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【修羅】

へいわ とか
あい とかが
こわれることは
いとも かんたん だ

 三年前の みぞうが
 かんたんだ わすれるな と きいてくる 
 あんなに頻繁に目にした ゛みぞう゛ ....
窓辺に三月が
腰掛けているのだが
まだあまりにも曖昧にあおいままなので
そのままにしておいた

冷える未明
ヒーターをつけた
あたたかな紅茶もほしいな
マグで、ミルクも一緒に

布 ....
昨日までの自分が仰向けに倒れている
わたしを見つめて
ワタシが言う

「踏み拉き進んで行け
 過ぎ去ったものは階段だ
 額ずくな 口づけするな……」

そっと足をおろす 
枯葉を踏む ....
見上げた向日葵の息が止まっている みんなは
去った

まちの
こうえんの
水のみ場のしたに
のまれることなくいく百年もたゆたう
みずにいきる生き物が
いきたえだえにうたうこえ
きいてみれば
むかしからしって ....
あなたの顏は時計のよう
ただ『今』を確かめたくて
     見つめてしまう

過ぎ去った時間 ……もう……
残された時間 ……もう……

いたたまれなくて目を逸らし
気がつけばまた
 ....
もうカーテンは暖かいよ

朝の日差しは
ひっきりなしにカーテンを暖めてるから
カーテンは暖かいよ

カーテンをさわってごらん
とっても暖かいから

暖かいカーテンは
冷たい指に ....
どうしたら高く上がるかですか

風を読むことです
どんな風が 
どのようにふいているか
知ることです

人の顔色をうかがう風には
誠意がありません
風に乗って
高く上持ち上げら ....
言葉が実らないまま葉を落とした樹を
じっと立ち尽くして眺めていた
夕日が心を刺すかのように沈んでゆく

会いたい
、出かかったため息すら失い気味に
ひたすらに泣いている自分に気がついていた ....
長すぎるツッコミの間に話が次へ行った  1

目を瞑って
灰の砂漠を
食べていると 
こころは徐々に
ひからびて 
ちっぽけな
雲塊になって 
コトコト笑う
鳥の頭蓋に
埋め込まれる 

鳥のくさめ
いや、くし ....
めざめると
 あたまが
  ひらがなだけになっていた
 このままでは 
じょじょおがない

いやいや
 そんなことはない

   〈はるのためいき〉

 ほら


ひらが ....
鳥の姿の失せた空には
鳥のかたちの欠落がある

影が消え
言葉は失われても
羽ばたいてゆく記憶が
風車をまわす

失われた鳥の形の
風が舞う


私は
声を出せるだろうか
 ....
ちょうど自分の脳を握りつぶせないような
小ささと か弱さ

まるで自分の心臓には届かないような
もどかしさと 無情さ

おそらく
そう簡単に自分ひとりでは
終われないように
造られて ....
あるがままに斬り
森は森に重なってゆく
あるがままを喰み
枝のはざまを音は埋める


紅く溶けて
発光する
波が削る岩
魚が視る岩


生まれる瞬間を誰も見ない ....
 ああ、
 いまいましい

 言葉を捨てようとして
 夕暮れ時の河原に立って
 何度も、何度も投げつけた

 波打つ水面に
 沈みゆく太陽に

 それでも、
 掌を広げてみると
 ....
あんなに愛し合って他人 れんがの家を覚えていますか
東の壁にはドアがあり
南の壁には窓があり
西の壁には物を置き
北の壁ではあなたが待つ

ドアを開けて壁をつたい
一度右へ曲がったら
虹のような形の窓の ....
夜の間に降った雪で
季節は逆戻り

誰かに投げた言葉の礫
今朝の気分は吹きすさぶ

更新された背景
鳥籠の中で
冷たくなっていたインコ

突然
マグカップの持ち手が&#25445 ....
逃げ出す夜に手錠をかける 同じ様な微生物の働きでも
分解された有機物が
人間に有益であれば醗酵で
有益でなければ腐敗だなんて
いいかげんなもんだ

