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東京、新宿、夜を行く
明るいパネルに挟まれた
道路はあらゆるシルエットたちを
幾何学的にまき散らす

豆電球のフィラメントを
アリの足とするなら
この街の電光源は
一体、何に例えら ....
結合因子が重なって
「私」という包みが生まれた

誰かに閉じられやがて誰かに解かれてゆく
「私」という包みが生まれた

前世では一瞬にして死を知ったとか
来年の八月にはひとつ数字を増やす ....
新聞紙に包んだ卵を

割れないようにそっと運ぶ

手のひらさん 手のひらさん

優しくなぁれ 優しくなぁれ

あともう少し 今の次まで

涙を流した悲しい昨日を

振り返っても ....
鏡に映るは頭蓋骨
湯気に煙るアンモナイト

砂場に描いた渦を飲み干し
喉に裂けるは根の無き林檎
音にはならず口惜しき様
無言の放射を裸体に感ず

(命あるものまるでただ
 渇きを ....
0と1の間には
器用に線が引かれているようで
不器用には離れない

投げやりに出された天秤の
小皿に対象物をまとわせ
触れ幅を好奇の対象として
タブロイドはアングルを待つ
0か1か
 ....
深夜3時の空気は重い
朝は小さく震え
まだ誰の手にも渡りたがらない

コンビニの軒先には男女が
1つのカップラーメンを分け合う姿
2人で1つが1人を半分にして
空白に収まる愛を試す

 ....
こめさんのゆうかさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新宿- ゆうか自由詩610-4-16
「私」という包み- ゆうか自由詩209-9-19
卵を運ぶ時間- ゆうか自由詩109-8-3
湯気に煙るアンモナイト- ゆうか自由詩4*09-7-12
どちらでもいい- ゆうか自由詩209-6-28
深夜3時- ゆうか自由詩209-6-14

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