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{引用=ただ
青いだけじゃなかった

あの頃の空に心は
どこまでも焦がれていて
その日差しよりもはるかに
まぶしく映っていた

誰だって一日空を見上げない日はあるって
あなたはやっぱ ....
「おかあさん あの人 飽和してるよ」と
小学生くらいの子が僕を見ている

「大人になると 何人かは ああなるのよ」と
お母さんが僕のほうを見て子供に説明している

    ※

胸の奥 ....
台風何号かの接近を数えているうちに
夕暮れの窓から入り込んでくる
それはいつの間にかやってきた
秋の気配をはらむ風

誰かが、もう夏も終わりねと呟く前に
静かに後退してゆく日々を
僕は前 ....
そしてこうしている間にも
つづられる一日のわずかを呼吸して

たとえば
「なのでした」という過去や
「なのです」といういまや
「なのでしょう」という未来に
静かに耳を傾けて

どうし ....
変わることよりも
変わらないでいることのほうが
難しいと知った頃

変わることと変わらないことは
まだ等しいままだった

やがてその違いに気づき
そして変わることが失うだけでなく
変 ....
踏み出すのは一歩
その前に越えなければいけない
いくつかの壁があって
その一歩が遠いねと
君は言った

僕はその意味がわかったようで
わかっていないようで
ただ
遠近感の違いみたいな ....
建築現場の鉄骨が
空の重さに耐えている

(昼下がり)

子供たちがホースの水で虹をつくる
二階のベランダから身をのりだす猫
視線の先には鳥が羽をやすめている

建築現場では低いうな ....
もう
どうなってもいい
そう思ってすべてを投げ出して
捨てられるだけ捨てたはずなのに
どうしてこうしてまだ
立ち上がろうとする
背中に手をあてると
ごつごつとした
かたい骨の輪郭を
 ....
夜があまりに長いので
ひとつふたつと数えたのは
ヒツジが柵をとびこえる
ひとみを閉じた景色でなく
あれはそう
誰にでもあるという
こころの風景のいろいろを
喜怒哀楽のふるいにかけて
か ....
真昼の高架下
薄暗い小さなトンネル
壁面にスプレー缶で書かれた

HELP

よくあるいたずら書き
誰に向けられたわけでもない
行方を持たないメッセージ

どうせなら
HOPE
 ....
昨日のわたしを丁寧に埋葬する
それはやはりひとつの儀式として

今のわたしの内側には
そうやって埋葬されたいくつもの棺が
記憶と名付けられて並べられているのだ

さようなら、昨日や、あの ....
ある夜の夢の中
ぼくは一つの素晴らしい言葉を吹いた

それは宝石にたとえるならダイアモンドのようで
気分にたとえるならすがすがしい朝の目覚めで
まだ眠ってるどこかが新しく生まれたようだった
 ....
まだ五月

夏とよぶにはまだはやい
いったい何がはやいのだろうか

汗をながした数なのだろうか
暦の数字のことなのだろうか
はやる気持ちの焦りだろうか

けれどもう
それはもうそこ ....
誰もが知ってることなのだろうか

あ行が持ってる すべてを包み込むような優しさを
か行が持ってる 力強い歯切れのよさを
さ行が持ってる すがすがしい風のような静けさを

誰もが知ってること ....
貧しいひとの手はなぜか淋しいかたちをしていて
貧しいひとの目はいつも悲しい言葉をさがしています

(本当はとてもきれいなものを求めているのに)

そう、
雪降る夜の冷たさは震える指を動かし ....
ねがいごとはありますか?

あたらしいゲームがほしいとか
せかいのへいわとかということでなく
じぶんひとりのなかでおもいうかべる

そんな ねがいごとはありますか?

