あめがかたにふるのは
このうちのねつをしずめるため
あめがかたにふるのは
このてをもりにかえすため
あめがかたにふるのは
のびたおもい ....
そのさきにあるのは
なんですか

それはどこに
ありますか

うみのむこうへ
しずんでいく

パレードが
きょうもいく
針金の先端の尖った針が
心に突き刺さって血を流す
薄い膜に覆われた半透明の未来
触れると壊れそうで怖い

漠然と広がる未来は
わたしをいつも不安にさせる

指先に沁み込んだ ....
恋とはかくも理不尽で独りよがりでわがままな

禁断の果実

けれど誰もがそれを欲しがり

憧れ、知りたがる


ねぇ、愛しい人

世界が恋であふれたら

きっと滅んでしまう
 ....
君が空を見上げる時

僕を思い出せるよう。

僕はいつも

青いシャツを着よう。


君がどこかで笑う時

僕を思い出せるよう

僕はいつも

君を見つめていよう。

 ....
次はと 彼は訊ねた
Y10289035498
執事は答えた

コインが空に投げられた
執事は落ちたコインを見にいった
【裏です】

彼は告げた
【削除】

執事は答えた
【 ....
水溜りに映った 贋物の太陽
掌を伸ばせば 掴めると思った空色の毛布
わたしのHPはどんどん下がってく
生温い脱力感で 目を瞑る

極楽鳥の歌 極彩色の夢 
オルゴールのネジを巻いたら 
 ....
ゆうぐれに
流れおちる黒い髪
首すじをつたって
とびたっていった夏の
影を踏んで
わたし、
あなたの
掌にそっと
針を刺しました

あらゆる
温度がならされ
あますことなく
 ....
 
音だけが交差する 黒い海

波間にキラキラ 海蛍

お願いだから消えるなんていわないで 海蛍



 
みんな何かを抱えているんだ
幸せだとか 不幸だとか
そんなカンタンに決めつけんなよ
「辛い」の尺度だって
それぞれ違うんだ
泣きたい夜なんて 誰にでもあるんだ
だけどこらえて 笑ってるんだ ....
{画像=120128221115.jpg}




それは
青空を巻いて
大きく旅立って行ったのだった

遥か眼下に
広がる世界は
大きく変わろうとしている

幼い頃
見 ....
深緑色の小葉が群れる枝に
金の果実が十幾つ

花瓶に挿して眺めていたら
子供の頃に読んだ
セルビアの民話を思い出した

夜更けに鳥が盗みに来る
王宮の金の林檎
鳥は綺麗な女性に変 ....
ひとには


信じようと


信じまいと


神に祈るしか


ないときがある
聞こえるのは
屋根から滑り落ちる小さななだれの音だけ

加湿器からもくもく白い蒸気が上がって
湿った空気がじゅうまんする

だるいからだとひどい頭痛
おでこだけがひやりとして
細胞がた ....
友達をなかした
だいっきらいを3回いった
うそをついた
失敗をごまかしてうやむやにした
傷つける一言をいいすぎた
ヒステリーになった

そんなあたしは

顔にモザイクをかけて
歩き ....
あの日以来
飛ぶことが怖かった
離してくれないと
地上のせいに僕等はしていた

黄昏てばかりの僕等を
ずっと見つめていた夕陽が
かわりに沈んで

会うたびに膝を突き合わせて
会うた ....
 夜のドックから走り出す多機能な女

関節を裏側にまわしてステンレスのホイッパーを固定する
ふるえる卵黄と小麦粉がはねつく
すべりだしたパーツからコルク抜きが選択されると
シールドはしぶく
 ....
  しがない サラリーマンとか
  しがない 主婦とか
  しがないということは詩が 見つけられるということだ

  ピカリ と
   
  詩が
  
ベックのギターが朝を切り裂く

僕のともだちは紛れも無く愛

粉飾されない穏やかなもの


孤塁はもういいのだね

一人じゃないし


すべてを知ることはできないけれども

 ....
              死んでしまいたい夜に
              みそ汁をつくる
              干からびた大根のしっぽを
              短冊に ....
耳をふさいでも
世界中から聞こえてくる
叫び声
無視しても
聞こえないふりをしても
脳の中で蛇口をひねったように

これ見よがしに行進する
灰色悲色めいた
叫び声
払い落としても
 ....
優しさによく似た嘘に手を引かれ

行きつく先は虚構群。


いつからこんなに弱くなった?

