すべてのおすすめ
大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている 仕上がった作品を手にとり
出来栄えを確認する
(……駄作だ)
地面に叩きつける
が 割れない
金槌で叩いてみる
が やはり割れない
もしやと思い豆腐の角にぶつけてみる
が そういう問題 ....
四角い瞳に映る 蛍の軌跡
沈潜した草の匂いに 雨の気配
黄緑の曲線が 野放図に交差する
笹の陰の暗闇で 羊は見ている

静かな黄泉の国で 横たわっているような
喧しい牧羊犬も ここには ....
ベランダにビニールシートを広げ
寝そべって星を見た
焼けた地面にぺたりとつけた背中の熱っぽさ
母親は綺麗ねとだけ言った
私は黙っていた
真暗な虚空に私は吸い込まれそうだった
小さな光の粒が ....
若稲よ
一途にのびる
若稲よ
晴れの日も
風の日も
雨の日も
迷わずのびる
若稲よ
境遇を嘆くことなく
使命を忘れることなく
ただ ただ 
一途にのび
生きる

若稲よ ....
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時間は無いと考えている?

でも時間はいっぱいあるのだ

日頃の所作の大半は無駄な時間潰しで
大事なものは何も無いのだ
マネキンが ....
乗り物酔いの耳にバスガイドの唄 夏来る心地よい風の中に身を任せ
巡る季節のように時が流れ過ぎた
歓びと哀しみが交差する日々にも
時を経ては鮮明に甦る自責と怒り

夏来る心地よい風の流れのままに
あの空の雲のように流れてみ ....
裏から表までの30メートルに世界があった


国道1号線を命かけて 一目散に横切るのだ


安楽の幅2メートルは ユートピアへの出入り口


たった20センチメートル背中の側をかすめ ....
話すことは、離すこと
話すことは、放すこと

距離をとること
分離させること
解放させること
自由にさせること

はなした鬱積は、
そこら辺に垂れ流しにされているか
どこかに引っか ....
現場の製造のトラブル対策について計算する
私はオペレーターでもエンジニアでもないが計算する
力、空間、時間について感じながら
私の思考は原液バルクの中に溶けていく
私は充填ノズルで液ダレする液 ....
他人のせいにできないから
簡単に
諦めたり
開きなおったり
すべてをしかたなく
肯定したりもできないから
君はいつも
自分に厳しい
そんな君を
素敵だと思っても
緩い自分の
誉め ....
最後の恋が何度も終わった 約束の
場所へと
続く道で
恋する自転車を
旅のために
丘を越えて
君へとこいでいく

暗がりを
ヘッドランプで
照らして
今という瞬間は
手のひらのなかで
ぎゅっと
握ら ....
断片を思い出しては吐息が悲鳴を上げる
痛みの記憶ばかりが鮮やかに焼き付いて
彼岸花に託せば常世に流してくれるだろうか
けれどかなしみで形作られた私もまた消えるだろう

つまりあなたが愛してい ....
一人の地球人として育てたい
私の子供であり 一人の地球人である
属していて属さない 個人と集合の瞬きすれば消えそうな交差点で
対等に 重んじる礼儀を DNA以外でも伝えていく

時の流れなん ....
あさきゆめのように ひとつ星  
だきすくめられ 星めぐり
ゆめのなかには 花めぐる
はなれていても
ちかくにいても なにひとつ かわらず
こころの中に 花は咲く


ゆめ ....
君は知っているか

火葬場の釜の内側にある

爪のあと…
担架の中で目を覚ます
運ばれる直前の
記憶が定かではない
どこで何をしていたのか
今日がいつなのか
答えられない
なぜかはわからない

倒れるということは
命のともし火が消える
手 ....
生まれたばかりで
眼も開かない嬰児は
母の乳房からほとばしる母乳を
難なく飲む 

犬も猫も生まれて 
目も開かない間に
母親の乳房にしがみつき
当たり前のように喉をならす

何十 ....
俺はね、
飯を喰うために働くんだ
働くために飯を喰うんじゃない

あんた達も、
忘れっぽいから
出かける前に声に出しておくがいい

飯を喰うために働くんだ
働くために飯を ....
車窓から見える
取り残された小さな雨雲
遙か上空には羊雲
下から覗き込みながら
西へ西へと私の視点が移動すると
小さな雨雲は立体的に体を見せながら恥じらう
そして雨を降らす間もなく
すぐ ....
ボブ・ディランの生まれ変わりが3人いてまだボブ・ディラン本人は生きている ジョウロを持って
庭先に立っていると
植木鉢の間から
ヒョイと小さな顔を覗かせる
私と目が合った瞬間に固まった

