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紅茶専門店で珈琲飲んでいる 口角からはみ出た口紅を
小指の先でそっと拭う
赤い口紅は
いつも私を強気な女に変える
呪文のように
優しい嘘を口から吐く

独りぼっち
砂の上を歩いていた
彼方にオアシスが見えるけど ....
■■■
■■■ 電車の連結部で
■ ■ シュノーケルの音
■ ■ 渚が車窓から消え
    つり革の人々は
    相変わらず揺れ
■ ■ 大波小波が
■■■ 電車内の人々の足を濡らして ....
その生き物に色とりどりのガラス玉をもらった
それはよく見ると一個ずつが脈動してそれぞれの色で輝いている
ときおり澄んだ音色で囀る心臓のようだった

ふしぎな生き物は美しかった
息が止まるぐら ....
駅へ降り立った時
まだ空は青みを帯びていた
ちょっと買い物をした隙に
すでにとっぷりと暮れている
荷物を提げて
街灯が薄く照らし出す歩道を急ぐ
呼ばれた気がして
見上げると
鎌のように ....
早朝 
寝ぼけ顔で庭に降り
如雨露を取りに飛び石伝いにゆけば
いきなり顔面を覆う蜘蛛の糸

悲鳴こそ上げなかったものの
粘っこく絡みつく網に息を止め
指を立て取り払ても 
容易には剥が ....
私には二人のにーちゃんがいる
ただならぬただのみきやにーちゃん

双子で5つも年上のお花にーちゃん
がいる

憧憬のキアラキアラした念が 翼を広げて飛んでいる
頼もしい にーちゃんたち ....
写真立て四角く咲いている  
みずいろの雨をききながら床に入ると、雨がふる

ぽっかり空いた穴を補完するように、雨がふる

決して満ちることはないんだけど、それでも雨がふる





*YouTube み ....
健全な夕暮れに秋の冷たい風が吹く。
私は人生の喜びを一人の詩人に教わっている。
心の師は人生を達観している。
そのため私は私の境地を再確認出来るのだ。

疲れた頭に師の言葉の数々が染み渡る。 ....
今日は横浜詩人会賞の授賞式。  

司会を務めるわたくしは  
天の恩師の形見を  
スーツの内ポケットに忍ばせ  
会場ホテルのトイレに入り  
シャツの襟にゆるり、巻く。  

ネ ....
たくまずして誰かの憎しみをかってしまう
ほどこうにほどけない結び目
ただそれが君だっただけだ

おそらく罪状はかぎりなく
妥当な理由もあればやや不適切なものまでさまざま
あえてぬれぎぬとは ....
サラサラと嘲りながら
指の隙間から
零れ落ちていったのは
砂で出来ているのを
忘れかけていた
いくつもの季節と朝焼け

パタパタと蔑みながら
手のひらから
飛び立っていったのは
 ....
時間に意味があるのなら

僕の存在に意味はない

君が一つの音楽を聞くなら

君は一つの風景を思い出すだろう

・・・それはいつの日にか見た月の明るい夜の事だ

まるで ....
      夏をたたむ
      両手でしわをのばし
      ていねいに
      色濃い影をおとした夏も
      洗濯され、たたまれると
      頼りないほど薄っぺらだ
 ....
自称詩人が
詩投稿サイトに
自称詩を一編投稿する度に
5億円を徴収するという
自称詩人税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対する自称詩人が
自称詩の路上朗読会 ....
ひとつの恋愛が始まると
いくつかの虫歯が
できてしまう

歯医者に行くのを
忘れてしまうこともあるけれども
夜中に眠る前に
歯磨きもせずに
お互いの話をすることに
夢中になってしまっ ....
パン屋の前で「パン食べよっかな」の声が口から漏れた 戸惑い 落ち着き 秋霖に身籠る

乳酸菌をひたすらに欲していた
カルボナーラとシチュウをクリーム類を欲していた

浜辺の神秘の窓を拭くように その波は眠気を誘っていた

 戸惑い 不思議 ....
透明なビルの屋上で俺は点を数えてい
た。雨で視界がぼやけても間違いなく
点を数えていた。三角の屋根の上で私
は線を引いていた。毎日たくさんの線
を引いていた。紙の城の上で僕は面を
つくってい ....
朝焼けと茜空の間に
彩(いろどり)が溢れ
茜空と朝焼けの間に
暗闇が横たわる
少女はその秘密を知りたくて
彩の一つ一つを呼び出しては
新しく命名し昼の詩を
暗闇の底を探っては
言葉で照 ....
風が運んできた花の匂いにまみれたら空想に囚われて
飛行船で七つの海を制覇する旅を始めてしまうけれど