いつからこんなに涙もろくなった?


答えのない問いに戸惑うのはもう飽きているのに

 ....
  非定型な雲は生硬な定型でしかない
  ぼくを尻目にとりとめがない

  ぼくのO市
  かのじょのN市
  どちらも雲と坂が多い街であるから水っぽい
  川が
  なにか ....
ぼくは栞になりたかった
図書館の本にそっと挟まったままの

あるいは
だれかが思いをこめて忍ばせた
四つ葉のクローバーに
あるいは
はからずも頁の上に落とされた
乾いた涙の跡に

 ....
誰にでも烙印は捺される
火傷の熱さもなく肌を抉られる痛みも覚えず

それはいつも自分には見えない身体の部分が選ばれる
自分には見えなくとも他者にははっきりと見える位置に

転落者とも落後者 ....
へやじゅうに散らばるこまかいつぶを一つぶずつ拾いあつめ
へやの
左がわにもっていき
さいごの一つぶを左がわに置いたところで
いちばん左がわの一つぶから
右がわへ
もっていく
死ぬまで ....
もう起きる時間だろう
眠りの中で身体のどこかがそう告げていた
案の定 暫らく経って携帯が鳴る
わかっているよ でももう少し寝ていたい
「いいんじゃない このままで」誘惑者が甘い声で囁く
 ....
どうしたのだろう
いつの日からか母は新聞で「死」という字に赤く印をするようになった
どうしてだろう
いつの日からか母はそうして新聞社に電話をするようになった
どうかしたのだろうか
そのときの ....
たとえば
あなたが
一つの詩を書こうと思い
想像力は創造力と変わり
詩作の情熱があなたを捉え
刀鍛冶が真っ赤に熱した鉄を打つかのように
ひと文字
ひと文字
キーを打ち
一つの詩
一 ....
たとえば僕が
宇宙人にさらわれたとして
僕の不在に
気がつかない人は多いだろうが
僕の不在を
嘆く人は片手で充分数えられる

別に怨みごとを言うつもりはない
そんなものだといつも思 ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(8374)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『あめがかたに』- あおい満 ...自由詩7*12-1-29
パレード- 小川 葉自由詩412-1-29
【_針金の未来_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-1-29
恋とはかくも。- 永乃ゆち自由詩3*12-1-29
つまり僕は。- 永乃ゆち自由詩2*12-1-29
コイントス- HAL自由詩212-1-29
【_デジャ・ヴ_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-1-29
glow- こんぺい ...自由詩612-1-29
海蛍- 殿上 童自由詩25*12-1-28
幸不幸- 凪 ちひ ...自由詩212-1-28
孤影_/_遠く飛び立って行った白い鳥- beebee自由詩28*12-1-28
金柑- 壮佑自由詩9*12-1-28
祈り- HAL自由詩512-1-28
たいおん- 森未自由詩17*12-1-28
モザイク- じじ自由詩7*12-1-28
夕鶴- subaru★自由詩17*12-1-28
多機能な女- 乾 加津 ...自由詩17*12-1-28
ぴかり- るるりら自由詩12*12-1-28
blueウインド- 梅昆布茶自由詩1012-1-28
大根が泳いだら- 石田とわ自由詩8*12-1-28
自己憐憫ショウ- ただのみ ...自由詩5*12-1-27
空の果てまで- 永乃ゆち自由詩5*12-1-27
雲と坂道のデッサン- 石川敬大自由詩13*12-1-27
付箋- はなびー ...自由詩6*12-1-27
白い砂利- HAL自由詩212-1-27
月曜日には- はるな自由詩1112-1-27
朦朧の楽しみ- たにい自由詩312-1-27
新聞- アキヨシ自由詩312-1-26
それはもっとも根本的な問題なんだ- ただのみ ...自由詩6*12-1-26
幸福- nonya自由詩27*12-1-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280