おおきいとかちい ....
そんなにもきみはまっすぐにぼくをみて
うんうんとうなずきながら

まるでひとかけらのまよいもないふうに
ぼくのはなしをきいてくれる

ぼくはいままでにたくさんのことをみてきたけれど
その ....
上手に絵を描こうとしても
それが思い通りにならないように

ある夜夢の中で素敵な未来を見てしまったら
現実的な未来を考えることは
遥かに遠い星に辿り着こうとすることに似ている

誰にも約 ....
「探さないでください」

そんな手紙を残して
君がいなくなってしまったから

僕はちまなこになって探したんだ

押入れ、風呂場、トイレ
良く行くレストラン、レンタルビデオ屋

何処 ....
どうして涙がでるのだろう

水に戻ると書くように
海から生まれた僕たちの
からだの中の塩分が
外へゆこうとするからなのか

どうして涙がでるのだろう

広い世界のかたすみで
こんな ....
{引用=どんなに遠くを見つめても
そこは一面のブルースカイ

「青」は

けしてきれいな色じゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない

無邪気に微笑んで
悲しみを忘れるために ....
風の始まりは
そんな熱の高まりからだと知っている

草笛を吹きながら
その始まりに立っている

(草原は静かに燃える)

気流に運ばれてゆく草の音は
枯れ色の野を赤く染めながら
や ....
泳ぎ疲れた感情の波
あお向けに浮かべば空

現実に押しつぶされないように
限界まで吸い込んだ
息をゆっくりと吐きながら

だんだんと融けてゆく

僕は今
一番おだやかな表情で
月 ....
「少しだけ泣いてもいいですか?」

あなたは細い声でささやく
そしてやっぱり止めようと
小さく肩をふるわせている

「きょうはずいぶんと湿った空です」

たしかに昼間吸い込んだ蒸気を
 ....
どうしょうもなく渇いてしまえば
身軽になるものだというように
からから笑いながら波打ち際の
空き缶の口元を叩く
浜辺の砂

  ※

昨日までわたくしは海の中におりました
かつては地 ....
季節の変わり目は
こころのどこかが騒がしい

きちっと折り目のついた夏服を
着ている君はいつもと違って見えて
気持ち良さそうに風が吹いてる

話しかけたら
振り向いてくれそうな距離 ....
ピストルを背中に押し付けられて
細い路地へ連れ込まれる

そんな夢を見た

銃弾が放たれた瞬間に
ちょうど目が覚めるとは限らない
痛みのない苦痛を味わうこともある

それ ....
beebeeさんのベンジャミンさんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「夏空」- ベンジャ ...自由詩5*12-9-27
「飽和する」- ベンジャ ...自由詩4*12-9-9
「ヒグラシが鳴いている」- ベンジャ ...自由詩512-8-26
「日はまたつづられる」- ベンジャ ...自由詩312-8-1
「もう少しそのままで」- ベンジャ ...自由詩2*12-7-21
「散歩」- ベンジャ ...自由詩212-6-30
「完成しない、今」- ベンジャ ...自由詩1012-6-21
「背骨」- ベンジャ ...自由詩412-6-12
「夜があまりに長いので」- ベンジャ ...自由詩2+*12-6-10
「HELP」- ベンジャ ...自由詩712-6-7
「埋葬」- ベンジャ ...自由詩812-5-29
「夢落ち」- ベンジャ ...自由詩712-5-21
「おさない、夏」- ベンジャ ...自由詩612-5-17
「ひびく、音」- ベンジャ ...自由詩212-3-7
「貧しいひと」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩712-1-10
「流星群の夜に」- ベンジャ ...自由詩2+11-11-17
「そのまなざしで」- ベンジャ ...自由詩611-9-18
幾千通りの未来- ベンジャ ...自由詩611-5-3
グラタンと君と- ベンジャ ...自由詩811-4-23
どうして涙がでるのだろう- ベンジャ ...自由詩611-4-9
「青空」- ベンジャ ...自由詩311-3-28
「風の始まり」- ベンジャ ...自由詩311-3-19
「そして静かに融けてゆく」- ベンジャ ...自由詩1*11-3-8
「水のための夜」- ベンジャ ...自由詩6*08-8-4
「砂の記憶」- ベンジャ ...自由詩11*08-7-25
「半そで_(初夏の風から)」- ベンジャ ...自由詩7*08-6-7
「夢の中の市場」- ベンジャ ...自由詩7*08-4-26

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