すべてのおすすめ
午前零時の開幕のベルは
眠りについた歌声を呼び起こした
まっさらで直撃なエコー
それは肉体が要らなくなったせい


5ピースのバンドと
クラッカーのビートに乗りながら
 ....
午前2時
風にのって同報無線が聞こえてくる

行方不明の方の情報が明かされる

パジャマ姿 86歳のおばあちゃん

念のため外へ出ると
パジャマではとても耐えられない寒さだ

そん ....
うろおぼえの風景の中を
戻って行く
繋いでいく

抜け出したい
と思った時
光が見えた

根毛を伸ばし
水を吸い上げる
双葉を拡げ
光を浴びる

暖かかった
柔らかかった
 ....
雪を被った針葉樹の臍あたり
ふっくりと一羽の雀
小さな瞳に世界を映す
やがて薄曇りの向こう儚げに
手招きをする太陽へと飛び去って
小さな黒点となり
視界から消えた

わたしの煤けた ....
雪が降り積もる
形の上に
形のままに

雪が降り積もる
同じ重さで
同じ冷たさで

人の想いは
あまねく
くまなく
降り積もることはない

人の想いは
違った重さで
 ....
生まれながらにセンスがないという
逆境をものともせず
詩人として活躍している
佐村小路守忠相氏の
(どっからどこまでが苗字なんだ)
詩集「蟹みそ」が
まったくの別人によって
書かれたもの ....
雨のニューオリンズは、
曇った窓越しに少しぼやけながら
淡く水色に滲んではゆらめき
傘をさして歩くふたりを見るともなしに

鯰のフライを一口摘みながら
琥珀色した苦いカクテルを啜り、
ど ....
雪はライトに照らされて

数千万の点の直線になる

雨よりストップモーションで

風より自由はないようで

そんな光景を外に置きながら

ひとり畳のうえでうたた寝をする


 ....
丘をのぼってまたひとりになったならそこには
すがすがしい空気の夕暮れが凛としてあるのだ

街の喧騒が遠くでささやくように聞こえても
揺るがずにきちんとたたずんでいるものに逢いたかった

自 ....
雪祭りで賑わう
地下街をあるいていた

柱の影から目の前に現れた人物が一瞬父かと思った
現実の父より
かなり若いし
実際の父は
病院のベッドで
寝たきりだと
すぐに気づいた

似 ....
また定休日に行ってしまった かるく、かるく、
つかれる羽は
かつて
どこかの空でした

あかるく、かるく、
つかれる羽は
かつて
どこかの水でした

まあるく、まるく
つかれる羽は
かつて
どこかの ....
   ザクッザクッ・・・と霜柱
   冬を踏みつぶしていく・・・快感♡





                          2014/02/06
一滴の 揺らぎが訪れ
一斉に 稲の花ほころび
宇宙は それらを わがこととし
ひとつのこらず 見とどけ

そのちいさな いとなみの
いちぶ始終を よろこんだ
霧に つつま ....
まさか手ブラで行くわけにはいかないだろう

(すると小野君はこんな事をする)
 →自分の胸を両手で隠す

小野君!そういうことはやめてくれないかな


45歳の先輩独身OLにかかってき ....
実際に作曲したのは別人で
それを自分の作品として
発表したのも別人で
別人の存在をリークしたのも別人で
報道したのも別人で
騙されてCD買ったのも別人で
被爆者の両親も別人で
聴覚障害も ....
少女は対峙していた。
言い及ばぬ甘美な不安が、彼女の足指を落ち着かせなかった。
少女の唇は、危いほど紅く、まだ嵐を知らない。
薄皮を噛み、めくれば、その痛覚の下、求めるように血は滲む。
発せら ....
あなたは空を探す
世間体の要塞に閉じ込められて
強固な偏見の鍵をかけられても
逃げ出す知恵を巡らせる前に
小さな明かり取りの窓を見上げて
あなたは空を探そうとする

あなたは空を探す ....
芥川龍之介とマリリン・モンローは
 
 一、生母の狂気遺伝にぼんやり怯えていた
 一、心身疲弊と神経症状に苛まれていた
 一、常用眠剤プラスαで眠り死んだ


傑出の質量はあたかも
恒 ....
すべての人の死を、ぼくは悲しめない

毎朝、挨拶したり、一緒に食事をしたり
セックスをした相手の死すら悲しめないこともある

フィリップ シーモア ホフマン
ぼくはスクリーンのなか、
何 ....
きれいな紙に
現実を書いて
違和感を感じた

だから
キレイ事だけを書いて
納得しよう

こんなに綺麗な私に
見とれよう…



…ふざけてるわ!



