すべてのおすすめ
ことばにならないものが
渦を巻いている
それはある期待なのか
失望なのか
わからない

明滅する影と光が時間のように  ....
サラダの水は純粋だ
野菜の涙かもしれない

湧き出たばかりの水は
すべてが純粋に見える

この心は
どこからきているのだろう
今日という船が
昨日という川を流れていく

川の水源には産声があり
川の果てには海がある

だから海は
あんなにも大きくて
少し悲しい

わたしのオールは細すぎて
川の流れは遅す ....
              夜空にグラスかかげれば
              茄子紺のよる揺らいでる
              氷の隙間で三日月泳ぎ
              する ....
大洋のなかにぽつんと孤島がある
永い間孤立していた島は海鳥に自分の気持ちを託して遠くの島に遣わした
海鳥は赤い実を啄んで帰って来た
ただそれだけでメッセージは伝わらない
島は自分を掘ることを思 ....
どうして君が死んだの

ずっと問い続けている

どうして君が選ばれてしまったの

ずっと考えている


もっと聞きたかったよ
夢の話や 今作っている歌のこと
昨日見た映画の感想や ....
シンダラソウ シンダラソウ
しんだら草が生えて来て
静かに冷たくなるばかり
こわばりそこに在るばかり
まだらに染み出で色変わり
シンダラソウ シンダラソウ
しんだら草が生えたらば
焼き場 ....
こころのなかに
海が浮かぶ
深く蒼い紺碧の海

ひとつの闇から
光を見出だそうとするとき
かならず海が浮 ....
自分が世界でもっとも惨めな
女のひとりに思われる


理由はって?
捨てた子に捨てられて
犠牲を払って拾った男は
h,,,,,でs,,,,,,でD,,,,,でf,,,,,

こいつ ....
朝早く

透明な夜

眠りからさめたひと

青暗い街道

まだ誰のものでもない空気

でもたしかに

誰かと繋がっているテレパシィ


旅の朝のようだ

ひとも木々も ....
うすっぺらな
アスファルトを剥したら
今も蘇る
ブリキの街
白く錆びた娼婦の肌が
うすい庇の影に
やさしく溶けて
ぼくを呼ぶ


はだか電球ひとつ
布巻き電線が這う天井
タイル ....
言い訳じみた黄昏には
別れを告げましょう

もう
何回も躊躇ったなら
後悔は十分だから
恐れるものなど
なにも無い


やさしい歌が嫌いです
今も、嫌いです

傷つきやす ....
受話器を上げる瞬間と置いた後の数分間。

切なくなるのは

なぜだろう。




切手まで貼った手紙を捨ててしまったのは

なぜだろう。



あんなに楽しそうに笑ってる ....
           朝のニュースより


             今朝方未明、すずめの涙に溺れたとみられる
             中年の女性が遺体で発見されました。
       ....
都会はいいねと人が言う
暮らすところではないけれど

雪国はいいねと人が言う
暮らすところではないけれど

だから人は旅に出る

暮らしを離れ
夢を探しに
おやすみなさい

同時に寝る

こんな奇跡的な幸福

かさねられることが

また幸福だ

おやすみなさい


同時

ふたり

ふたりだけ

同時

ふとんが ....
肌の具合がよろしくない
節約の名のもとけちられた 安い化粧水のためか
二十代も後半の衰えのためか
鏡をのぞくと気が焦る
わたしは後 どれだけのことができるだろうと

前だけ見て 今を満喫し ....
幾度か巡ってくる夜に
海になりたいと願う
十六夜の月など見たことがないのに
叶わぬ永遠を願っている

いつかはあなたの海になって  ....
ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ 
話しかけられた気がして

ただようぼく
なびくぼく
うなだれるぼく
生きているか
軽く肩をたたかれた気がして

地平 ....
 

