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目が覚めたら未だ朝日が昇る前だった
窓を大きく開けて空気を入れ替える
清涼な大気が肌を潤し湿った苔の匂いが頭脳を静めてくれる

美しい夢をみていた
雲の切れ間から射し込む陽光
それを反射し ....
       湯上りの
       乳房に手をあて
       ため息ひとつ
       気がつけば
       しんなり弛み
       さち薄し
       あのひとの
 ....
みちがもうないのだ
ゆきにうもれて

そのみちを
みちだとしんじて
ゆくのがよい

わたしもずいぶん
ねゆきになった

はるになれば
めがでるだろう

ねゆきのそ ....
わたしがつけたなまえだ
あめ、かぜ、ゆき、こおり、
そのたいろいろ

わたしがつけなかった
なまえが
ここにあるだろうか

こどもになまえがあるように
ははにもなまえが
 ....
きみに、
いのちを ふきこむために
まっしろな こくうから
かたちあるもの へと
きみのてを ひく
あたたかな うみへと ....
愛しているよとささやいて
私の心
を盗むあなた

断りも無しにと腹立たしさを覚えたとしても
ある意味期待していたのは確かことで

四十六時中、あなたのことだけを考えていた自分に気付く
 ....
水たまりでいきていたので
干からびそうになってはじめて
陸というものをしりました

底というのは
怖いものではなかったのですね

こんなにもすぐに
わたしをつつんでいたものが
消えて ....
  蘇生のイキをするように
  そっと虚空に
  言葉をはなったとき
  言葉はすぐにちりぢりになってきえた

  あの日の
  あの青空には
  二度とであえはしない
  ....
まだ6時前だが
僕はカウンターのいちばん手前の椅子を引く

マスターが早かったね と言いながら
僕のアーリー・タイムスのボトルを出してくれ
磨かれたオン・ザ・ロック用のグラスがひとつカウンタ ....
             ねむれぬ夜に枕抱き
             布団のなかで寝乱れる
             寝巻きの裳裾はだけては
             さむいさむい ....
寒さが緩むと
凍りついていた月光が溶け出して
暗い穴の中にも
虫たちの道を通って

滴り

滴って

ヒグマは

浅い眠りの中で
霞がかった
春の野山を

夢に見る

 ....
わたしの胸元に
棲みついた龍へ

きみが宿った朝は
ゆるやかな大河のように
ゆったりと開眼した
鏡を覗く視線が
きみの眼のように ....
愛するものを失うことと
愛するものを亡くすことには
天と地の開きが在る

それは失ったとしても
その生はこの地上に在るが
それを亡くしてしまうことは
その生が無であることを
思い知らさ ....
さぁ 胸をはって
鼻のあなを
おもいっきり開いて
しんこきゅう しんこきゅう

スーハー スーハー 

しんせんな空気を
胸のなかに吸いこんで
心のモヤモヤをはきだす
しんこきゅう ....
ピューと
赤いストローから
飛びだす
しゃぼん玉たち

ふわふわと
ただよいながら

ごっつんこして
はじけた
木の枝にぶつかって
はじけた
カラスにつつかれた

ピューと ....
おいっ
おいらたちを拾うんじゃない
可愛いからって 持って帰るなっ

おいらたちは種なんだ
ちゃんと土の中に埋めてくれよ
いつかは立派な
どんぐりの木になるんだ

池に放りこむなっ
 ....
昼間の嘘(あまりにも夜の真実)
人間が嫌い(おもちゃ箱だけが友達)
ひとなみな幸せがわからないから
ひとなみに暮らしてはいけないのと
(わたしの
わたしの
わたしのうちの誰かがそう ....
なぜだろう ひとりで見上げたい空がある
なぜだろう ひとりで歩きたい小道がある

踏み拉かれるのはいつも名もない草花たちだ
(ほんとは名前があるのだが
(呼ばれてうれしいか 知らないが
美 ....
もんだいは
かいけつするものだ

かみのうえで
しずかに

まいあさあたらしい
とうあんようし
ていしゅつしてる

とがってたはずの
えんぴつのさき

まるく ....
    水たまりにふれる金管のくちびる
    降りやまず続く日
    いちばん始めの地球に戻されたような
    ゆりかごの上をたどる
    ひらいた傘は鳴りきし ....
その鳥は雛のとき
父鳥を失った
母鳥は餌を獲りにいく
父鳥の役割と
雛を護る母鳥の役割を
こなさなければ
ならなくなった

