すべてのおすすめ
もう
どうなってもいい
そう思ってすべてを投げ出して
捨てられるだけ捨てたはずなのに
どうしてこうしてまだ
立ち上がろうとする
背中に手をあてると
ごつごつとした
かたい骨の輪郭を
 ....
 
俺なんてこんなもんだって思えたら、おめでとう

所詮、俺なんてこんなもんだ

そう、俺だけなら



 
缶チューハイが降り注ぐ夜
めんどくさい人生が酔ぱっらいのあたしに
くだをまく
だって嫌われちゃったのよ
あたしあたしがきらいになってゆく
缶チュウハイのレモンがあたしに
素直になりなといっ ....
エルミタージュを観にゆく

たくさんのクララたちがいる

そのこころに寄り添える者たちが微笑んでいる

木々が揺れている

デュフィのカーテンが揺れている

絵を観るとはじぶん探し ....
多分 静寂な夜だっただろう
いつもと変わらない日常が終わり 子供たちはベッドで眠る
大人はたちは静かにお茶を飲み 聖書を開いて神に祈る
いつになく静かな夜に 何の疑問も持つことはなく
未来を築 ....
誰にも触れられない場所に
花が咲いていた

切り立った崖の中腹
そこには
誰も登って来れない
誰も降りて行けない

そんな場所に独りぼっちで
花は気高く咲いていた

小鳥の囀りに ....
心が高くバウンドして
トランポリンの上で
ピョンピョン跳ねまわる

鉄棒をクルクル回って
天と地がひっくり返った
白いスニーカーで雲を蹴飛ばせ

鼻孔を開いて
大きく深呼吸をしよう
 ....
 
     
   この世に……
   {引用=   自分を必要とする人が
   誰もいないってことに
   気がついたら
   もう
   人は死ぬしかないでしょう

   それ ....
がらんとした部屋に
淡い光が射して
細く長く伸びた観葉植物の葉の

あまりの碧さに目が眩んで

倒れてしまいたい
そんな独りの或る昼下がり。
段差段差

すらりと綺麗な人が

高いヒールでぐにゃりとごろりところげた

うしろを歩く私へ

勢いよくかかとが飛んできた

私はちょうど

小ぶりで可愛らしい

さんかく ....
遠く、の庭に落ちていた
秋の葉っぱが迷って
春の野原に来てしまった
若若しく黄緑の

ぼくとは違うこどもたちだぞ
秋の葉っぱは淋しくてかなしくなった

遠く、へ帰ることはできないかな
 ....
地面に
言い聞かせるように
雨が降り続く

無色の
絶え間ない呪文が
街を塗り潰す

紫陽花は
すべてを受け止めようとして
雨雲を黙読し

雨傘は
すべてを受け流そうとし ....
空のツリー
その足元に水族館だと
日本人は好きだな
サンシャイン市にも作ったっけ
新名所には水族館
呼び水の呼び水
徒に易くは帰すまじ
展望ついでの家族巡礼
妖しく爽やかデートスポット ....
 頭の中で魚が跳ねた
   ぴしゃんと深みへ姿を消した


 黒い子猫が静かに見てた
   風がぱらぱら捲っていった


 時間は長くも短くもない
   人の物差しはいい加減だ
 ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
太陽と金星と地球が重なり合う

すれ違うとは重なり合うということなんだ


雨の並木道を散歩しながら

緑の薫りを嗅ぎながら

命や無生物たちが歌を歌う


太陽と金星と地球が ....
{画像=120608223742.jpg}



何もないが降った日に


季節はもう初夏だと言うのに
空から何もないが降ってきた
何もないは初夏の街並みを埋めてしまって
僕は降り ....
苦悩の女神が
僕の手を引いて
眠れぬ夜に連れ出した

花は閉じ 草は項垂れ
月は雲の毛布に潜り込んで 高い鼾をかいていた

ブナ林を背にして 裏庭に立つと
女神は両腕を広げ 僕はその中 ....
人形劇の舞台の上で 
おどけた河童の傍らに 
黒子がひっそり、ついていた 

日々の舞台で僕がマイクを手に 
愉快な話をする時、ふいに 
僕を僕にしてくれる 
黒子が背後ですぅと動く 
 ....
今日もあせをかいて老母と
子供たちと彼女のあしたのかてを用意する
支払いが間に合わないことなんてたいしたことじゃないさ

