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まるこめみそが母で手前味噌が親父

かにみそがいとこで僕は八丁味噌で野菜炒めをつくる

朝の日差しのなかでふうわりと世界は味噌に征服されてゆく


味噌らーめんが好きだ

夏絵さんの ....
赤の他人が
赤の他人を
殺したとて
私に何の関わりがあろう

真っ赤な他人が
真っ赤な他人を
惨殺したとて
なにを非難するいわれがあろう

戦争のなかにも慰安があり
平和のなかに ....
笑いながら僕らの内部から
ななめうしろに
バタバタ飛んでいった鳥たち

そうだった
僕らに絶対はないのだ
絶対がないことの再認に
僕らと鳥たちのあいだにある
みえない影法師を見よ
 ....
人は皆いつか「自分」という
透けた衣服を、脱いでゆく 

その日まで誰もが人という 
何処かが欠けた、器です。  

(器にはゆるしという
 {ルビ一滴=いってき}の水が響く  ) 
 ....
玄関のチャイムが鳴り出てみると
「宗教勧誘の二人連れ」が
冊子片手に立っていた

うわっ!
厄介なことに扉を開けてしまった
と思う間も無く
妙に愛想良い笑顔を浮かべながら

昨年の震 ....
白鶺鴒と歩道ですれ違った


Pardon, forever!



スタスタスタ、にっにっにっ
                小鳥が啼いて朝を告げた
                巣からとびだしたのは6羽だ
                あのちいさな翼で大空を飛び
      ....
傾いた街灯、その足元は
海底と繋がっており
一回の視野の中で
復元されたサンタマリア号と並ぶ
その奥で
ガラス張りのビルが
頭、胸、腹を平らに
ものとものとを繋げている
それは1995 ....
              
              目玉焼きには
              塩と胡椒をかけるべきとか
              ぜったいに
              ....
不完全な詩で溢れた
わたしのベッドで
あなたといくつ夢を見ただろうか
いくつ夢を見ていくのか
不完全なわたしの詩と
小さな ....
{画像=120107025333.jpg}

物理的に日常は君の手の内にある

それは始まりの鐘と終わりの電子音

成り立つ現実はクラクションと排気ガス
感熱紙に爪の跡を残すのは意味のな ....
あのね、正しい空はいつだって

きっと明日は暑いから動けない

たとえば夜からうまれた一瞬ならば

細胞の色にそって
私は彼女を嘘つきだと言う

線上にならぶ
黒いすきまからみえる ....
愛する{ルビ女=ひと}と結ばれる前 
この手は一度、天にあずけた 

働く場所が決まる前 
この手は一度、天にあずけた 

これから家族3人で 
叶えるたった一つの夢の為に 
妻のぬく ....
 
 
季節風の匂いを嗅いで
キリンは立っていました
傷を負っていましたが
綺麗事も言わずに
毅然と起立していました 
記念碑のように遠くまで見えました
切り立った崖の上
希望という ....
              もがいてもがいて
              ひたすらに生きようとする
              死にたいと言い続けながら
              ほん ....
人生という苦手な課程を落第し続けた僕の
その沢山ある蝶番のうちの
どこへと君は紛れ込んだのだろうか
君は笑っているね
君はすべてを笑っている
君は人生とも社会とも言葉とも
笑顔で向き合って ....
ああ、
貧乏に生まれて
貧乏のままで死んで逝く

ああ……
啄木さんや一葉さんの
気持ちがちょっと分かったけど……

才能は銀河の果てほど差がある!

ああ、もう
わたしなん ....
           


