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唄う

地方都市のサラリーマンが
心的外傷もなく
向精神薬を服用することもなく
休日には家族と公園であそび
給料日にはささやかな宴をひらき
母が「膝が痛い」と言えば病院に連れて行き
 ....
                隣り合う湿ったカケラ

                やせこけた舌でふさいだ

                = = = 

    ....
もしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとはひとを殺したいという
本能を持っているのかもしれない

でもこれももしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとは ....
もし今
自分が百歳だったなら
その時代をどのように後世に伝えるか
その時代をどのように感じていたか
本当はその時代がどうあるべきだったのか
百歳の老人は
その時代を
そのよう ....
画家はさかさまの

恋人たちを描いた

恋人たちは

地に足が着いていないから

ということで…



となりに黒ヤギがいた

絵をさかさまにした

地に ....
不思議だ!

なぜか洗濯物をベランダで干していると
詩作のアイデアが浮かぶ

わたしの詩の神様は
物干し竿にぶら下がっているのだろうか?

わたしの長所は頭の悪いところだ

そのお ....
それはふるふると
震えて 膨らむ水滴のように
壊れやすく

ちりちりと 止むことのない
焼けつくような痛みでもあり

胸を締め付ける
救いようのない憧れだったもの

未熟だった孤独 ....
そのジャケットにはかもめが飛んでいた

水晶の静寂が永遠の砂から響いて

僕の胸ポケットの中には人生の請求書しかなかったのだけれど


静謐がほしかったそれ以上に孤独が

体のすべて ....
おみくじの凶とか
占いのワーストとか
軽んじる君は

向かい風など
もろともせず

両足で立ち
見定めた方向に
確実に
向かっていく

君の強さは
有りたいと願った
希望 ....
冷たい風

花のかたちに似ている

= =  

偽善者はそっと船を出す

逆さまの煙に色をつけて

= = =    

成長して僕は

ここにいるよ
降り続く雪に 何かあったのか
急に停電になる

夜の十時を回り 真っ暗
のはずだったが ほのかに明るい
雪明かりが 窓の外から輝いている

どこにもやりどころのない雪が
家の回りに山の ....
赤十字の理念は紛争や戦争の前線に於いても
独立と中立の姿勢を貫き助けを求める人を
平等に支援することだとされる

それは敵味方に別け隔たることはなく
傷ついた兵士も助けることだとも言う

 ....
忘れ去ることは出来ない
うしなって
刻みこまれた
命を
そよぐ草の青さ
宙へすいこまれる

むこうで
平原が
かたむいている
ひっそりと
ふってくる雪の音
つらぬいてゆく
道 ....
ふるえるのは、風がふくからだと、夢の人はいった。
あるいはあなたのたいちょうがすぐれず、ねつのよう
なからだから、みえない思いがはっしているからであ
るのかもしれない。そのようにして、ぶるぶると ....
無骨な魂の素描をさらしたあの頃 
恋は糖衣に包まれた苦い薬
駄々を捏ねても得られないものがあることを知り
喪服を脱げない大人になった

今 砂糖とミルクを入れてゆっくりとかきまぜる
あなた ....
 
イヨマンテの夜をききながら

体をたぎらせ、心をたぎらせ、

床の中で小さく雄叫びをあげる





*YouTube イヨマンテの夜(伊藤久男)
  http://www ....
事勿れに
もたれていれば
時は水よりも速く
流れていってしまう

大人の一年は
ジェットコースターの3回転

得意なのは
相槌のルーチン
言葉は水より滑らかに
受け流すに限る ....
「いってきます」とあなたが私に告げてから
もうどのくらいの水が橋の下を流れたのでしょう

おんなの直感でしょうか
もうあなたは私の元へは帰らないと
私はそう想ってあなたを見送りました

 ....
嫉妬なんかしてない

さびしくて

心配なだけだ

鼻血をだしたり

しつこくしたりするのは


隕石のせいかも知れない

氷川きよしの

新曲のせいかも知れない

 ....
子規は三十五で死に
二万句を書き
どれもが粒ぞろいだったという
病苦を記した散文を読むと
いたたまれなく 苦しく そして
生きる には濃度が 密度があり
濃淡があると思い知る
僕の思案は ....
君よ
エセな聖書で
春を行け