森の倒木は腐敗して土になる
これは人間にとって有益でないのか
 ....
雨を轢く車の音が
電話の呼び出し音の行間に
打ち寄せてくる

湿り気を帯びたルーチンワークは
未だ真綿に包まれた意識の中

縋りつくように盗み見る
スマホには温度の無い文字列と
 ....
抽象的であればある程
現実に在る真実を
言い当てようとすればする程
日常の当り前の暮らしを

問う

特別な感性を口にすることが理解できない者を
排除する傲慢で哲学的な趣をこらした風体 ....
前世餓死してるぶん食う 真実を叫ぶ口に口内炎 制服を仕立てにいくと言って
行ってしまった

トイレや脱衣所の扉が
足音に反応して閉められる
ほろにがい痛みをともなう
(バタン、カチャ
ちゃんと閉めなさい、なんて
言ってたのは
い ....
     しっとりと触れた手が濡れるのは初めてではないと思い、
     しっとりと崩れた顔中は歌を唄い始めるのだと唄歌い。

                 僕は僕たちは人形なので、
   ....
歩道橋の上で つまらなそうに
黒い帽子の ミスター・クロウ
放課後の 車行き交う上で
舌打ちもせずに 空を睨んでる

そこはまだ低いんだね
高く飛べることを知っているから



 ....
三月になったらアイツが帰ってきた
どんなにこっそりと帰ってきても
私の鼻はおまえを嗅ぎつける

ハークション!

うわっ 花粉が飛んでる
しかもPM2.5と黄砂という
チャイナの友 ....
地中深く眠る鉱石を
掘り出して
パカッと割ったら
紫色の透明な石が詰まっていた

その美しい紫の石は
小さく小さく刻まれて
首飾りや指輪に加工されて
世界中の女性たちを飾っている

 ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
修羅- るるりら自由詩18*14-3-10
きのう- もっぷ自由詩414-3-10
踏絵- ただのみ ...自由詩20*14-3-9
見上げた向日葵の息が止まっている- 北大路京 ...自由詩414-3-9
しずかな民謡- 遙洋自由詩2*14-3-9
あなたの顔は- ただのみ ...自由詩12*14-3-8
もうカーテンは暖かいよ- ichirou自由詩17*14-3-8
凧2- イナエ自由詩10*14-3-8
夕日は- もっぷ自由詩10*14-3-8
長すぎるツッコミの間に話が次へ行った- 北大路京 ...自由詩914-3-8
遠く暗い街- 壮佑自由詩20*14-3-7
_春/- ハァモニ ...自由詩6*14-3-7
鳥の影- Lucy自由詩26*14-3-7
手のひらの設計- クナリ自由詩9*14-3-7
傾滴路_Ⅴ- 木立 悟自由詩214-3-7
光と、沈黙- まーつん自由詩8*14-3-7
あんなに愛し合って他人- 北大路京 ...自由詩414-3-7
れんがの家- クナリ自由詩9+*14-3-6
自覚- Lucy自由詩14*14-3-6
逃げ出す夜に手錠をかける- 北大路京 ...自由詩214-3-5
醗酵と腐敗- ichirou自由詩7*14-3-5
冷たい雨- nonya自由詩21*14-3-5
詩人の言葉- 板谷みき ...自由詩6*14-3-4
前世餓死してるぶん食う- 北大路京 ...自由詩414-3-4
真実を叫ぶ口に口内炎- 北大路京 ...自由詩1014-3-4
卒業- 佐野権太自由詩8*14-3-4
人形劇を見たいと痛みを着、行ょ銀に- なけま、 ...自由詩3*14-3-4
空が飛べるんだね_ミスター・クロウ- クナリ自由詩5*14-3-4
【_帰ってきたアイツ_】- 泡沫恋歌自由詩8*14-3-4
【_アメジスト_】- 泡沫恋歌自由詩8+*14-3-4

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