           らくだ色の毛布のなかで            
           ひだまりに
           あたまを撫でられた
        ....
空から垂れるものは
何本の線ですか
すがるも はなすも
自分次第でしょうか

君はゆるやかな
さかをのぼっている
私はその背中を押したいけれど

おまえはおまえの…
そうきこえるき ....
坂本くんや夏絵嬢と新年を祝う

今年も風車はまわる

去年はちょっとくたびれた年だったなあ


夏絵嬢が笑う

僕の星たちはどの軌道に乗るのだろうか

運命という星座は色を変えか ....
記憶を失えば 自己証明ができない 
IDとパスワードを忘れたら 私が私だと人が認めてくれない
魂の不滅だの自己の存在理由だのと何世紀も大騒ぎしたあげく このザマか

いや待 ....
まぶしさがいずこからかやってくる
湖面は揺れ 
私は浮かび上がろうともせず
かといって沈み込むこともなく
散り散りとなった魚たちの肉片を
生臭い目で受け止める

巣の中で縮こまる小鳥のよ ....
お正月に風呂屋へ行き 
入口でもらったサービスの甘酒を手に 
目に入った「足湯」に 
ズボンをまくって、足を浸す 

紙コップから{ルビ一滴=いってき}の甘酒がこぼれ 
お湯が一瞬、白く濁 ....
いいって 気にすんな
そう テーブルの上の
サイコロが 言った

そこで 僕は
この肩に 乗った
もろもろの 煩いを
サイコロに なすりつけて
もう一度 転がしてみた

キン キン ....
深い胸の奥
求めるものは何だろう
ありきたりなことばだけの感情ではなく
細やかだけれど
静かに燃えている
わたしのなかの
赤い熱 ....
僕という手品を君に見せてあげよう

きみはつまらないっていうけど日常はとてつもなく

素敵なショウだってね

種明かしは簡単さ

詩人であればいいのさ


世界という書物を書き換 ....
   Ⅰ

ちらちらと粉雪が舞うなか
高らかにラッパの音が鳴り響く
あれは祝福の合図か
それとも最後の審判への警告か

澄んだ空に鳴り響く清らかな音に
私は身も心も洗われて行くような気 ....
もう一度と
願う君の横顔を
遠い私はおぼえよう
海が壊れた日を
忘れない私たちの
手がどれだけよごれていようとも
互いにだきしめあいながら
今日は多分泣いている

私にはそれが聞こえていた


大人だって傷がつくねんて。

十年前の言葉を飲み込んで

今も悲しんだりするねんて。


二十九のおとこのひとが

 ....
恋に落ちていればよかった あなたと

幹にもたれると思いだす
黄色い広場を転がる音
町よりすこしあたたかい砂の上
素顔のままでずっといたい

下敷きを忘れたら落ち込んで
声をかけて仲良 ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7688)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
糞味噌の歌- 梅昆布茶自由詩812-1-8
事件- 浩一自由詩312-1-8
鳥たち- シホ.N自由詩212-1-8
人の器_- 服部 剛自由詩7+12-1-7
年の始めの質問は- 板谷みき ...自由詩2*12-1-7
新年のハクセキレイ(三行詩?)- 木原東子自由詩8+*12-1-7
小鳥のように- 石田とわ自由詩8*12-1-7
神戸におけるコントラスト- 中川達矢自由詩612-1-6
目玉焼きと不毛な会話- 石田とわ自由詩7+*12-1-6
『不完全』- あおい満 ...自由詩4*12-1-6
電子音の向こう- 永乃ゆち自由詩3*12-1-6
生殖と発生- 佐藤章子自由詩7+*12-1-6
明日のドア_- 服部 剛自由詩12*12-1-6
起立するキリン- たもつ自由詩812-1-6
石を隠しもちながら- 石田とわ自由詩7*12-1-6
挽詩- 葉leaf自由詩512-1-6
【_嘆き……_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-1-6
まどろみ- 石田とわ自由詩10*12-1-6
今日の空- 朧月自由詩512-1-6
風車2012- 梅昆布茶自由詩612-1-6
記憶喪失の実験- たにい自由詩312-1-6
氷雪の灯火- within自由詩12*12-1-6
甘酒の味_- 服部 剛自由詩8*12-1-6
サイコロ- まーつん自由詩9*12-1-5
『幻』- あおい満 ...自由詩8+*12-1-5
たねあかし- 梅昆布茶自由詩1312-1-5
天使- 未有花自由詩19*12-1-5
ともだちのかお- 朧月自由詩612-1-5
孤高を貫く人へ- 自由詩412-1-5
冬の雨- nick自由詩2*12-1-5

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