           静まり返った昼下がり
           猫は店先の陽だまりで
           金魚は薄くらがりの水槽で
           うたた寝をする

   ....
人の抜け殻を集める男は

人が集まる観光地や駅の周辺をうろうろして

うっかり落としてしまった抜け殻や

ふと自分の人生に疑問を感じ脱いで畳んで置いてある抜け殻や

もうこのままでは生 ....
政治に詳しいわけではない
選挙も行ったり行かなかったり
本当は行かないことが多かったけれど
ラジオで聞く国会中継は
結構好き

政治家は同じ演技しかできない
その劇場でしか使ってもらえな ....
一羽の鳩が飛んでいた
わたしの乗る列車を追いかけるように

無機質な四角い窓枠のなか
黒いコートの肩越しに
羽ばたき続ける
白い鳩の





線路を渡る架線を巧みに避けて ....
それぞれの水脈に
それぞれの過去と未来がある
映し出された水鏡の空は
早朝に夕を映すが
愛憎や悲しみや喜びは薄く ....
青はただ広がる
自分とは何か問われている気がして
どこまでが自分なのかもわからないまま

だから青は
寂しさにわなわなふるえ
その真ん中にひよわに立とうとする

そして青は
そのきっ ....
{画像=120109021256.jpg}



君に一等賞をあげよう!

神さまが居たんだ
表参道の交差点から明治通りを渋谷方面へ歩いていたら
通りすがりの神さまが振り向き様に僕の肩 ....
       花咲くその日待ちのぞみ
       色づくつぼみふっくらと
       ゆるり花びらほどきます
       寝息きこえる夜明けまえ
       白きひかりにつゆた ....
心の奥底から
ぼこん ぼこん 
呻くように
呟くように
一つ 
また一つ
上がってくる
白いあぶくを
押しつぶす
日々の生業に
心を添わせようと

外側は
辛うじて
規格品 ....
嫁いで どれくらいたった時からだろう
実家の両親が 他家の者として私に接し
夫の両親も 嫁として私と接した

血族でも 他家の者になった私は
実家の事には 深く口を出さず
それが お互いの ....
{ルビ宙=そら}に向かって 翳した{ルビ掌=て}
ちっちゃな指の隙間から
見える夜空

月と星 天上を照らす
蒼白く磨ぎ澄まされた星々は
夜の静間に息づいて
光年の{ルビ刻=とき}を数え ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『古い写真』- あおい満 ...自由詩7+*12-1-12
サラダ- 小原あき自由詩9*12-1-12
- 小原あき自由詩10*12-1-12
月逃げて- 石田とわ自由詩8*12-1-12
離れ小島- たにい自由詩512-1-12
現実- 凪 ちひ ...自由詩712-1-12
しんだら草- salco自由詩7*12-1-11
『ひとつの、孤独のために』- あおい満 ...自由詩9*12-1-11
自分が世界でもっとも- 木原東子自由詩18+*12-1-11
連帯のテレパシィ- 吉岡ペペ ...自由詩812-1-11
ブリキの金魚_2012- たま自由詩29+*12-1-11
盟友へ- 千波 一 ...自由詩3*12-1-11
許されている- 永乃ゆち自由詩9*12-1-11
すずめの涙- 石田とわ自由詩7+*12-1-11
- 小川 葉自由詩612-1-10
同時- 吉岡ペペ ...自由詩912-1-10
今と未来- 凪 ちひ ...自由詩312-1-10
『海になる』- あおい満 ...自由詩11*12-1-10
聞こえた気がして- 乱太郎自由詩24*12-1-10
猫と金魚はうたた寝をする- 石田とわ自由詩6*12-1-10
抜け殻- 灰泥軽茶自由詩6*12-1-10
あんまり政治家たちを責めないで- ただのみ ...自由詩8+*12-1-9
Bird_strike(車窓のひと)- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-1-9
_『水脈』- あおい満 ...自由詩2*12-1-9
青の心- マチムラ自由詩412-1-9
君に一等賞を上げよう事件_/_冬もやっぱり不思議話- beebee自由詩34+*12-1-9
一夜- 石田とわ自由詩7*12-1-8
この海は深く呼吸する- ただのみ ...自由詩12*12-1-8
お面- 砂木自由詩20*12-1-8
【_夜の雫_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-1-8

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