坂本くんや夏絵嬢と新年を祝う

今年も風車はまわる

去年はちょっとくたびれた年だったなあ


夏絵嬢が笑う

僕の星たちはどの軌道に乗るのだろうか

運命という星座は色を変えか ....
記憶を失えば 自己証明ができない 
IDとパスワードを忘れたら 私が私だと人が認めてくれない
魂の不滅だの自己の存在理由だのと何世紀も大騒ぎしたあげく このザマか

いや待 ....
まぶしさがいずこからかやってくる
湖面は揺れ 
私は浮かび上がろうともせず
かといって沈み込むこともなく
散り散りとなった魚たちの肉片を
生臭い目で受け止める

巣の中で縮こまる小鳥のよ ....
お正月に風呂屋へ行き 
入口でもらったサービスの甘酒を手に 
目に入った「足湯」に 
ズボンをまくって、足を浸す 

紙コップから{ルビ一滴=いってき}の甘酒がこぼれ 
お湯が一瞬、白く濁 ....
いいって 気にすんな
そう テーブルの上の
サイコロが 言った

そこで 僕は
この肩に 乗った
もろもろの 煩いを
サイコロに なすりつけて
もう一度 転がしてみた

キン キン ....
深い胸の奥
求めるものは何だろう
ありきたりなことばだけの感情ではなく
細やかだけれど
静かに燃えている
わたしのなかの
赤い熱 ....
僕という手品を君に見せてあげよう

きみはつまらないっていうけど日常はとてつもなく

素敵なショウだってね

種明かしは簡単さ

詩人であればいいのさ


世界という書物を書き換 ....
思い出は数限りなくありありて涙なり又涙なり

絆なり今年の文字を選びしは真にも吾に相応し

結婚の絆は固し乙女らよ夫を愛し子を育てられ
   Ⅰ

ちらちらと粉雪が舞うなか
高らかにラッパの音が鳴り響く
あれは祝福の合図か
それとも最後の審判への警告か

澄んだ空に鳴り響く清らかな音に
私は身も心も洗われて行くような気 ....
もう一度と
願う君の横顔を
遠い私はおぼえよう
海が壊れた日を
忘れない私たちの
手がどれだけよごれていようとも
互いにだきしめあいながら
今日は多分泣いている

私にはそれが聞こえていた


大人だって傷がつくねんて。

十年前の言葉を飲み込んで

今も悲しんだりするねんて。


二十九のおとこのひとが

 ....
恋に落ちていればよかった あなたと

幹にもたれると思いだす
黄色い広場を転がる音
町よりすこしあたたかい砂の上
素顔のままでずっといたい

下敷きを忘れたら落ち込んで
声をかけて仲良 ....
{画像=120105004250.jpg}




現状認識


悔恨と希望、両極端に振れる

不安定な時代を生きる

情景は印画紙に焼き付けられ

その意味は後から知るこ ....
俺の言うとおりに言うんやで

お墓参りに行ってたんやって

雪が降って電車乗り遅れたんやって

そいつのご先祖さんとおまえのご先祖さん

大親友やったかも知れへんやろ

世の中見え ....
ぼくは待つ人
何を待っているかも
わからないけど
ぼく待っている

待つもの来ずとも
待つ心のありかたで
有為も無為も
意味をなし得る

意味といえども
無意味な本質
本質 ....
 
朝起きたら、外に出よう

白い息を吐きながら

此畜生と吐きながら



 
私の知らないうたを
あなたが口ずさむのがくやしくて
気をひこうとしたけれど
やっぱりやめました

あなたがあなたのことで
いっぱいいっぱいになっていて
それを受け止めてくれるのが今は
 ....
眠れない夜に思い出すのは
幼い頃
父や母から聴かされたお話
大人になる度に
お話は大きく ....

