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「足はもっと高くあげて」
「まだやれるよ。今度のも一発で決めて。」
「手の動きにキレがなくなってる。リズムに合わせて。そこで回し蹴り。足を変えて踵落とし。駄目駄目。全然遅れてるよ。」
橋本さ ....
嫌われたい人にきちんと嫌われたい 不毛な延長を断つ一言
憧れを憧れのまま凍らせた世界が 刻む 時を 聞く
敵は敵らしくせよと言いたげな君 不在者に向けた呪詛が膨らむ
....
憧れを抱く弱さを隠し通す 隙は見せずにともに働く
隠すもの 言葉の裏には何もない 暴くつもりが暴かれている
幾つかの Sour Grape 勝ち負けは一度忘れて ....
本を読み 本に読まれる 前のめりで啜る珈琲 もう何杯目?
おっちゃんらおばちゃんらみな話好き 知らぬ間に 関西語のレッスン
一度きり言葉を交わし 約束もないまま別れ 言 ....
詩集が書店にない。そんな嘆きをまた読んだ。それがいまの人びとの詩に対する無関心を証明するものだとは私は思わない。売る側にとって、ただ単純に、売りにくい。それだけのことなのだ。お店の構成としては、雑誌 ....
20140505追記
リンク切れのため、批評対象作品にアクセスする手段はありません。また私が引用を必要最低限にしたために、詩の姿を確認する手がかりはほぼありません。そのような状態でもよろしければ以 ....
きっかけは女の子がいれた一杯のコーヒーだった
「エスプレッソが苦いって誰が決めたの?」
その余韻は記憶となり小生意気な声で
私を侵食して何かを変えた
その時感じたフルーツのような新鮮な酸味 ....
水面ははるか上
光は届いていないはずなのに
ぼんやりと明るい
呼吸の仕方を覚えたのは
もうだいぶ前のこと
少ない養分にも慣れた
清さがいまは心地よい
先のことはまだ分からないけれど
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