母鳥が餌を獲りに
巣を離れているときが
三羽の雛にとって ....
勝者と敗者の間に
三角定規で線を引く

本物と偽物の間に
フリーハンドで線を引く

好きと嫌いの間に
眉間で線を引く

面白いと面白くないの間に
口角で線を引く

瞬きする ....
想い出って佳いものだね
そのなかに住むひとたちは
みんな若いままだ 誰も歳をとらない

馬鹿な想い出だってあるけどね
でも いまなら笑って想い出せる

それぞれにひとはいったい
どのく ....
  暗い夜には
  一羽の鳥がやってきて
  私の口に潜り込むと
  枝を使って舌根の辺りに巣を作り
  数個の卵を産みつけ飛び去ってゆく



  朝、私の舌で
  殻を破 ....
妖精サイズの封筒に
雨模様のぼたん
さぐり打つ鍵かけて
差し出そうとする腕をほどき忘れている

ちらちらと縫う
意識の合間、四辺形の薄明かり
落ちた視力にささる脈動星

猫を
弾い ....
全く、窓辺の風よ
そうやあやあと声を張らず
少し黙っていられないのか

私の爪先ももちろんそうだが
なにより、カーテンが困っているよ
お前の冷やかな愛の歌が
彼女の心を惑わせているよ
 ....
今朝 世界樹が目覚めた
満開となって白い花粉を散らした
世界は彼の逞しい腕に抱かれて白く霞んだ

雪は地面に着床するまでの暫くの間
授かった命に感謝し舞い踊った

雪は大地を受胎させ
 ....
どうだい甘いかい
どうだい酸いかい
どうだい上品かい
どうだい下品かい
どうだい生臭いか
どうだい美味いか

どうだい苦いかい
ピンポン
それが真実の味だよ
もう一度食べてみるかい ....
便利やで。このひと。
うれしいと泣く。
哀しいと笑う。
恋もできる。
歌も唄う。
故障は少ない。軽くて丈夫。
充電式やから停電に強い。
環境に順応。
ええ仕事する。みんな欲 ....
なんだか知らないが
兎に角 最初の一行が出来あがる
なんだか知らないが
次の行は誰も知らない
もちろん自分も

なんだか知らないが
行と行の間には
深い深い溝がある方がいい
つまり驚 ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7661)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の歓び- たにい自由詩312-1-23
乳房- 石田とわ自由詩3*12-1-23
根雪- 小川 葉自由詩712-1-23
名前があるかのように- 小川 葉自由詩212-1-23
『きみの、』- あおい満 ...自由詩5*12-1-23
Above_the_sky(流転のひと)- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-1-23
水たまりの民_ちいさなひとり言- 浅香 葉 ...自由詩512-1-23
失語症から- 石川敬大自由詩2212-1-23
SAD__BAR- HAL自由詩412-1-23
ひとり寝慕情- 石田とわ自由詩7*12-1-23
浅き眠りに見る夢- ただのみ ...自由詩12*12-1-22
『赤いいのち』- あおい満 ...自由詩3*12-1-22
無常- HAL自由詩312-1-22
児童詩_【_しんこきゅう_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-1-22
児童詩_【_しゃぼん玉_】- 泡沫恋歌自由詩5*12-1-22
児童詩_【_どんぐりのキモチ_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-1-22
……だから- アラガイ ...自由詩6*12-1-22
草花たち- 北野つづ ...自由詩312-1-21
答案用紙- 小川 葉自由詩712-1-21
雨のゆりかご- 理来自由詩612-1-21
鳥の歌- HAL自由詩312-1-21
線を引く- nonya自由詩28*12-1-21
お大事に- HAL自由詩212-1-21
- 草野春心自由詩11*12-1-21
手紙- 理来自由詩7*12-1-20
窓辺の風- faik自由詩14*12-1-20
初雪- たにい自由詩312-1-20
満漢全席- HAL自由詩112-1-20
だれか買うてんか- たま自由詩40*12-1-20
詩論- 浩一自由詩2+12-1-20

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