅- るるりら自由詩18*14-3-10
きのう- もっぷ自由詩414-3-10
踏絵- ただのみ ...自由詩20*14-3-9
見上げた向日葵の息が止まっている- 北大路京 ...自由詩414-3-9
しずかな民謡- 遙洋自由詩2*14-3-9
あなたの顔は- ただのみ ...自由詩12*14-3-8
もうカーテンは暖かいよ- ichirou自由詩17*14-3-8
凧2- イナエ自由詩10*14-3-8

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