今日のヘッセはご機嫌で
シルクハットでご登場
石畳広場に蝶を飛ばし
舟遊びに楽団引き連れ歩いては
ことごとく林檎酒に耽る

酔っ払ったなら
森の古 ....
何もないところから生まれて
ふりそそぐ雪片
その結晶の
ひとつひとつを確かめたい
純粋で
静かな構成に
私は憧れる

かつて卵だったころ
なにも知らなかった
幸せも、不幸も
ただ ....
     道ばたの石ころでした
     春になるとかたらわに
     青い花が咲きました
     今も道ばたの石ころです
     冷たく固く凍っています
     ....
雨で濡れた制服を物干しにかけると
お気に入りのセーターと
向かい合ってゆらゆらとダンスを踊った

優しい雨のなか
口ずさんだのはジーン・ケリーの“雨に唄えば”

これは何処からきた雨 ....
湿った砂の温度
掘るほどに水が滲んで
肌で感じて頬に触れる
潮風の温い感触
乾ききれない海草の匂い
思っていたよりも
生々しい身の回りのすべて
ひりひりと目に沁みるあれこれが
頭を取 ....
       肩を叩かれた
       振り返ってひとりきり
       だれもが傘をさし
       早足で家路にいそぐ
       見上げれば顔に降りかかる雨
      ....
イケナイ小学校の裏門から

そっと忍び込む



百メートルの校舎裏

キライじゃなかった



左手は ずっとずっと校舎

でも


右手には給食調理 ....
担任の先生
支援学級の先生
児童心理学の先生
作業療法士の先生
言語療法士の先生
そうそうたる先生達に囲まれて
亀ちゃんについてのミーティング

亀ちゃんのテストの結果
チノウノハッ ....
羊に睡眠薬飲ませている ?

君に戦場で会ったなら
私は君を殺すだろう
そして首をかしげるだろう
君は一体、何者だったのだろうかと

私達を敵と味方に分けたのは
一体なんだったのだ ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7863)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プロレタリアート落涙- 樹圭介自由詩313-2-19
うさぎの星- 北大路京 ...自由詩613-2-19
本能と遺伝子- HAL自由詩10*13-2-19
百歳- 小川 葉自由詩313-2-18
恋人たち- 多紀自由詩18*13-2-18
【_軽くいこう_】- 泡沫恋歌自由詩16+*13-2-18
私が愛と名付けていたもの- Lucy自由詩16*13-2-18
半島の午後を- 梅昆布茶自由詩18*13-2-17
定めた先を- 自由詩613-2-17
成長して僕は- 北大路京 ...自由詩513-2-17
雪明かり- 砂木自由詩14*13-2-17
どうしても、ぼくには分からない- HAL自由詩10+*13-2-17
- こしごえ自由詩8*13-2-17
ふるえる- 岡部淳太 ...自由詩513-2-17
投降命令- ただのみ ...自由詩20*13-2-17
イヨマンテの夜をききながら- 殿上 童自由詩15*13-2-17
トロンプ・ルイユ- nonya自由詩17*13-2-16
待つひと_待つこと- HAL自由詩10*13-2-16
鼻血- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-16
駄作- 三田九郎自由詩4*13-2-16
ヘッセの散歩- 月形半分 ...自由詩313-2-16
雪片- 佐野権太自由詩11*13-2-16
道ばたにころがって花をみる- 石田とわ自由詩8*13-2-16
優しい雨- 川上凌自由詩17*13-2-16
涙の落ちるところ- 木屋 亞 ...自由詩7*13-2-16
独りだと思う夜にきみはいる- 石田とわ自由詩8*13-2-15
のに- 芦沢 恵自由詩19*13-2-15
亀の唄- 夏美かを ...自由詩22*13-2-15
羊に睡眠薬飲ませている- 北大路京 ...自由詩5*13-2-15
君に戦場で会ったなら- まーつん自由詩14*13-2-15

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