すべてのおすすめ
まだ未熟な羽をもつ
小鳥が
高く 
遠くに
羽ばたくことを求め
嵐の日に
強風に乗って飛び立つ事を
選んだように
君は
わざわざ試練の時に
身を捥ぎ離すようにして
 ....
赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る

赤は
私の内側を流れる赤は

などと

恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
  白鳥のいない湖はだれのものだろう
  わたしは随分長い時間待っていた
  藻の緑に染まった水面に 静かな波紋が広がる刹那を
  何かによごされた羽が 目を逸らした隙に
  そっと浮 ....
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
雨の日は
傘を射して
射す時を待つ


明日の予定は
そうだ
オレンジケーキを焼こう
とびっきり
美味しい豆を挽いて
夫の帰りを待とう

{引用=(享年36歳)}


 ....
世界が僕を閉じるから
僕から
世界を閉じた

空より降る縦線
時計の動く気配すら
奪われた

沸いた湯が白い粒になって広がっていく
見ていた
見ていた
ああ
全部満たしてしまえ ....
肉体の孤独には 
耐えることができる
ケレドモ
精神の孤独には 
タエラレナイ
なんて 鼻歌まじりに うそぶいて

Bottled mail
宛先のない手紙
わたしの書く 言 ....

陸に上げれば
日保ちのしない魚で
「卑しい」が名前の由来だと

腐って臭うので
頭を、柊の葉の刺と合わせて
節分に鬼の退治といわれた、モノで
これがまた平安と呼ぶ
わたしには途方 ....
   宝箱の鍵が

  みつかりません

 仕方なく箱を振ったら

   カラカラと

   頭蓋骨から

 乾いた音が響きました
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
 ....
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている    ……ぼん、ぼん、ぼん、ぼん



ぼんしゅかぼんしゅか
手取りが済めば
ここはだだらな島国だから
打出の小槌を担いで一興
採掘現場に行きましょう


手と手で掴 ....
広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ....
そよとも揺れないすすきの穂が
あたりに白く浮かぶ

とおくを
スローモーションの足どりで
駆けて行く
赤いセーターを着た少女

お腹がみるみる膨らんで
まんまるになったかと思 ....
現代詩雲の下
無風にゆられて見ていたのは
つぼみのまま終わった
赤でした
無音ひびく団地の前
灰色の壁にかきなぐった鳥が
空へ
とんでゆく夢を見た
その後で、
現代詩雲の下
ざーざ ....
消えた夏の色はメロンソーダ
あれは遠いとおいむかし日ざかりの庭で
風もなく揺らいだ瞳のなかの碧
バルコニーへ運ばれたグラスを透かして
チェリーの沈んだ泡立つ海へと
白い帆に秋の風をうけて走る ....
     ふと違和感を覚えた朝
     右足に苦しみが
     そうして五日後、
     右腕にかなしみが 

     絡まった
              
     曲が ....
カナヅチの眼が泳いでいる あなたのような人は長生きしてほしい
そう素直な人あってのひねくれ者だから
だから九十四歳は悪くない 悪くない
これでも献花のつもりなんだ

アンパンマンを見たことがなかった
なのにアンパン ....
絶えず
一定の方向にだけ
エネルギーを集中し

間断なく
成長あるいは変容し続ける
モノやコトや
言い表せない何か

そんな奴等に
ヒトという間抜けな動物は
いつも
驚愕さ ....
 {ルビ呼 吸=い き} し

  地 に

 陽  魅 入 り 

     ・・・ 意 ?
ピーテル・ブリューゲルの塔が部屋の中央に屹立し
周囲を侏儒の叛逆天使たちが蜻蛉の翅を以って飛び交す

絵画美術は幻視の領域にまで後退し
観念的な支柱を破壊された現代神学の修道僧たちは
科学的 ....
紅茶専門店で珈琲飲んでいる 口角からはみ出た口紅を
小指の先でそっと拭う
赤い口紅は
いつも私を強気な女に変える
呪文のように
優しい嘘を口から吐く

独りぼっち
砂の上を歩いていた
彼方にオアシスが見えるけど ....
■■■
■■■ 電車の連結部で
■ ■ シュノーケルの音
■ ■ 渚が車窓から消え
    つり革の人々は
    相変わらず揺れ
■ ■ 大波小波が
■■■ 電車内の人々の足を濡らして ....
その生き物に色とりどりのガラス玉をもらった
それはよく見ると一個ずつが脈動してそれぞれの色で輝いている
ときおり澄んだ音色で囀る心臓のようだった

ふしぎな生き物は美しかった
息が止まるぐら ....
駅へ降り立った時
まだ空は青みを帯びていた
ちょっと買い物をした隙に
すでにとっぷりと暮れている
荷物を提げて
街灯が薄く照らし出す歩道を急ぐ
呼ばれた気がして
見上げると
鎌のように ....
早朝 
寝ぼけ顔で庭に降り
如雨露を取りに飛び石伝いにゆけば
いきなり顔面を覆う蜘蛛の糸

悲鳴こそ上げなかったものの
粘っこく絡みつく網に息を止め
指を立て取り払ても 
容易には剥が ....
私には二人のにーちゃんがいる
ただならぬただのみきやにーちゃん

双子で5つも年上のお花にーちゃん
がいる

憧憬のキアラキアラした念が 翼を広げて飛んでいる
頼もしい にーちゃんたち ....
写真立て四角く咲いている
そらの珊瑚さんの自由詩おすすめリスト(7798)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少年- Lucy自由詩16*13-10-19
私の赤- nonya自由詩17*13-10-19
風に似た生き物- 草野春心自由詩513-10-19
露草- るるりら自由詩14*13-10-19
食卓に並べられた- ニワコ自由詩313-10-19
きこえない、ふり- 伊織自由詩7*13-10-18
瓶詰めの祈り- 月音自由詩213-10-18
鰯の頭_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩15*13-10-18
【_私の才能_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-10-18
やさしさと呼ぶもの- HAL自由詩8*13-10-18
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている- 北大路京 ...自由詩713-10-18
奴半丁、葱一片- faik自由詩9*13-10-18
隠れてる- 芦沢 恵自由詩21*13-10-18
夕日__(詩人サークル「群青」10月のお題「無」から)- Lucy自由詩12*13-10-17
現代詩10月- 左屋百色自由詩16*13-10-17
メロンソーダ- atsuchan69自由詩10*13-10-17
一歩ずつ近づくもの- 石田とわ自由詩11*13-10-17
カナヅチの眼が泳いでいる- 北大路京 ...自由詩1013-10-17
ひねくれ者より献花です- ただのみ ...自由詩36*13-10-16
蔓延る- nonya自由詩19*13-10-16
い段の朝- ただのみ ...自由詩12*13-10-16
肺結核の神学論- 高濱自由詩313-10-16
紅茶専門店で珈琲飲んでいる- 北大路京 ...自由詩513-10-16
【_砂の記憶_】- 泡沫恋歌自由詩14*13-10-15
まわり道- るるりら自由詩14*13-10-15
ふしぎな生き物- 梅昆布茶自由詩1813-10-14
三日月- Lucy自由詩15*13-10-14
ジョロウグモ- イナエ自由詩9*13-10-13
ただならぬただのみきやにーちゃん- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-10-13
写真立て四角く咲いている- 北大路京 ...自由詩1013-10-13

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