鈍い痛みの中でめが覚めた
鳥の首を絞める夢を見た
窓の外はいつもよりも薄暗く
雲泥がたちこめている
分厚い緑色のカーテンは
陽光を頑なに拒む鎧戸のようで
その重たい質量に安堵する

 ....
仲のいいひととだけ

つるんでいられるは学生時代

気の合わないひととであっても

やってゆかなくてはならないのが大人の世界


新幹線のなかで二十分ほど寝た

すこし頭がすっき ....
使いものにならないおっさんたちは

肉や骨が引きちぎられるまで叫ばない

痛いよ痛いよと泣き叫ぶより

俺はここにいるよと普通に叫んでいたい


おっさんになってやる

ハッピー ....
ツイッターで
1月も終わろうとしているのに
餅ついったー等の
不規則発言繰り返したら
ついに
ついったーあだ名が
イカレポンチってのは
あんまりイカさないじゃないか

要は駄洒落が言 ....
過去に戻りたいと
思ったことは
一度としてないけど
あの夜にだけは戻りたいと
時々想うことがある

そう きみと初めて寝たあの夜
ぼくらはお互いに
そんなに経験はしていなかったけど
 ....
{画像=130123163933.jpg}


とっても小さな赤裸

ちいさくおおきい命だよ

十日で立派に毛も生えた

おめめはまだまだ閉じたまま

けれどもきちんと判るのだ
 ....
カラスと不安を分かち合っている 僕はたくさんの「なぜ」を
君の底に 沈めてきた

たくさんのことばが
僕から出て行ったきり
くらげのように
永いあいだ 漂っていた

海よ
君は思い出の中に
僕を沈めて
遠く 光 ....
Re:

空の箱を贈ります


Re:Re:

受け取っていただけるとうれしいです


Re:Re:Re:

面と向かって話すのは恥ずかしいので


Re:Re:Re: ....
ガラスいっぱいに広がる黒に、

顔を寄せすぎるほどよせて、おさなごがさけんだ。



ねぇとおちゃん!

なんだい、坊?



問いかけられた髭面の男は

グラスの琥珀を半 ....
       夕闇迫る三差路で
       迎えが来ぬかと立ち尽くす
       逢えぬあなたに逢いたくて
       黒髪闇に溶かします
       紅い時が往き過ぎて
  ....
Amazonでなら
何でも簡単に買えるって
聞いたから
そりゃいいやってんで
生きたピラルクを
注文しようとしたら
どこさがしても
ないじゃねえか
Amazonなのによ
他に何がある ....
スーパーの立体駐車場に車を入れて
そのまま買い物に降りて行く
おにぎりとお茶は持参だが
ちょっと甘い物が欲しくなる
ねらい目は見切り品コーナー


 大きなシュークリームが一個68円
 ....
曲がり角を曲がらなければよかった。

記憶の波にのまれてしまう。
3.2.1.

元町から中華街の何気ないみちで、
「一生、君だけを好きでいるよ。」と言っていた君。
子供みたいな ....
雲が僕を抱きしめてきた
その胸元には雨の匂いがして
雷を飼ったその腹が ゴロゴロと唸りを上げていた

{ルビ霙=みぞれ}が僕に口づけをしてきた
全身に冷たい唇を這わせて
シャツの下までびし ....
写真は送りあい顔は分かる
逢ったことはもちろんないし
写真以外の表情は知らないけれど
でも毎日二時間前後の電話で聴く声

その距離はほぼ800kmくらいあるだろう
お互いに同じ病いを持って ....
考えると死にたくなる
足りない淡白な脳の色 心も曇りに道ずれ

考えに呑み込まれると死にたくなる
心技体の面積に氷河期の凍てが張る ひびは入らない

せめて心だけは切り裂いて 留まらせてや ....
かなしくてないているのか
さびしくてないているのか
雲の切れ間に青空
風に小さな羽根をふるわせて


うれしくてないているのか
いとしくてないているのか
透きとおった雪が流れて
目の ....
寒いので今日は職場も窓を閉め切っていた。

すごく大きなハエが建物の中に入っていて、窓に向かってぶんぶんじたばた暴れ中なのをみつけた。
その真四角の窓は、太い木の枠に囲まれていて、上の部分の ....
レシピ通りに作られた横綱  「きみの詩」

