国々は歴史というエスカレーターに乗って
ゆっくり 未来へ向かって登って行く

いつまでも いつまでも
赦すことのできない憎い後ろ姿が見える

煩わしい声に ふと 振り返ると
遠い過去から ....
コーヒー飲んだって

飲み屋に行ったって

言葉にならなことが

言葉にしたいことで

言葉にできないから

詩を書いたりするんだよ。

誰に ではなく

誰か に。
人生に放火して黒焦げになった

うつろな影をひっつけてずるずる歩く

酸いも甘いもあいまいだ

夢も希望もあいまいだ

焦げた歴史がべりべりと剥がれ落ち

心の暗黒だけが確固として ....
狂気と理性が戦ったとき
果たしてきみはどっちが勝つと想う

理性か理知的なきみのことだ
そう言うと想ったよ

でもぼくの解答は違う
勝つのは狂気だ

なぜなら狂気は理性を殺せるが
 ....
月よ お前様は 自ら輝く事も出来ない身の上だと言うのに

借り物の服を着て

ものまねの明かりの下に 私を座らせて この めくるめぐる思いを

ただ 寂しいよ と一言だけ 言わせて 癒 ....
ななめ45℃に体かたむけて空を見る

とんびがくるくっるとんでゆく

仕事がえり

足が大根になってゆく

シンドイナってつぶやいて

ちかちかと電信柱に灯がともる

いいこと ....
{画像=121001012943.jpg}




小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
高い所や高級な場所が好きになれなくて

そんなところに行くことはなかった

それはぼくのわがままで

そんなわがままに象徴されるぼく自身が

宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!

 ....
書けないので

書けない と書く

窓の外の嵐のように

こころは散り散り

渦巻いていて なのに

何ひとつ浮かばない夜

言葉を失って

無言のままにのたうちまわる
 ....
雨と風が共謀して
世界を動かそうとしていた
食いちぎられそうな木々が耐えていた

ヒトがつくったものたちは
ごめんなさいとたおれてた

そこへ小さな四輪が
ふらふらふらふら走ってた
 ....
過激動物愛護団体の抗議が怖くてシュールストレミングと猫は中止にしました 入道雲をたたえ
   湿舌を呼びこみ
      晩夏を告げている
つくつくぼうしのひと鳴きを聞く
木陰を濃くした公園の広場

その許で
こどもたちは流れる時に邪念がない
       ....
ねぇ あなたは柿好き?

わたしは嫌いだったんだよ
むかし 田舎から送られてきた
柿を ひとりで食べ過ぎて…
おなか壊して 三日寝込んだ

たかが柿って あなどれないよ

それ ....
えーっと、なんだっけ、
重要な事だった気がする。

一行目になるはずの、
とても明確な一言。

えーっと、なんだっけ、
思い出せそうな気がする。

二行目に続くはずの、
行き先を示 ....
ある時、愛について熱く語られた。

ずいぶんと、有り難そうに話してくれた。

世界は愛に溢れてるらしい。

愛は全てを救うらしい。

愛は最高らしい。

愛こそ全てらしい。

 ....
もしもツバサがあったなら

あなたのところへ

飛んで行けるのに



もしもツバサがあったなら

あなたのところへは

飛んで行かない


背中にツバサを背負った姿で
 ....
薬が旨い 責任とってあたしをお嫁にもらってよ

こんどは男と女になってみましょうか?

どうせ恋愛も結婚もあきらめていたから

男運がわるいっていつも言われてた

いいの一時でもあたしを必要 ....
漂えど沈まず

なんとなくカッコイイ気もする言葉だ

でも

沈むことがまるでダメなことみたいで

この言葉が嘘くさくて嫌いだ


沈みたければ沈む

漂えど

沈みたい ....
「秋のわたしは」
               木の若芽


わたしは秋になるときまってしその花になります 和のハーブ
わたしは十五夜のころなんとなくかつらの木になります 甘い樹
そろそろ ....
最近ついてなくて……

電話口で友だちにぼやいていたら
私の運勢を
四柱推命と六星占術で調べてくれた

それによると
来年から運気が上昇するらしい
今までの努力が認められるというのだ
 ....
連れられて来て
放たれて

追いかけられて
追いかけられて

すくわれて

入れられ

揺すられ
揺すられて

閉じ込められ
名前を付けられ

見つめられ
見つめられ ....
潮騒
の果てに
祈り御達の呪文
あなたになっていく
沈黙

海辺
風化した
軌跡や誰かの舞踏
あなたになっていく
海風


どこまでも、空
果てを描かなければならない ....
歩きたいのです

何もなかったから ただそれだけ


誰もが 妙に速足でいくものだ

そんな風に思うでしょ?

わたしが こんなに止まった世界にいるなんて

知る ....
 
赤い糸があるなら

断ち切りたい

だって、自ら紡ぎたいじゃないか




 
まるで舞台セットのよう
蛍光灯の光が融け込んで
透き通った 小さな庭園で
   
  水草ゆれて

   ふわりと
  
 紅金色の着物も褪せた
 年増女が二人
  よもやま話 ....
秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい

少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた

長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
星と飛行機がすれ違う

星も飛行機もそれを知らない

星も飛行機も

勝手に切実に在るだけなのだ


見つめていたのは

遥か地上でだった

寂しかっただけだ

丁度よか ....
フライドチキン骨ごと喰う 野良猫でありたい
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エスカレーターを駆け下りようとする馬鹿なやつ- ただのみ ...自由詩15*12-10-1
宛先- 三田九郎自由詩5*12-10-1
黒焦げ- 三田九郎自由詩7*12-10-1
称賛されしものか- HAL自由詩5*12-10-1
仲秋の夜に- ぎへいじ自由詩17*12-10-1
あしたはあしたの風がふく。- じじ自由詩25*12-10-1
地下世界の大地図__/_鉛筆を握りしめて- beebee自由詩29*12-10-1
ぼくのわがまま- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-1
慟哭- 三田九郎自由詩212-9-30
暴風雨- 朧月自由詩512-9-30
過激動物愛護団体の抗議が怖くてシュールストレミングと猫は中止 ...- 北大路京 ...自由詩412-9-30
宇宙人のしわぶき(二)- 信天翁自由詩312-9-30
【_柿_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-9-30
はじめの一行- Seia自由詩312-9-30
理解- たまごボ ...自由詩3*12-9-29
イフ・アイ・ラヴド・ユー- 芦沢 恵自由詩21*12-9-29
今日も元気だ- HAL自由詩5*12-9-29
彼女の箴言集- 梅昆布茶川柳912-9-29
漂えど沈めず- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-29
秋のわたしは- 木の若芽自由詩612-9-28
【_ラッキーアイテム_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-9-28
金魚の命- 夏美かを ...自由詩26*12-9-28
海辺にて- うめぜき自由詩812-9-28
彼の方は- 芦沢 恵自由詩11+*12-9-28
紡ぎたい- 殿上 童自由詩28*12-9-27
水中戯曲- ただのみ ...自由詩20*12-9-27
夕焼けの海- 朧月自由詩1412-9-27
星と飛行機- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-27
フライドチキン骨ごと喰う- 北大路京 ...自由詩812-9-27
餌を貰うために奴隷のようにお坐りお手をして尻尾振る犬よりは- HAL自由詩2*12-9-27

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