きれいな紙と ....
キツネうどん

体が疲れた時は
キツネうどんを食べるがよい
関西のキツネはねー
甘味がするでよねー
つるつると入ってゆく

キツネうどんはねー
大阪がよい
夫婦善哉のねー
 ....
2月3日 午後8時
そうだ、今日は節分ではないか!
豆まきをやらねば、と突然思いつき
子供達を呼ぶ

「ねえ、豆撒きやるよ〜。おいで〜。」
「豆撒きってなあに?」
「節分の豆撒きだよ。」 ....
父の{ルビ骨=コツ}は先祖代々の墓には入れない
同じ仏教でも宗旨が違うから

そんなことを言ってきたのは
父の後を継いだ弟
新たに入った宗旨に則って 
その寺の経営する墓地に
墓を買った ....
孤独が巷にあふれている 磨りガラスの向こうの公園で
外国人に話しかけられた
どうやら、フランス語らしいが
何を言っているのか分からない

家に帰ると母親が叫んでいた
ひとつひとつは意味のある言葉
けれど、つなげ ....
私の紡ぐ衣は
フリーサイズではない
ピッタリ合う人と
ぜんぜん
似合わない人がいる

人それぞれ
好みがあるだろう
色や柄が気に入らなければ
あなたの箪笥から
どうか 放り出してく ....
母にオレオレ詐欺から電話がかかってきた
どうやら僕が会社の金を使い込み
1200万円を用立ててくれと言ってるらしい

連絡を受け急いで実家に帰ると
10人もの警察関係者

詐欺犯と現金の ....
オリオン座を見てくると ダウンを羽織りタバコを持って
ベランダへゆく あの人

最初に惚れたのは あの人だけれど
今は遥かに私の方かもしれない

 にやけた幸福の笑みは空気を至福へ空へと押 ....
雪は降り止み
風も途絶えた
満天の星空は
きりきりと冴えわたる
放射冷却の夜

氷のランタン
雪の壁
立ち止まり
眺める
子どもの頬
母親の手のひら
蝋燭の炎は揺れながら
あ ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
骨を抱く- ホロウ・ ...自由詩3*14-2-9
さまよえる黄昏- ichirou自由詩11*14-2-9
モンタージュ- Lucy自由詩10*14-2-9
不死鳥- ただのみ ...自由詩30*14-2-8
降り積もるもの- nonya自由詩21*14-2-8
詩集「蟹みそ」- 花形新次自由詩2*14-2-8
ルイジアナ- atsuchan69自由詩4*14-2-8
雪の光景- 吉岡ペペ ...自由詩814-2-8
丘をのぼる- 梅昆布茶自由詩2014-2-6
雪祭り- Lucy自由詩19*14-2-6
また定休日に行ってしまった- 北大路京 ...自由詩414-2-6
羽つき- 千波 一 ...自由詩614-2-6
【_霜柱_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-2-6
- るるりら自由詩20*14-2-6
小野君!そういうことはやめてくれないかな- ichirou自由詩8*14-2-6
別人- 花形新次自由詩1*14-2-5
何でもない夕暮れ- ストーリ ...自由詩314-2-5
空を探す- nonya自由詩21*14-2-5
我鬼窟主人と飢餓靴女- salco自由詩714-2-4
フィリップ_シーモア_ホフマン- 末下りょ ...自由詩414-2-4
きれい- シズクに ...自由詩5*14-2-4
キツネうどん- 生田 稔自由詩714-2-4
節分_in_アメリカ- 夏美かを ...自由詩26*14-2-4
墓と骨- イナエ自由詩13*14-2-4
孤独が巷にあふれている- 北大路京 ...自由詩214-2-4
バベル- 自由詩27+14-2-4
【_フリーサイズ_】- 泡沫恋歌自由詩11*14-2-4
実録_本当の被害者は僕だ!- ichirou自由詩6*14-2-3
あの人- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-2-3
アイスキャンドルを灯す夜- Lucy自由詩12+*14-2-3

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