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ドヤと言う言葉を
君はご存知だろうか

横浜と言う
首都の隣の
港町

もうドヤドヤと
酒場を賑やかする
声は無い

季節労働者は
簡易宿で
死ぬを待つ

南区役所に行け ....
朝に炊いた玄米メシ
冷たくなった握り飯を
私は食らっていた

父親だった男が死んだと
疎遠過ぎる妹からの電話

皮肉なものだ
あまりに薄い縁を
思い知らされた

玄米は
よく噛 ....
こころがひとつ
ふねにのり
あてなくひろい
みなもにぽつん

そらとみずとの
さかいなく
おもえるような
あおあおの
しずかなときも
ありました

そらとみずとが
まざりあう ....
それがお友達だった
セピア色なんてハイカラじゃあない
リアルな書きにくい紙でしたよ

5bの鉛筆
とっておき
茶色に踊る
鮮やかにね

藁半紙に書いた夢は
遠い昔の夢となった

 ....
今日の昼餉。どう言うわけか月の終いになると、かならずと言って良いほど
芋のたぐいが余っているのだ。取っておいたつもりは毛頭無いのだけれど。
別にその状況が嫌いではありませんが、何だかちょっとば ....
トラウマ

”trauma”

心的外傷

夢とも

傷から滲む

エッセンス

覚めない

連続が

眠りを眠らせぬ


目覚めている様に

表皮と内奥に
 ....
常に悩む
優しさと
暴力の間で
人間の存在意義が
優しさと暴力の
間で漂うならば
何と悲しいだろう
私は信じたい
人間が優しさを
一つの信念として
暴力を凌駕すると
君たちに質問 ....
言葉が如何に弱いかを

言葉が盾にならぬかを

奥底から湧き出る真を

伝えようと書くのだが

言葉は目的を果たさず

熟した果実が落ちる様

ぽつりぼとりおとなし

芽な ....
{画像=130210174218.jpg}

暗き部屋を

照らすのは

一本の蝋燭

なのだろうか

蕾は添えられている

女は立っている

何かを知る様に


私 ....
{画像=130126211558.jpg}


深夜目覚めて居

夜明けを待つ様

兆しを心待ちに

冷気を押し開く

其の様に憧れる

一つ二つと開く

満ちて芳し香を ....
{画像=130123163933.jpg}


とっても小さな赤裸

ちいさくおおきい命だよ

十日で立派に毛も生えた

おめめはまだまだ閉じたまま

けれどもきちんと判るのだ
 ....
「何? 俺が怠慢だって言うのか」
ちくわ男は問い返す

「そうだとも 労働もせずだろうが」
仕立ての良い背広の紳士が口角泡を飛ばし言う

ちくわ男は右手に持ったちくわを揺らし
左手の人参 ....
幼児並みの知能の

ばったり倒れ屋さん

自分の存在意味を

たずねる旅は続く

哀愁と友情とを友として


泣き虫の私は

どうしても涙する

同時に孤独の本質を知る
 ....
これを知っている人は

とても少ないと思う

1981に廃止された食料管理法

それで意味を成さない

ただの小冊子となったから

労働者向けと種々

家族の氏名

生年月 ....
おとうさま
きんととはどうしてきれいなおべべをきているの?

とうちゃんはおもうんだ
とおく離れた御池に
きんととは居て
落ちてきたもみじをおべべにって思った

おとうさま
がてんが ....
おかあさま
ねむれぬよるにかぞえましょ
さくをとびこすひつじさん

おとうさま
ひつじのこどもはどうしましょ
ねむれぬよるもあるでしょに

あんずることはありませぬ
うさぎがこぎだす ....
{画像=121225010128.jpg}

ささやかで良い

誰を祝うでもなく

チビどもとケーキを

幸せな人々に及ばないが

不幸というわけじゃない

これで満足出来るな ....
 本意として巣箱は天井が取り外し可能にしてある

開けてみる 開けた事は 光感知に 鋭敏な おめめによって 即ち 感知される

そこに 指と言う 感覚器官であり 創造も成す 肉体の一部を 下ろ ....
エントランスとか言うな

工業地帯にほど近い

どこか鉄の匂いのする町の

杉板貼りの二階建て

くもりガラスの引き戸

開ければ土間と廊下

左手に下駄箱あり

廊下のは ....
そらの珊瑚さんのドクダミ五十号さんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寿- ドクダミ ...自由詩4*15-5-9
そのとき- ドクダミ ...自由詩4*14-12-5
ひとつぼっち- ドクダミ ...自由詩4*14-11-5
藁半紙- ドクダミ ...自由詩4+14-9-11
ころっけについて- ドクダミ ...自由詩313-9-8
ゆめ- ドクダミ ...自由詩3*13-4-5
人間失格が優しさ意味しているだろうか- ドクダミ ...自由詩7*13-3-8
知っておいたほうがよい- ドクダミ ...自由詩3*13-3-3
女と木蓮- ドクダミ ...自由詩4*13-2-10
春待ちの暗中- ドクダミ ...自由詩5*13-1-27
うまれてくれた- ドクダミ ...自由詩7*13-1-24
「ちくわ男と紳士」- ドクダミ ...自由詩3*13-1-16
正体不明で天涯孤独- ドクダミ ...自由詩5*13-1-12
米穀配給通帳- ドクダミ ...自由詩4*13-1-10
きんぎょのゆめ- ドクダミ ...自由詩13*13-1-2
再度「ひつじのゆめ」- ドクダミ ...自由詩6*12-12-29
幸せの真似事- ドクダミ ...自由詩6*12-12-25
ねずちゅうが何故にわたくしの指に反応するか?- ドクダミ ...自由詩4*12-12-12
「アパート」四歳の記憶- ドクダミ ...自由詩7*12-12-4

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