おしっこの夢や単位が足らなくて卒業できないというような夢ならよく見る
でもフロイトの考え方は苦手だ
夢をあたかも神からの啓示のように尊重するような考え方が苦手だ
夢をすぐ不安や性的な ....
昨日夕方、あの人に偶然会いました。
表情も分からないくらい遠い距離だったけれど
大きく手を振ると
大きく手を振り返してくれました。
あの人は急いでいる風で
わたしは足 ....
ぼくは効率を好まない
いや嫌いだと言っていい
理由は簡単だ
ひとが物として扱われるから
ただ利益や成績を上げるために
心のない物として扱われる
ひとに取ってそれは理不尽と呼んで ....
こわれたラジオの部品とか
いろんなガラクタくっ付けて
こさえたぼくの宇宙船
飛ばないことは百も承知さ
けれども心は飛んで行く
誰も知らない惑星へ
わたしたちは飽きもせず
あちらこちら ....
きのうのよる
ゆめをみたの
あたしのおじいちゃんと
うどんやさんにはいって
なにをたのもうか
めにゅーをみていたゆめだった
あたしはまだかんじがよめなくて
よめるきつねうどんにすると ....
ポエケットではなくエアポケット
チケットのない旅を君と
母が亡くなって最期は点滴でも間に合わない
栄養失調のまま昏睡状態で逝った
体格のいい人で骨壷に入りきらずに
納骨の係りの方に
....
ぼくは麻酔類の効かないからだのようだ
25歳の時に盲腸の手術でそれを知った
局部麻酔なのにいつまで経っても
まったく麻酔は効きはしなかった
オペの開始を待っていた医師は
業を煮やして ....
あなたへ直線をひけないので
円をかく
今日も円をかく
ぼくがいいって言ってるだけじゃ
足りないという孤独
この孤独は健康な孤独だ
そばにいるよ
嘘じゃないよ
ずっと輝く人生だから
やがて朽ち落ちる花びらは
いのちの最先端で花を咲かせている
....
ちりとりのゴミを玄関の外に捨てると
蝉が羽化に失敗して 転がっている
またか
この時期 たまに見る
壁によじ登っては 落ちる 蝉 とんぼ
ぐちゃぐちゃに柔らかくて 体に触れない
死 ....
マイウェイは悲しい歌だ
きょうは起きたり寝たりしていた
そうすることが
脳を含むからだにいいと思った
夕方銭湯ですっきりとしてから
喫茶店できのうの仕事の続きをしている
....
自分の想いを口にするのは
どうしてこうも難しいんだろう
あなたは優しいからと
押し付けられたことの数々
嫌々こなしてきた
いろんなこと
ねぇ 知ってる?
私 本当はあなたが嫌 ....
{画像=120729111956.jpg}
夏の朝は
牡蠣殻がプッと息を吐き
bulletが恋しい季節です
秋には死んでいるだろう
冬には死んでいるだろう
夏の朝は
牡蠣 ....
(月曜日)
案内板にうかびあがる
現在地
朱い
☆型
ルーツ
(火曜日)
水母をブイに
海図がうごく
あげるよ
権利証書の見返りに名づけた
「どこ ....
めまぐるしく変わるのろーてーしょん
さっきギターかかえてロックンロールやってた
双子のH兄弟は
O嬢と合流してみずみずしいあたらしい恋ものがたり
あたしは遊園地の遠心分離機でぐるぐるの目眩 ....
蔓延っている
筒抜けている
燻ぶっている
こりゃ正に混迷
{ルビ捩=もじ}ったトラウマ
ひん曲げた童心
格式高いサイレンス
そりゃ実に滑稽
結構結構コケコッコー
愛憎ジレ ....
いつまで人は
優しくいられるんだろう
いつから人は
優しくいられなくなるんだろう
雨の雫がつま先に落ちた
迷い子は大人になってもさまようんだ
深い森はいったんはいっちゃうとでれないよ
ここにいるよ発信するあたしのこえ誰かひろってよ
そんなことばかりいってる気がする
一番知りたい答えってない ....
暗闇
日は陰り片隅に小さく蹲り
音は次第に存在を増す
そして閉ざされた門の中で響き渡る
かくれんぼの鬼のように
孤独に数えられる
何が見える(ざわざわと)何も(ごうごうと)
見 ....
鴨川べりの百日紅咲いた道
うす桃色や
あざやか色の赤を咲かせて
木の肌は
おちんちんのような滑らかさ
広くて浅い川床を
透かせて見せて流れ川
音のない煌め ....
そらがあって君とかぜ
僕の持ち歩く六号の亜麻に
そらはなんども重ね塗りされ
凹凸が出来るたびにナイフで切り取っていく
そのとき僕はそらを見失い
しばらくして光りが絵筆を握ってくれた ....
ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな
暑中お見舞い申し上げます たま
雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら
どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
さっきまでここにいたのに
だれもいない
冷たい空気が流れて気持ちが良い
スイカが一切れ置かれていて
がぶりと一口
すうっと目の前がうすれる
だれもいない
とっ ....
手のひらを見てごらん
五つの指紋は
太古の時を越えて
君にしゃべっている
赤ん坊は何故生まれてきてすぐ泣くのだろうか
それはやさしい世界から厳しい世界へと来たことを
すでに知ってしまうからなのだろうか
生の悲しみをすでに知ってしまっているからなのだろうか
....
8月の夜が湿気に
汚れては波止場で吠える
中華街から
仕事に出掛ける女姿
触れたのは埃かぶった
アロエのぐんせい植木鉢
ピアノの連弾
サックスの軽快
....
路地裏の子供たちに混じって
じぶんをせいいっぱい主張するそら君
機関車トーマスが仲間らしい
いつもよだれや涙がいっぱいのそらには
お菓子やいちごやそんないれものもあるんだろうね
そう ....
車窓にうつるのは
素っ頓狂なぼくの顔だった
見つめていると
悲しそうな顔になっていった
町明かりが点々としている
みんなきょうは楽しかったのか
みんななんか成長でき ....
夏休みの宿題を
やらないまま今になっている
イキルということへの抱負
季節と同じ熱い課題に
流されてここにいる
答えなんてあるの?
それをだれにきけばいいのか
夕暮れにかくれ ....
小さな子供のやわらかな髪を
指でやさしく梳かすように
風は愛撫する
幼いころから見慣れている
名も知らぬ野の草花を
市営住宅が建ち並ぶ
隙間の小さな芝生の上
心地良さげに ....
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