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今日からぼくなしで
生きてごらん。
あなたはわたしを川に放流した
わたしは嵐に遇いながら
必死に波にのったわ
満月の夜は切なくて ....
死んでいる系のぼくらは
テレビを見ない
酒を飲まない
声を出さない
夏なのに
長袖のジャンパーを着ている
手にはいつも、
iPhoneを持って。
スライドする指だけ ....
胸に手をあてる。
指がゆっくりと心臓に近づく。
きいたことのない、
初老の声が響く

(自身の内へ
精神の内へ入りなさい
そこに、
求めているものが
必ずあります ....
朝露にぬれた白桃を
吸血鬼が狙っている
吸血鬼は黒く、
爪の先ほどの大きさしかなく
細長い観葉植物のなかで暮らしている
白桃には、  ....
誰にも見られたくないものを
何故、あなたは見ようとするのか
誰にも言われたくないことを
何故、あなたは言おうとするのか
誰にも感じられないことを
何故、あなたは感じようとするのか  ....
うまれるもの。
うすかわをむいて
むききったさきに
にじみでるしるは
なつかしいうみの
あじがする。



うまれかわるもの。
せつなにきりかわる
でいた ....
ひとつ、階段をおりると
まるでこどもにもどったようだ
狂おしいほどに
血をもとめていたことも
海馬の海に ....
カンヴァスに描いた静物画に
わたしは真っ赤な色を置く
油絵を描く時は
その目に映るものの色と
正反対の色 ....
しあわせなひとは
はなれていても
よりそいあえるひと
わたしのなかの
皮のような
息をしない
過ぎていったふるい ....
雨に振られた日は
必ずといっていいほど傘を忘れる
車窓から見える
雨雲から
ほんのわずかでも
晴れ間が見えていたりする ....
晴れた日に
空を見ないなんて
空がもったいないと思う

いつもと同じ
車窓からの景色も
晴れた日は  ....
深海のように
ふかまるおもいが
しろい糸のように
風にとけあっていく

ゆるせなかった過去や苦しみも
今はただ、  ....
わたしを
かたちづくるもの

なにもないと
思ってしまうぐらい
安定のなかにいて
時折、
影のない ....
うすい板に
はさまれた
弾力なみずは
あらゆる喧騒や献身をすり抜けて
自己だけが知る
ちいさな孔をめがけて滑り込む
みずがみずだけを知る自己へ

みずはむれを好むが
 ....
高揚を求めながら
沈み込んでいるたましいは
かわりながら
かわることの意味をしらない

やさしさがオセロの ....
わたしのなかで
剥がれおちたなにか
そのなかにある
あかいかたまりのなかの
あかいわたし

剥がれ落ちたわた ....
したい何かを数えていくほど
したい何かが見えなくなる

まるで
皮を剥ぐように
剥いで剥い ....
うみのながさを感じていると
わたしがその手につつまれているような
不安定な安堵に満ちてくる

うみのながさを感じていると  ....
窓をのぞくと
泉のそこからあふれでてくるもの
今にもこちら側に流れ込んでくる勢いで
そのみずの勢いの前に
不思議と平然と
佇むわたし  ....
いつからだろう
わたしがわたしに
なれてしまったのは

やわらかなしかくい世界で
まるくなったとしても
とがってみたとしても
しか ....
今はもう忘れてしまったけれど
たったひとつ、
おぼえているものがあるとするなら
朝の理科室で
フラスコに入れた無色透明な液体 ....
幾度か巡ってくる夜に
海になりたいと願う
十六夜の月など見たことがないのに
叶わぬ永遠を願っている

いつかはあなたの海になって  ....
捌け口などではなく
寧ろ塞ぐ何かを求めている
出し切ることの必要性と、
止めることの必要性が等しく比例したときに、
手放してきたものへの容赦がはじまる

いたわるように
過去 ....
 時折見せる
 あなたのかなしい微笑に
 わたしは茜の放課後をみる
 琥珀に澄んだ
 あなたの真直ぐな瞳のなかに
 わたしはゆらめくさかなの影をみる
 あなたは そう いつもやさしい
  ....
beebeeさんのあおい満月さんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
七色- あおい満 ...自由詩714-9-25
『iPhone』- あおい満 ...自由詩914-9-7
体温- あおい満 ...自由詩714-8-31
白桃- あおい満 ...自由詩3*14-8-26
- あおい満 ...自由詩19*14-8-20
ぴいらあ- あおい満 ...自由詩914-7-16
ひとひら- あおい満 ...自由詩614-7-11
『流血』- あおい満 ...自由詩14*12-11-20
『のぞみ』- あおい満 ...自由詩7*12-5-27
『かさわすれ』- あおい満 ...自由詩5*12-4-30
『空のことば』- あおい満 ...自由詩15*12-4-21
『ふたり』- あおい満 ...自由詩9*12-4-1
『かたちづくるもの』- あおい満 ...自由詩5*12-3-18
『ながれ』- あおい満 ...自由詩8*12-3-8
_『無題』- あおい満 ...自由詩4*12-3-2
『かわむき』- あおい満 ...自由詩11*12-3-1
『知るということ』- あおい満 ...自由詩4*12-2-29
『うみのながさ』- あおい満 ...自由詩7*12-2-26
『鎮魂』- あおい満 ...自由詩4*12-2-16
『やわらかな四角』- あおい満 ...自由詩9*12-2-14
『枠のなか』- あおい満 ...自由詩12*12-2-11
『海になる』- あおい満 ...自由詩11*12-1-10
『帰依する力』- あおい満 ...自由詩411-4-3
『父へ〜詩人・上手宰氏へ〜』- あおい満 ...自由詩5*09-2-15

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