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祭りのない秋
冬の訪れ
静かな景色と
空模様

途切れる意識の
はざまに浮かぶ
現実のあらわれ
夢の幕
夢でこその現実模様は
頭の奥に遠ざかる

天井の
咲かない花の ....
世界が
造り物みたいに見える日

夜をひきずって
陽のもとへ出る

同じように見えて
異なる日々


今日の世界は
惜しい世界

ある日は
できすぎた世界

こ ....
明けないはずの
夜が明けて
僕はまたしても
僕の一人を
夜の向こうへ
置き去りにしてきた

明けなかった夜は
もはや異次元
永久に交じわらない
平行線の世界

明けない ....
生きてるついでに
祈ってみよう

生きてるついでに
愛してみよう

生きてるついでに
笑ってみよう

生きてるついでに
学んでみよう

生きてるついでに
悩んでみよう
 ....
眼は
閉じるためにある
闇と親しくなるように

  暗黒に潜む
  閃光

耳は
塞ぐためにある
沈黙に浸されるように

  静寂に沈む
  音声

腕は
抱えな ....
名もなき
地に居て
ふるさといずこ

立つ
土の上
根はあるか

 ☆

寄る辺なき
心の景色
真実いずこ

見る
地平線
空遠く

 ☆

いつも
 ....
自由という
苦境
自我という
魔物

奔走する
道程
翻弄される
生命

この身は
いったい
なにものか

なにものでもない
混沌のうちの
ひと泡
人間社会の虚構
文明科学の虚構
反自然へ一途の人間の
自然は隠蔽され


虚構を信じて
虚勢を張って
虚構にとらわれ
虚心を得られず


ひとつの生を
たどる道
意 ....
あしたの朝
夢を拾おう
ほんとうの空気を
呼吸できるように

息をしてる間に
きのうまでに見た
悲しい夢さえ
昇華されるように

時計のベルが鳴り
次第に目覚めゆく
駅へと ....
昼の
冴えた青い空
さらの白い厚い雲

夜は
深き濃紺
星の欲する空の闇

くり返しくり返す
するとするどく
光っている、見えないものが

見得ないけれど
見られるものが ....
日々の中にある
偶然の一致の
意味深さに
迷う

不思議な力が働く
脳内の活動
畏怖すべき
何ものか

神経細胞の無数の足の
電位の迷走
その刺激によって
現る幻像

 ....
表現とは何か
具象化だ

具象とは何か
結論だ

結論とは何か
過程が有ることだ

過程とは何か
湧く想念だ

想念とは何か
言の葉の混沌だ

その言の葉とは何か
 ....
自分らしさを
置いてきた
記憶もうすれた遠い果て

自我は幻想
行きでも帰りでもある
旅は途中

道見失い
落ちて滑って
深いふところ

いだかれるのは
自己の小ささ
 ....
ゾワゾワと
海馬の駆ける
血の赤褐色の波がしら

しんとした
頭蓋の裡側
静かに発火して走る

小さな電気が
波立ち奔る
細胞たちの星のようにのびるあし

太古のものらさえ ....
あるスピードをもって
街の夜明けをめぐっていると
かどを曲がるたび
まあるい月が現れては消え
消えては現れるのだ

四角い建物の影に
あるいは影から。
黒い樹々のあいだに
あるい ....
きのうの夕暮れ
この町の小さな駅の
ラッシュ・アワア時
飛び込みがあった、若い人の

その事
脳裡よぎりもしないまま
線路したの
花咲く春の道を
今日の真昼
走り抜けていたわけ ....
なにも
見えなくなったとき

おどらされるのは
ごめんだから

自分の眼で見て
自分の脳で考え鍛えよう

鍛えたすえに
自分の脳さえ

信じられなくなったら
きっとそれが ....
かくれんぼしよう
いち にい さん しい
ごお ろく しち はち
きゅう じゅう 数えて
もういいかい

かくれる場所は
暗くて密かで奥深い
安全地帯
遊びを忘れて
神かくしの ....
  「恥の芯」


生きているのが恥ずかしい
死ねないことが恥ずかしい
しょせん価値など求めてないが
恥ばかりの道のりで
消えてしまいたくもなる

過去は去るまま
未来は白紙
 ....
歌い尽くされた
メロディ
書き尽くされた
ことば

創作なるもの
無尽蔵か
個性なるもの
確たるか

自意識が
固有であるという幻想
すべて形なき混沌

個性の殻に安住 ....
キレイダナ
綺麗なものを
僕の眼も見る

このマチガイを、この
すべての僕等の間違いを
ほんとうの物にする

ホントウに綺麗なものが
僕の眼の裡に映る、もう
間違いもかまわぬ
 ....
笑いながら僕らの内部から
ななめうしろに
バタバタ飛んでいった鳥たち

そうだった
僕らに絶対はないのだ
絶対がないことの再認に
僕らと鳥たちのあいだにある
みえない影法師を見よ
 ....
ぼくは待つ人
何を待っているかも
わからないけど
ぼく待っている

待つもの来ずとも
待つ心のありかたで
有為も無為も
意味をなし得る

意味といえども
無意味な本質
本質 ....
そらの珊瑚さんのシホ.Nさんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日のつなぎ目に- シホ.N自由詩620-12-23
惜しい世界- シホ.N自由詩420-8-4
夜の背後- シホ.N自由詩1217-2-14
ついでの人生- シホ.N自由詩517-1-18
不在の身体- シホ.N自由詩516-11-21
名もなき地の夜- シホ.N自由詩414-5-12
ひと泡- シホ.N自由詩6*12-11-5
- シホ.N自由詩3+*12-10-29
夢の駅- シホ.N自由詩412-10-12
めぐりあい- シホ.N自由詩3*12-8-16
脳の神様- シホ.N自由詩3*12-8-10
交信- シホ.N自由詩112-7-10
一歩- シホ.N自由詩512-6-12
記憶の使者- シホ.N自由詩312-5-16
- シホ.N自由詩412-5-10
鉄道自殺- シホ.N自由詩312-4-15
懐疑論- シホ.N自由詩412-3-13
かくれんぼ- シホ.N自由詩412-3-10
恥の芯__恐怖心- シホ.N自由詩612-1-30
根源- シホ.N自由詩412-1-24
僕の眼も- シホ.N自由詩412-1-17
鳥たち- シホ.N自由詩212-1-8
待つ人- シホ.N自由詩6*12-1-4

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