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がらんどうの箱
窓枠から向こうの風景が見える

いや

もはや窓枠ではなく
ただの開口部

風通しがよい
では済まされぬコンクリートの塊


荒涼としているのは
今にも泣きだ ....
そんな事実まみれの話をしないで。


朝、光のふりそそぐ首都圏に溶けだしたチョコレートのせいで、つ
づいていく肥満児の行進。破綻した都市計画が描くメープルシロッ
プ、キャラメ ....
生存率1%の1%で今日も生きている 花に吹かれ風が揺れている 車で信号を待つひと時は 
役者が舞台にあがる前の 
あの瞬間、に似ている 

交差点を 
右から左へ、左から右へ 
車はゆき交い 

のたり、杖をつくお爺さんと 
たたた・・・と駆け ....
トンボになって飛んでいた。
桜の木もすっかり葉を落とすころ。
トンボの翅はなにも思考せずに
ただ
トンボのこれからを ひたすら羽ばたいていた。

大きなビルの大きな木陰で
すこしばかりの ....
昼下がりの公園
子どもたちが四、五人集まって
わいわいやっている
何だろうかと覗きこんだら
身体が一番でかい男の子が
カマキリを手に持っている
青い立派なカマキリだ

「今から、このカ ....
わたしから、
誰もがみんな目を叛ける
見える人には見えてしまうのか
わたしの眩しいくらいの死線が

わたしはい ....
さよなら
と言いながらつむじ風
くるりと巻いて
さよなら
ともう一度

こんにちは
とは言わないで
何度も
何度も
さよなら

止まらない銀河鉄道
開かない窓からアンドロ ....
マリッジ・ブルーとは昔は
国家の為政者や志を抱いた人間が
分岐点で選んでしまった
いま進みつつある途が
本当に正しいのだろうかと
ふと立ち止まって沈思・熟考する

その程度が低いだけであ ....
今年も行った サーモンデー・フェスティバル
鮭が地元の川に戻ってきたことを祝う
アメリカ・ワシントン州イサクアという町で
毎年行われているフェスティバル

お祭りといっても
焼きそばやお好 ....
見上げると木の葉はもう染まっている

風もずいぶんと冷たい

そうして

風で葉が落ちているのを

何も考えずに眺めていると

いつのまにか私が大切にしてきたことも

こうして ....
いっぱい有りすぎて涙も出ないのさ
彼女に子供ができてでも僕に仕事が無いこと
あるいは仕事はあってもやつらとうまくやれないこと

詩の題材ならいいが現実は
どこにでも有る歌の通りだ

ぼく ....
マナーモードなのに大きな音で震えている 美しさがある見えない糸の整列にあるなら
その糸の端っこをちょっと引っ張ってみたい

その僅かなゆるみが美しさを引き立てるのだろうか

謎解きが残された人生が美しいように
言い切らない余韻も ....
きみのことばは

秋の冷たい雨のようだね

仄かな愛の燃えかすを

ひとつ ひとつ 丁寧に

つまむように消して行く

夏の陽射しに彩られた

一輪の記憶が今しがた

明け ....
点滴にロマネ・コンティ入れてよ 捨てる神あれば
拾う神あり
命を拾われた
一人だったら
死んでいた。

皆よってたかって
励ましてくれて
会ってくれる。
見ず知らずの人を誘ってくれた。

皆ネットの人だ
一人 ....
目が合ったのさ
葉っぱの ちゃんちゃんこを着て
寒いのが来るぞって わいわい ざわざわ言わせながら 走って来たんだ

でも 目の前で一人が つまずいて

だから 分かったんだよ 赤いちゃ ....
色とりどりの家屋の間から

寒そうに青褪めた電柱が

天に向かって一斉に

我も我もと、腕を伸ばしている。

十一月の風は冷たかろうな。

そうして彼らは、その短い指で不器用にも懸 ....
針穴に髪を通す
布地にぷすぷすと縫いつける度に
疼きだすわたしの心臓
心臓にもぷすぷすと
穴が空いている
踞るうちに  ....
来る日も来る日も嵐のなか
海が凪いた日はわずか数頁