お正月、
特別なその日をくぐる
肩上げの晴れの着物に赤いりぼん
門松は凛々しく

遊び仲間はおすましして
行ったり来たり
どのお正月も晴れていたような
追い羽根の檜扇の実は
音 ....
南島の
国際通りでるつぼに会おう
安里から
牧志にかけての人だかり

沖縄三越の道向かいから 平和通りはかまぼこ型で
龍の捩れる ガマほどにあやしく
おいで おいでよ
ほの暗くゆるやか ....
その日記のタイトルは
タイトルなし。
彼はふざけていたし、
彼の日記は辿られる
ことを待っていたように
少しめくれている
空の東を飛んでいる
鳩の、羽ばたきが
止まって見える窓 ....
冗談で気やすく
愛してるっていうのと
死ねっていうのんでは
どちらの方が重罪だろう


今朝も牛乳の表面には電気が光っている
数種の果物はめちゃくちゃに切って盛られ
卵をパンにのせ ....
君を想うだけで

壊れそうになる

涙がこぼれる

死にたいと思う

そのたびに

生きてるって

実感する

君を想って

生きていこう

そうしたらきっ ....
両耳をそぎ落とした芸術家

トーフを食べながら動物愛護を訴え続けた
男の末路はヤク中で死亡

眠れない何千万と言う人々

けれど消えない希望と言う灯火

地球が地球らしくあるために
 ....
かこぉん・・・と靴音
軋む、非常階段


感情を言葉に変えた瞬間から
わたしは
燃えないゴミのように無機質な
存在に変わってしまうのだろう

語りすぎるのは
良くないことだ
見つ ....
雲の巣みたいに張り巡らされた糸が
緻密に優雅に空に浮かんでる
 
君の声が聞きたくなって
桃色のそれを選んで
口元へと運び
 
「××××」
 
と愛の言葉を囁く
手に持ったそれを ....
月は敵でも味方でもない
その光は冷え切ったこの身を温めてはくれない
ただいつも美しく
いつも見つめてくれるだけ
月は訴えることはしない
だが証人にもなってはくれない
寡黙な隣人だ
星もそ ....
おめでとう
めでたい日も今日でおしまいだ
めでたくもない
あたしの冷えた部屋は
去年のまんま

無理やりつくった笑顔みたいな
口ぱくのおめでとうは
だれの胸にも届かず
ひっそり鏡には ....
明けましておめでとう

女房へ、恋人へ
父へ、母へ
叔父へ、叔母へ
子供へ、子供達へ
友人へ、知り合いへ
近所へ、お店へ

生きるにあたってすこぶる不公平なことばかりだが

日は ....
 年末ドライブ

濡れし街ひとまわり
雨上がりに陽の照る
運命の曲は流れて
雲の湖岸を左手にて

いまだ燃えなき
心を持ちて
今日の旅
酒を慎もう

近江富士
たたずむ向こう ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風車2012- 梅昆布茶自由詩612-1-6
記憶喪失の実験- たにい自由詩312-1-6
氷雪の灯火- within自由詩12*12-1-6
甘酒の味_- 服部 剛自由詩8*12-1-6
サイコロ- まーつん自由詩9*12-1-5
『幻』- あおい満 ...自由詩8+*12-1-5
たねあかし- 梅昆布茶自由詩1312-1-5
- 生田 稔短歌312-1-5
天使- 未有花自由詩19*12-1-5
ともだちのかお- 朧月自由詩612-1-5
孤高を貫く人へ- 自由詩412-1-5
冬の雨- nick自由詩2*12-1-5
現状認識- beebee自由詩23*12-1-5
悲しまんといて- 吉岡ペペ ...自由詩712-1-4
待つ人- シホ.N自由詩6*12-1-4
此畜生- 殿上 童自由詩26+*12-1-4
かえり雪- 朧月自由詩312-1-4
『眠れぬ夜の昔話』- あおい満 ...自由詩5*12-1-4
正月の空気- 木原東子自由詩12*12-1-4
るつぼ- 乾 加津 ...自由詩18*12-1-4
- ズー自由詩3*12-1-4
朝食- いばら自由詩5*12-1-4
生き方- ジュリエ ...自由詩112-1-4
可能性- 永乃ゆち自由詩112-1-4
静かなスクランブル- 銀猫自由詩18*12-1-4
糸電話- 桜 葉一自由詩112-1-4
すべてが敵でも味方でもなく- ただのみ ...自由詩14*12-1-3
平日ダイヤ- 朧月自由詩312-1-3
正月一日- 蒲生万寿自由詩1*12-1-3
年末ドライブ- 生田 稔自由詩412-1-3

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