すべてのおすすめ
運命って残酷だよな
俺のダチは雨上がりに
バイクに乗っててさ
高速の小さな水溜まりに
スリップしてバイクはフェンスに
激突してダチは投げ出されて
下の道路に飛ばされて
丁度来たトラッ ....
根付いたまま、窓硝子の曇りでわかる
明日はきっと爽やかな風が吹くでしょう
…おかあさん…と呼べなくなってしまうおふくろ
自分を愛することを捨てた 。
あなたの背中を拒否するように
....
そんなこんなで途中下車
ここはどこだか畑が広がって
葱ばかり
綺麗にぴんと立ってます
空を眺めたら
雲ったら
そんなにすがすがしく
ゆったりと流れていたら
私は馬鹿のパカパカみたい ....
運命とはかくも恐ろしい偶然に過ぎない
あの日の笑顔は誰の為だったのか
流転する世界に一人取り残され
メビウスの輪にさえ入れずにいる
本当は赤いキャンディーが欲しかっただけ
(振り返る
)ここには何もない
ただ山がある海がある
血はながれている
(繰り返す
)ここには何もない
夜が閉じ空が明けたら
静かに眠るだけ
....
あるスピードをもって
街の夜明けをめぐっていると
かどを曲がるたび
まあるい月が現れては消え
消えては現れるのだ
四角い建物の影に
あるいは影から。
黒い樹々のあいだに
あるい ....
大切なひとに
みじめな思いをさせたくなかった
幼稚園のときからそう思っていた
ぼくの誕生会
使いふるしの鉛筆を持ってきた君
それがいちばん嬉しいふりをした
君は ....
朝にそれは
にぶく光り
夜になると
横たわり眠る
昼まに
のぞいてみたときには
四年まえのわたしを
しずかに抱いて
泣いていた
例えば もし
厚く垂れこめた 雲の谷間から
神が手を伸ばして 僕を拾い上げてくれたとしたら
砂埃の舞う 峠道に転がる
何の変哲もない 小石の一つを拾うように
例えば もし
厚く塗り ....
ぼくが逆立ちをする
父が支える
あれから数十年が経ち
今度は父が逆立ちをして
ぼくが支える番になった
それなのに
父はベッドに寝たまま
起きてこない
あなたはそれが
遠いところにあるとおもっているのでしょうか
海にわきあがる雲をみているように
自分にはかくれてるように感じたのでしょうか
風が蒔いていった種はどこかで芽吹いて
きっとそこ ....
文字と螺子は関係ありそうで
まったく関係がない
見栄と知恵は関係ありそうで
少しは関係がある
家事と火事は関係ありそうで
かなり関係がある
詩と死は関係ありそうで
大きな関係 ....
まるく
表面張力で
膨らんだ一滴の
想いがいま落ち
触れる間際
はじけ
残像のように
ゆ っ くり ....
この生が空しく過ぎることを悲しめば
問い返される
何が充実か
揚羽蝶がゆずの木にやってきた
仇やおろそかではない
ひらひらと儚くも天に任せる
愛しているさ、悲しんでいるさ
生の肯 ....
喋ると馬鹿がバレるからさ
語ると嘘っぽいからさ
怒ると皺が増えるからさ
泣くと幸せが逃げるからさ
止まると置いていかれるからさ
歩くと踵が減るからさ
群れると傷が増えるからさ
....
うなじをノックする 何かが
陽が長くなる加減を絶妙なまでに延ばし
舌打ち使いの してやったり音が
夜を明かすまいと 辿って来る うなじに
ノックする 何者かが
異角度の90度 ....
《鯉がたべたい》
と、言ってあまえ
まったく隙だらけ
そのくせ自意識は役者なみの
あのサムライ
かれは
前世のぼく
なのじゃな ....
希望と呼ばれるものに
過剰な期待をしてはならない
希望だってぼくら以上に忙しいんだ
あちらに希望を失いそうなひとがいれば
どれだけの遠い距離であっても希望は駆けつけ
そのひとに寄り添 ....
母のおむつと尿漏れパッドを買う
要介護度3でデイサービスと訪問介護で
助けてもらっている
食べ物にたいする執着がつよくなっているようだ
それが生きるということなのかもしれない
子供た ....
幸せについて考えたことがある
小学二年生だった
結論がだせなくて
茶色いサインペンで童話を書いた
空になった女の子、という題名だった
一行めは、これはロシアのお話です
....
あかるいあかるい夜でした
そっとまぶたを閉じて横たわり
窓から手をさしのべる
やさしいやさしい ....
深夜、きみが
コップを割ってしまった
きみの夢の中で
思い出の品だったのだろうか
きみは泣き出して
泣き止まなかった
ぼくはきみの夢の中で
ただおろおろするばかりだった
....
もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま
それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみたけど
やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった
....
おすそ分けが零れてゆく 至福の風に細かく入り込んで
おすそ分けを零してゆく 浅葱の風が目に沁みる 清涼感
心の裾をなびかせてゆく 愛する人を包みながら
心の裾が戯れてゆく 愛する ....
アナタがこの世に在ることは
そこから既にキセキの始まり
幾多の試練を乗り越えて
私と出逢いココに居る
未来の行方は誰も知らない
キセキは自ら起こすもの
信じて進むその先に
きっと光は ....
{引用=薔薇よ薔薇
私の体を養分に美しい花を咲かせておくれ}
あの人は行ってしまった
私の手の届かないところへ
ひとり取り残された私は希望さえ失くしてしまった
絶望という名の牢獄に囚 ....
{画像=120507061533.jpg}
ねぇ 深呼吸したら 風の色が変わったよ
眠っていた サナギが目覚め始めた
わたしを揺り動かす うねるような焦燥感
何か 新しいモノを求め ....
あなたが道で転んで 泣いていたとしても
その痛みは 誰にも分からない
大丈夫? と声を掛ける人がいたとしても
ホントのところ その痛みは本人にしか分からない
自分のモノサシで 他人の痛みは ....
もしもだよ いいかいもしもの話だ
きみの読んでいる新聞も時々きみが観るTVも
全部がきみのために創られているとしたら
きみはどう想う
またきみが通っている病院も
そこの医師も看護師さんも ....
{画像=120506235631.jpg}
きらきら光る
硝子の破片
きらきら光る
小川のせせらぎ
寂しく独りで
光っている
きらきら
きらきら
光っている
....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258