冬の庭にきみは
一所懸命に
種を蒔いている
ときには雪、吹雪のなかでも

脳裏をよぎらないかい
咲くわけがないってこと

、わたしは
たずねない
ただ
じっ ....
【すりおろした林檎】

ねこをかんぶくろにいれて ポンと蹴っていいような
汗と毒と 荒い呼吸の  みすぼらしい私が すっかり蒸発しました
ぬけがらの私の みぞおちを 
糖蜜が ....
  舞台中央に椅子がひとつある
  男がひとりすわっている
  男は語りはじめる


おまえさん牛は好きか
そう、おまえだ
牛は好きかと聞いているんだ
牛はすばらしいぞ
何しろ奴ら
 ....
あなたとふたたび逢う時
泣いている訳にはいかないと思った

空が好きだった
あなたが撮影した朝焼けは力強く燃えて
私にはない色を奏でた

オリオンに輝く星の彼方で
小さく光る二粒の瞬き ....
僕たちは夜を旅する
孤独にむかって囁き続けるナイトバードなんだ

代償なんてありはしない
ささくれを癒す為に空を飛んできた
まぬけなオウムの類だが

ちっともいいことなんてないって言いな ....
僕たちのギターはすでに古びて
ギブソンやマーチンよりかはマシな音色で人生を歌う

たくさんの奇妙な物語が僕たちを誘ってゆく

何処へ

それはレスポールの残響が終わるところ

かどの ....
{引用=進歩は昔話を撲滅する}
 あんたの事は食わしちゃる
 あたしが部屋で何しとるかは
 詮索せんといて
 覗きでもしたら出て行くきね

女房のオツーはそう言って襖を閉め
日がな何事か ....
ほめられたくって
書いたってしかたない

ほんとは少しは
ほめられもしたいけど

自分はこんなふうだった
そう 残したい

長く生きるかもしれないし
そうじゃないかもしれない

 ....
ある日、{ルビ自我=イド}の底に溜まった汚泥を掻きだしていた。

その泥を天日に干して固めたレンガをぶつけあう祭りがあると聞いた。

延々と風景のガンマ値が上がり続けて

まっ白になってな ....
海外で活躍するメジャーリーガーや
サッカー選手たちはいつも大きな注目を浴びる
でも それをまず為したのは 
商社を始めとする無名のサラリーマン諸兄だ

メディアはニュース・バリューがないので ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(8373)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パンセ- 衣 ミコ自由詩713-1-25
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩7+13-1-24
叫ぶおっさん- 吉岡ペペ ...自由詩413-1-24
ツイッター- 花形新次自由詩113-1-24
深い森- HAL自由詩10*13-1-24
うまれてくれた- ドクダミ ...自由詩7*13-1-24
カラスと不安を分かち合っている- 北大路京 ...自由詩2*13-1-24
海よ- Lucy自由詩10*13-1-24
空メールのやりとり- Seia自由詩613-1-24
白い糸くずの群れ。- 元親 ミ ...自由詩12+*13-1-24
逢う魔が時- 石田とわ自由詩9*13-1-23
ごめんね、Amazon- 花形新次自由詩2*13-1-23
なんかさめちゃって- ただのみ ...自由詩25+*13-1-23
冬の記憶- そよ風自由詩213-1-23
氷原に舞う塵- まーつん自由詩8*13-1-23
それを愛と呼ぶよりも(For_Ms._M.S)- HAL自由詩6+*13-1-23
ホトトギス- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-1-23
冬の小鳥- 石瀬琳々自由詩11*13-1-23
エッセイ__ハエを逃がしてやったこと- Lucy散文(批評 ...6*13-1-23
レシピ通りに作られた横綱- 北大路京 ...自由詩113-1-23
ふたつのソネット- もっぷ自由詩513-1-23
【りんごの_ゆくえ_】二編のオムニバス- るるりら自由詩14*13-1-23
砂浜の男- 村田 活 ...自由詩9*13-1-23
命は燃え尽きない- 詩貴自由詩313-1-23
ツアー- 梅昆布茶自由詩2013-1-23
トワイライトゾーン- 梅昆布茶自由詩713-1-23
鶴の恩返し- salco自由詩31*13-1-22
宣言- 三田九郎自由詩4*13-1-22
つるべ落とし、のような- 高原漣自由詩3*13-1-22
いつか忘れ去られるひと- HAL自由詩7*13-1-22

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