金星はゆうゆうと太陽面を通過して
菊地直子もつかまった
消費税も上 ....
夏、少年は二度と戻らない季節を駆ける


夏、少女は突然に女として生まれ変わる


私は毎日百合を手折って暮らしています


形見分けは小さな皮の手帳を選びました
 ....
友よ
あなたがこれまで流した涙の量を
知る由もないのだが
これからは僕の頬を使えばいい

友よ
あなたがこれまで吐き出した怒りを
どこで燃やしてきたのか
これからは僕の手を焦がせば ....
「あなたの愛はどこか角がある」

君が云ったその言葉には刺が・・・
事を丸く治めるために
何も云わずに微笑みかけた

たとえば
愛を敷き詰めてみる

角があると云われた
私の愛は四 ....
 
中途半端な知識は
無知に等しい
 
中途半端な愛は
苦しみを生むだけ
 
中途半端な覚悟は
言い訳の余地を残すため
 
砂浜に咲いた花の下には
小さな世界がいくつもある

それは家族だったり友達だったり
恋人だったり恋人未満だったり

強い日差しを背中にうけて
パラソルはそんな小さな世界をつつむ

は ....
生命が死ねば
そこに別の生命が入り込む
人が死んで遺体となれば
そこに細菌や虫が湧くように
この自然の中で
死んでいるものなど何一つない
あの広大な死の空間ーーー宇宙から
結局、我々が生 ....
 
 
水面、生まれたての木漏れ日
酸化していく時計と
ミズスマシのありふれた死

導火線を握ったまま眠る
わたしたちの湿った容器は
身体と呼ばれることに
すっかり慣れてしまった
 ....
明けない夜はないが
晴れない朝はある
止まない雨はないが
笑えない昼はある
暮れない一日はないが
つれない人はいる

そして夜
幾つもの夜を耐えて
人は強くなると言うが
ちびち ....
冗談を言えるようになりたい
枝を打ち鳴らす風のように
人を笑わせる人になりたい

愛を歌えるようになりたい
地を焼き尽くす野火のように
人の心を燃やす人になりたい

ネズミになりたい
 ....
ゆるせないものが多すぎて困るんだ
面取りを忘れた大根の
尖った角にさえ傷つく
そんな自分の弱さや{ルビがさつ=・・・}さにさえ傷つくものだから
血はどんどん流れてきりがない

からだの中を ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「背骨」- ベンジャ ...自由詩412-6-12
俺なんて- 殿上 童自由詩20*12-6-11
チューハイだもの- じじ自由詩16*12-6-11
デュフィのカーテン- 吉岡ペペ ...自由詩212-6-11
革命前夜- 無限上昇 ...自由詩512-6-11
【_孤高の花_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-6-11
【_I_can_fly_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-6-11
【_この世に……_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-6-11
孤独のおと- れもん自由詩6*12-6-11
さんかくのかかと- 灰泥軽茶自由詩12*12-6-11
夢の前に- もっぷ自由詩512-6-10
梅雨- nonya自由詩30*12-6-10
水族- salco自由詩9+*12-6-9
釣りには良い日だ- ただのみ ...自由詩20*12-6-9
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
宇宙の歌- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-8
日本橋のイタリアンレストランで_/__2012.05.27- beebee自由詩25*12-6-8
眠れぬ夜に、裏庭で- まーつん自由詩9*12-6-8
黒子- 服部 剛自由詩212-6-7
夕餉- 梅昆布茶自由詩2512-6-7
夏、- 永乃ゆち自由詩2*12-6-7
友よ- 乱太郎自由詩16*12-6-7
○愛と□愛- ちゃむ自由詩512-6-7
中途半端- 次元☆★自由詩4*12-6-6
「パラソル」- ベンジャ ...自由詩312-6-6
生命が死ねば- yamadahifumi自由詩312-6-5
湖畔- たもつ自由詩812-6-5
ルフラン- nonya自由詩25*12-6-5
あこがれ- まーつん自由詩10*12-6-4
出入国- 三原千尋自由詩612-6-4

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