真夜中に目覚めた時のあの浮遊感が忘れられないから
雷雨の中を駆け抜けて迷い込んだ街で君を思 ....
見世物なんかにならないよ
こっちが性に合ってる
 ブランシュは言う
家柄がいいし
学もあるのでね
愛されて育ったのよ
悲しまれて育った

これはね
でもあたしの脚じゃない
姉さんな ....
古いノートに書かれた文字を
辿って行くと
余白にぶつかって
そこから先へ進めなかった私がいる

もう書けない
諦めてしまおうと
何度も思った

余白の裏に
余白の隅に
挫折の名残 ....
雛菊をみていた
毛氈のような緑に
ところどころ陽に照り映えてある白

海をおもいだしていた
流木の漂白された肌が
曇天に無色をそえる

時間の重さをはかる
手のひらの中の一握りの ....
 四年京都に住んで
 今でもよかったと思うのは
 はる を覚えたことだ
 生まれ在所に戻ってからも言っている

 開けてはる居てはる植えてはるえづいてはる起きてはる
 噛んではる切ってはる ....
チワワが痴話喧嘩してコンニチワとでも言うと思ったか 「ねえ、これは骨?」

チキンナゲットを食べ慣れているお前達に
フライドチキンを与えたら
飢えたライオンの子供のようにそれを貪りながら
何かを思い出したように下の娘が訊く

「そうだよ。 ....
  冷蔵庫の中で
  鶏卵の形状はときに難解だ
  それは石油や民主主義やマックブックが難解であるのと
  何ら遜色ない次元での難解さ



  女は夜、井戸で桶に水を汲み
  ....
 

あなたの ちいさな裸形に わたしは慎ましく泣いた
蒙古斑の青さが 赤子のあなたを
きわだたせていた 
ゆがんだ顔だと 云った人もいたが
あんな うつくしさを わたしは それ ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7716)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紅茶専門店で珈琲飲んでいる- 北大路京 ...自由詩513-10-16
【_砂の記憶_】- 泡沫恋歌自由詩14*13-10-15
まわり道- るるりら自由詩14*13-10-15
ふしぎな生き物- 梅昆布茶自由詩1813-10-14
三日月- Lucy自由詩15*13-10-14
ジョロウグモ- イナエ自由詩9*13-10-13
ただならぬただのみきやにーちゃん- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-10-13
写真立て四角く咲いている- 北大路京 ...自由詩1013-10-13
みずいろの雨をききながら- 殿上 童自由詩20*13-10-13
とある詩人へ- ヒヤシン ...自由詩11*13-10-13
タイの締め方__- 服部 剛自由詩9*13-10-12
結び目- 梅昆布茶自由詩1613-10-12
無力- nonya自由詩20*13-10-12
『償い』- yamadahifumi自由詩113-10-12
ながい夏- 石田とわ自由詩21*13-10-12
自称詩人税- 花形新次自由詩613-10-11
虫歯と恋愛の関係- りゅうの ...自由詩11*13-10-11
パン屋の前で「パン食べよっかな」の声が口から漏れた- 北大路京 ...自由詩413-10-11
秋霖に身籠る- 朝焼彩茜 ...自由詩15*13-10-11
それぞれの現代詩- 左屋百色自由詩12*13-10-11
10月10日の詩- ただのみ ...自由詩21*13-10-11
星が無数に降りしきる夜に圧倒されて茫然としている- kauz ...自由詩14+*13-10-10
寄生体- salco自由詩6*13-10-10
余白- Lucy自由詩13*13-10-10
時間の重さ- 梅昆布茶自由詩1913-10-10
はる- 平瀬たか ...自由詩15*13-10-10
チワワが痴話喧嘩してコンニチワとでも言うと思ったか- 北大路京 ...自由詩513-10-10
食卓- 夏美かを ...自由詩26*13-10-10
難解さ- 草野春心自由詩613-10-10
自立する_貴女に- るるりら自由詩20*13-10-9

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