キミと出会うのは
今日で何回目だろうか
植木鉢の森の住人さん

太 ....
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サラリーマンとして
骨を埋めるところを探していた
降り積もった雪の中から
首を出す古木のように
少しの隙間を残して
雪に埋まり
冷 ....
 
あたいは泣かない

全身全霊をもって感情を押し殺す

空が泣くまで、ぜったい泣いてやらない



 
湖で
平たい小石の水平投げ

6度跳ねて沈む石を想像して投げた
3度跳ねて沈む石
未来と今で遊んだ

3度跳ねて沈む石を思い出して投げた
2度跳ねて沈む石
過去と今で遊んだ

5 ....
鼻をさ、ずーって吸うと、宇宙にいるみたいだよね。

少年はぽわんとした目をして、
さも気持ちよさそうに鼻をすすりつづける。

少年の鼻の穴はブラックホール。
そこから続く無限の世界は、
 ....
丁寧に裏ごしされた
かぼちゃの色が鮮やかで
牛乳の甘い香りがほんのりやさしい

鍋でことこと温めて
真白いスープ皿に注ぐ
手と手を合わせて
厳かに
ひと匙
口に含んで
こくり飲みこ ....
コーヒーカップを持ち上げただけで走る衝撃
要はこんな時にも陰で働いていたのか?

くしゃみでもしようものなら
まるで電気ショック
要は体中に回線を這わせて
あらゆる身体活動を統率していたの ....
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7799)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている- 北大路京 ...自由詩4*14-6-1
ウイルス効果- ただのみ ...自由詩22*14-5-31
アリエス- 藤原絵理 ...自由詩814-5-31
家族- ららばい自由詩8*14-5-31
迷わずのびる_その心を- ichirou自由詩10*14-5-31
時間は無いと考えている_/_君は時間を止めている- beebee自由詩23+*14-5-31
乗り物酔いの耳にバスガイドの唄- 北大路京 ...自由詩1114-5-31
威風堂々・・・- tamami自由詩614-5-31
突き抜けるまでの秒針- 芦沢 恵自由詩22*14-5-31
話す- ららばい自由詩4*14-5-31
計算の美- ichirou自由詩8*14-5-30
きみはいつも- Lucy自由詩15*14-5-29
最後の恋が何度も終わった- 北大路京 ...自由詩814-5-29
恋する自転車- りゅうの ...自由詩6*14-5-29
「痛みのコラージュ」- 桐ヶ谷忍自由詩12+*14-5-29
地球人である縁- 朝焼彩茜 ...自由詩9*14-5-29
アルルカバの恋- るるりら自由詩14*14-5-28
__爪のあと- アンドリ ...自由詩214-5-27
倒れるということ- りゅうの ...自由詩9*14-5-27
筋肉間情報伝達が狂ったときに- イナエ自由詩7*14-5-27
朝の呪文- 御笠川マ ...自由詩814-5-26
遠近法- ichirou自由詩10*14-5-26
ボブ・ディランの生まれ変わりが3人いてまだボブ・ディラン本人 ...- 北大路京 ...自由詩11*14-5-26
【_シッポ_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-5-26
雪に埋れた古木のように- beebee自由詩21*14-5-26
泣かない- 殿上 童自由詩14*14-5-25
時の不思議に負けたような遊び- ichirou自由詩9*14-5-25
ブラックホール- ららばい自由詩5*14-5-25
おすそわけ- ららばい自由詩8*14-5-25
私の要- 夏美かを ...自由詩31*14-5-25

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