そうかきみの航海はそれほどまでに
吹きつける風と雨のなかだったのか

行会いの関係の際に笑顔で手を振っていたきみは
旧友であるぼくに ....
ぼくにだれかが運を運んでくる

だれかとは

人かも知れないし

鳥かも知れない

石かも知れないし

木かも知れない

なんであろうと構わない

運とは

なにものか ....
玄関の前で鍵を開けようと
ポケットを探っていたら
いきなり足元の落ち葉が舞い上がった
予測していなかったので 
わたしはすごく驚いた!

よく見ると
それは一羽の蛾だった
木の葉によく ....
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというやつのアンプ内臓ミニギター

先輩のショーさんにきいたら直すとけっこうかかるんじゃないって答え
 ....
自分探しの旅100年目 深いねむりについたから
なにも気づかないでいたよ
寝坊をしているのかなと心配してたのに
浴室にあたたかな香りを残し
出かけていったんだね

じぶんに何が出来るか
みつけないと ....
わたしの家のポストには
いつも一枚の封筒が入っている
その中身は、
黒い活字体で
「あなたの血を提出してください」  ....
街で


首を竦めてぼくはひとり歩いていたのですが。
日暮れ色で賑わう通りでは
うっかりしていると
さっさと擦れ違ってしまいます
だぶだぶな外套(オーバー)に身をつつみ
壁のような背中 ....
淋しい夜明けに
小鳥も来ない
一人の夜明けは
風すら逃げる

しーんと鳴ってる
首都高だけが
静かに冷たく
朝、告げる

荒川横の
ちいさな町の
ちいさなビルに
一人は生きて ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7898)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
解体される団地- kauz ...自由詩11*12-11-10
不思議ちゃん無双- しもつき ...自由詩17*12-11-10
生存率1%の1%で今日も生きている- 北大路京 ...自由詩612-11-10
花に吹かれ風が揺れている- 北大路京 ...自由詩1012-11-10
交差点にて_- 服部 剛自由詩1212-11-9
空あります- 草野大悟自由詩10*12-11-9
【_カマキリの災難_】- 泡沫恋歌自由詩15+*12-11-9
_『架空の地上』- あおい満 ...自由詩4*12-11-9
さよなら- 乱太郎自由詩25*12-11-9
マリッジ・ブルー- HAL自由詩2*12-11-9
サーモンデー・フェスティバル- 夏美かを ...自由詩13*12-11-9
秋の飛翔- 灰泥軽茶自由詩15*12-11-9
上手くいかないこと- 梅昆布茶自由詩1612-11-9
マナーモードなのに大きな音で震えている- 北大路京 ...自由詩912-11-9
見分けるちから- 梅昆布茶自由詩2312-11-8
冷たい雨- ただのみ ...自由詩22*12-11-8
点滴にロマネ・コンティ入れてよ- 北大路京 ...自由詩712-11-7
捨てる神あれば拾う神あり- ペポパン ...自由詩13*12-11-7
ちゃんちゃんこ- ぎへいじ自由詩10*12-11-7
絡まったあやとり。- 元親 ミ ...自由詩712-11-7
_『投影』- あおい満 ...自由詩4*12-11-7
Vaya_Con_Dias_Amigo- HAL自由詩4*12-11-7
- 吉岡ペペ ...自由詩512-11-7
【_擬態_—_mimicry_—_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-11-7
はずれた音- 梅昆布茶自由詩16*12-11-7
自分探しの旅100年目- 北大路京 ...自由詩512-11-6
ねむりにつくまえに- あろん自由詩412-11-6
『赤い督促状』- あおい満 ...自由詩3*12-11-6
秋を見つめてみませんか_三篇_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩18*12-11-6
町の、一人- もっぷ自由詩412-11-6

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